【マンデーブログ振替版】高浮力ボードのすすめ -過浮力ボードで面目躍如!?台風11号ノースタイガーセッション-

お知らせ

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サーフィンでもっとも楽しい瞬間。

それは人によってそれぞれだと思います。

大波でバレルインした瞬間。

派手なトップアクションを決めた瞬間。

波に長く乗れた瞬間。

テイクオフした瞬間。

シェイパーの手作業となるサーフボード制作において、

それぞれ個々の個性を宿すサーフボード。

わたしは波が小さい日はロングボードやミッドレングス、

胸以上になればショートボードと、波のサイズによって乗り分けています。

サーフボードを常時3〜4本から選ぶ楽しさもあり、

さらには極小波でも楽しめるようなボードラインナップを揃えています。

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わたしはロングボードやミッドレングスに乗るようになって、

高浮力ボードの長所と楽しさを知りました。

高浮力ボードの三拍子揃った長所とは?

・速さ

・滑走性

・安定性

多くの波にも対応できる幅の広さ(汎用性)も魅力のひとつです。

人は年齢とともに進化し続けるのであれば、

サーフィンもそれに合わせて適合させていく。

そのように柔軟に楽しんでいければ良いと思っているので、

サーフボードのラインナップを揃えることは必然なのかもしれません。

逆に高浮力ボードの欠点は、

クイックなアクションやコンペ系サーフィンなど、

技を細かく刻むようなスタイルだと劣ってしまうかもしれません。

ワールドツアー選手が極力軽いボードにして、

余分な浮力をそぎ落とし、突き詰めて低くしていくのは、

アクションの派手さや精度を限界まで高めるため、

技のみに集中したパフォーマンス性の利点を活かすためと言えそうですね。

 

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わたしはコンペティションには出ないので、

テイクオフの速さ、滑走の楽しさなど、

それを叶えてくれるボード選びを基準にしています。

テイクオフ、滑走性、ターン性能をトータルバランスでみてサイズ等を決定します。

数値以上に大切にしているのはフィーリング。

感覚重視なので、

もちろん浮力がありすぎるボードをゲットしてしまうこともありますが、

乗り味に慣れてしまえば、それはそれで楽しめたりします。

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Nation『Sonic Boom』 5’7” x 19’-3/4” x 2-3/8” 29.4CL

(わたしが考える適正:170cm/64kg 中級 5’6” x 19-1/4” x 2-3/8” 26.5CL)

https://www.nakisurf.com/brand/nation/sonic-boom/

その高浮力ボードですが、

台風のうねりが届く千葉でその真価を垣間見てしまったのです〜っ!

頭オーバーで一見良さそうなのですが、

ブレイクし始めると繋がってしまう波。

流れも強く、単純に言えば、恐怖系。

さらに師匠NAKI(ふなき)とのセッションということで、

普段の成果を見せるべき日(わたしにとっての”The Day”)。

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わたしが入る前にNAKIは、

ノースタイガー名物の川の流れ渦巻く突堤脇からダイブインして、

ほぼクローズ波にバレルインしてアイランドプルアウトという、

離れ業(わざ)的なものすごライドを見せつけられ、

カメラ係をわたしと交換ののち、

突堤からカメラを身構えているという、

わたしにとっては最大級のプレッシャーセッション。

▽その日のセッションはNaki’s Blogにて

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/64561

 

そんな日には高浮力ソニックブームに”一日の長”がありました。

それはサイズのある波での安定感。

しっかりと確保された浮力によって、

パドルからテイクオフまでの安定性が際立っていたので、

普段なら躊躇してしまう繋がり気味の波でも、

余裕を持って波にテイクオフしていけました。

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さらにソニックブームの高性能レイルワーク。

先が崩れていればそのままストレートに行ったり、

抜けられそうなチャンスがあれば波の中腹に合わせたり、

まさに、その余裕は高浮力ボードがなせる技。

不安定な波の上を滑走するサーフボードの神秘でもありますね。

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ちなみに、この笑顔はすばらしき台風セッションとボードへの賛辞であって、

決して、師匠が見守るプレッシャー的波乗りからの解放…ではありません(笑)

やはり、サーフボード選びの適正とは、

身長、体重、レベルだけではなく、

自分がどのようなサーフィンを目指すかというイメージも考慮に入れて、

最高のマジックボードをオーダーするのが良いかもしれません。

一般サーファーにとって、サーフィンとは究極の遊び。

それだけにとことんまでこだわって楽しみたいものです。

そう、夏真っ盛りですからね!!

それでは今週もよろしくお願いします。

(じゅん、改めマンデーヤザワ)

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