カスタムオーダー特集として、
理想のサーフボードが完成するまでをお届けしてきました。
https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/81373
その完結編として、
今日はCANVAS POINT5 インプレッションをお伝えします。
【CANVAS POINT5 (トライフィン)インプレッション】
CANVAS POINT5 5’7.5″ x 19-1/8″ x 2-3/8″
スタッフヤザワ:
身長 170cm / 体重 64〜65kg
.
CANVAS『POINT5』は中波用(肩〜ダブル程度のサイズ)にオーダー。
小波用(膝〜肩サイズ)にはTyler Warren『DREAM FISH 5’5″』、
サイズを問わず厚い波にはCANVAS『MINI NOSERIDER 6’12”』、
この3本でほぼ全てのコンディションをカバーできるボードラインナップです。
さまざまなサイズで『POINT5』を乗り込んでいますが、
先日の台風波(頭〜頭半サイズ)では、
バレルを形成する掘れた波での能力は完璧なものがありました。
(写真は撮ることができませんでしたが・・・)
テイクオフの速さと安定感が、
サイズのある掘れた波にバッチリはまり、
まさに『POINT5』が理想のボードとなった瞬間でした。
【トライフィン・セッティング】
インプレッション撮影をした日は、
腰〜胸サイズでスモールコンディションでした。
普段ならば『DREAM FISH』の出番ですが、
せっかくの撮影ということでビシッと『POINT5』を準備。
ハイパフォーマンス寄りにトライフィンを装着。
クアッドと比べてキッカリした反応で、
よりタイトなサーフィンをしたい時にオススメです。
【テイクオフの速さと安定感】
CANVAS流ワイドノーズ、やはりテイクオフはピカイチの速さ!!
ハイパフォーマンス系といっても、
コンペ系ボードのような細身ではないので、
テイクオフの安定感は『POINT5』の特徴といえます。
パワーのない小波でもテイクオフ性能が遺憾なく発揮されます!!
ボトムターンの伸び、さらにはドライブ性能も抜群。
乗り慣れたフィッシュボードの柔らかいターンではなく、
鋭角なターンに向いた、
鋭いレスポンス(反応)という感じで、
パフォーマンス系の”意のままに操れる”楽しさがあります。
【レイルワーク、ターン性能】
この日の波は見た目は良い形なのですが、
思ったよりパワーがなく、
トップが繋がり気味に崩れてしまう波。
そのセクションを抜けてオープンフェイスに出れば、
1〜2アクション可能という(よくありがちな)波。
思わせぶりでちょっぴり気難しい女性のような波ですね。
そんな気難しい女性…いや、波もPOINT5はお得意なモノ。
伸びのあるボトムターンでオープンフェイスを捕らえます。
スムーズな加速からボトムへ、
そのダウン ザ ラインの精度、
不要なひっかかりのないレイルワーク、
これらは安定したテイクオフから生まれる…
と、再確認できる『POINT5』のライディング。
ターンの伸び、それは加速がなせる技で、
ブレイクしにくい開いたセクションでも、
フルレイルで切り返しができてしまいました。
やはりサーフボード独自が持つ性能は、
サーファーの不得手さえも補ってくれるのですね!
(こういう波はミッドレングスで流して乗ることが多いので、
厚く開いたセクションでのアクションはちょっと苦手なのです…)
ターンの最終段階までバランスの良さをキープし、
パワーゾーンまで戻り次のセクションへ。
この後のインサイドセクションは、
ノーズライドかレイドバックスタイルで流すのも良いですね。
そんなオルタナ気分への切り替えも楽しいモノです。
【小波でのPOINT5の性能】
小波での『POINT5』セッション。
今回の収穫は、
パワーのない小波でもPOINT5のクイックなレスポンスが光ったこと。
中〜大波をイメージして高浮力サイズでオーダーしたので、
たしかにボードの重さを感じましたが、
小さなポケットでのクイックなターンもスムーズで、
トータルバランスがとても良いボードという印象です。
ハードレイル形状(ミディアム〜フル)のパワフルなターンで、
しっかりと基礎を楽しめる理想的なサーフボード。
もともとはバリやヒッカドゥア(スリランカ)のリーフ用、
また台風や爆弾低気圧の波用ボードとしてオーダーしたので、
海外トリップ、特にリーフブレイクの波で早く試したいところです。
そう言いつつ、小波でも、
CANVAS『POINT5』…マジックボード認定です!!
▽CANVAS『POINT5』の詳細はこちらからどうぞ
https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/81373
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(マンデーヤザワ)
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