Tide Blog

2006年11月04日(土)

バリサーフトリップ2004 PART1

2004年の11月にバリに行ったときの事です。

バリは11月から雨季に入るということもあり、波はあまり期待できないかも?と思ってはいましたが…。

     ***

(おことわり:この旅は、始まりから終わりまで妙なテンションで過ごしたので、その雰囲気をリアルに表現するべく、ある地方の方言を使って書かれています。少々お下品な言葉もチラホラしますが、どうか寛大によろしくお願いします。)

     ***

3泊4日の予定の今回の旅。旅のメンバーは、
『料理は愛情・ノリック(団栗)』
『この距離は5番アイアンで・エイック(姐御)』
『ガハハ!・お杉(笑い飯)』
そして僕、『ヘイヘイヘイ!・ガタピシとおる(バリ童貞)』
の4人旅。みんな旅のたゆたい方を知ったすばらしいファミリーだ。

秋の朝、涼しい空気をすがすがしく味わいながら、高速をブッ飛ばして関西空港に着くと、先にカウンターに着いていたファミリーが、
「11時出発予定の飛行機が、エンジントラブルで1時発に変更になったわ~」
という。ふーん、3時間遅れか、それはしゃあないな、と思いながら、搭乗手続きを進めていくと、なんと、『1時』とは、13時ではなく、深夜1時だというのであった。

「ギャー!」
あまりのショックで卒倒しそうになるガタピシ。
おいおい、待て待て、なんでやねん、と。
わしら3泊の予定なんです(機内一泊含む)、ただでさえ正味2泊なんです、そんなセッショーな…。
と、ノリックとカウンターでゴネること約3時間。
ゴネる、と言っても、やたら文句を言っていたのではなく、あくまで冷静に、紳士的に、どうにかならんのかい、と。ワシらこれじゃやりきれんがな、と。
代替便を探したり、しつこく食い下がるノリックとガタピシの勢いにうっすらと涙を浮かべるJAL嬢(ごめんなさい)と、その上司ともしぶとく交渉するも、結局はギヴアップ。
涙のJAL嬢は、僕らと上司の間で本当に真摯に対応してくれました(虹がかかりそうなくらいに)。

ふと、周りを見回すと、僕たち以外誰もいなくなっていた…。
最後に、空港隣接ホテルの部屋と、レストランのクーポンを手渡されて退散。
むむ?これは口封じではないのか!?

はい、確かに3泊でバリというのもどうかと思います。ごもっともです。
でもこの時は、それしか予定が取れなかったのです。

でも、ポジティヴな僕たち4人は、無機質なホテルの部屋でたっぷり昼寝をこいた後(地元のホテルで昼寝する虚しさ)、
「よっしゃ、タダ飯おもくそ食って、元取ったるで!」
と、わけのわからぬバカのような意識転換を果たすべく、いざレストランへ。
いちばん高級そうな中華レストランへ殴り込み、ドカ!と椅子に腰掛けました。
オラオラ早よ持ってこんかい~。
「食うで~」
と意気込みながらメニューを見るものの、ウェイトレスより驚きの言葉が伝えられる。
「ここから選ぶあるね」
と、ズビ!と出されたメニュー表。クーポンのメニューはコースだけなのです。しかもクーポン専用コース。食べたい単品を選ぶことすらできないのです。
「チッ!」
と心の中で悪態をつくガタピシ。
しょうがない、ここまできたら、食うしかないがな。

よし、食ったろーやないか、と食べ始めると、これがまた微妙に美味い!いや、めちゃめちゃ美味いもんやから、憤激していた腹の虫はしだいに落ち着いていくのだった…。
『黙すには食わせ』、『食うなら黙れ』、ですわ。いや、ほとんど『黙って食え』状態…。
しだいに沈まりゆく怒り、満たされていく食欲、そしてタダ飯を食うという変な優越感。やばE、これはヤバイぞーと思いながらも、箸を止めることができない…。
「…くそ!」
こんなはずじゃ…、と思い、なんかオカワリしたる!と思って、なにがいいかな、とみんなで相談すると、付き出しに小皿で出された『ザーサイ』がめちゃくちゃ美味い!
「これやっ☆」
と皆で目を合わせ、これをおもくそ食ったる!と激高しながら、ウェイトレスに
「これ、おかわり」
というと、
「できないあるね」
と、あっさり却下。
フッ…。
ぐおおおおおおおおお!
な、なんでや!やりきれぬ、あまりにやりきれぬ。
「クーポンのお客様はオカワリできないあるね」
ないあるね?
ないのかあるのかどっちじゃー!
うおおおおおおお(泣)。

さっきまでの優越感は軽く吹っ飛び、13時間を逆戻りしたような虚無感にみまわれ、すごすご部屋に戻り、見晴らしだけは素晴らしい部屋の窓から、しばし虚空を眺める。
心はこんなにやりきれぬのに、お腹は満腹。
そして、大阪のスモッグの奥に沈み行く夕陽は、とても紅くて眩しくて、そして、美しかった。

庶民は、やっぱり巨大な組織には、とうてい太刀打ちできないのか!
という虚しさとストレスのせいか、いつもは超健康のお杉がジンマシンを発生させて、空港内の場末の病院へ行くハメに。
同行していたガタピシは、
「くそ!」
とまたもや心の中で悪態をつき、お杉の診察を待っている間、なぜかその病院の近くにあった、蛍光灯が怪しく光る宝くじ売り場で、ロト6を5口買う。
「散々な目におうとんねや、当たるやろ」と。

帰国後の結果は言うまでも無い。

今日の一曲:Indian Summer / The Doors

コメント

しほ さんからの コメント  2006年11月4日(土) 10:38 PM

自分の記憶力の無さと
失敗だらけの韓国旅行から帰国したばかり私
トオルさんのブログに初訪問。

!!!!!
ある!ある!ある!ある!こんなこと。
仲間がいるから乗り越えられる
今だからこそ笑えるアンラッキーな連続。

3泊4日でバリに行った人の話は初めて(いるんだね!)
その上滞在時間を更に短縮させる事件・・・
それで?それで?PART2読みたいです。

とおる さんからの コメント  2006年11月5日(日) 6:47 AM

>しほさま

初コメント、ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。
お帰りなさいませ。
いらっしゃいませ。
ほんまにこの旅は「ギャー!」の連続で、ほんまに陰謀ちゃうか、と当時は思っていました。
いや、そんなことはないんやけど(笑)。
そんなぼくらのショートストーリー。
どーすんの、おれたち!?でございます。

しほさんの韓国失敗だらけ談も、ぜひ~!

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