宇宙と交わる、フィンレスサーフィン

お知らせ

「時々、フィンを外してサーフィンするといいよ。
バランス感覚も養えるし、練習になるから。」
これは僕が、大先輩からいただいた言葉です。
なるほど、やってみると
フィンがないサーフボードは とても不安定で
波の上でクルクルクルクルと・・回る回る!
びっくりしました。
フィンがないとは、そういう事なのですね。
同時にフィンの意味も知ったのでした。

「フィンレス」ボードで、波に乗る。
いまはそんな動画もたくさんありますね。
上級者のフィンレスサーフィンって、本当にすごいです。
でも・・
この方のサーフィンは、そんなレベルではないんです。
本当に驚きました・・・
今まで観たことがない、サーフィンです。

「ワンツースリーフォー、はいターンして・・
そんな事が全てではないんだよ。」
・・・
様々な経験を重ね
年月を経て来たであろう、蓄積のある不良ぽい声がまた
渋くてかっこいいです。

デレク・ハインドさん
オーストラリア出身の元プロサーファーで現在59歳。
1978年にワールドツアー入りし、
1980年にはツアーランク12位にもなりました。
しかし
同年のツアーヒート中に、サーフボードが顔面にあたり
流血しながらも戦い続けた結果、右目を失明。
それでも翌年にはツアーランク7位になったというのですから
並大抵の執念ではありませんよね。
ぞくりとします。

そんなデレクさんは、その後
追究に追究を重ね、8年の年月を経て
独自のフィンレスボードをつくりあげます。
デレクさんご自身は、フィンレス、ではなく
「Free Friction」=摩擦の無い
と呼ぶ、サーフボード。
なるほど 波に対して、摩擦の無い世界・・
でも一体、どのような感覚の世界なのでしょうか?

今日ご紹介するのは、
デレクさんご自身がそのボードで波に乗る姿です。

今まで観たどのシーンとも違う、
異質な、フィンレスボードでのサーフィンです。
僕はとても衝撃を受けています。
こんな風に優雅に、波のリズムに合わせて
まるでダンスするように、フィンの無いボードで波に乗るなんて。

デレクさんのフィンレスボードは、長さも特徴のようです。
彼の愛する、
南アフリカ・ジェフリーズベイでの美しいサーフィング風景を
ぜひ、ご覧になってみて下さい。

「サーフィンとは この世界から、
純粋な起源へ還ってゆくということ」
「鳥やイルカや他の様々なもの、そして
宇宙のエネルギーとの霊的な交わりであると思う」

彼の語る言葉も とてもすてきです。
詩的で、哲学的でもあるこの動画・・
僕はまだちょっと、感激と感動の余韻のなかにいます。

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