TestRide By Ryu
ブラックダイアモンド共にHRSに届けられた、フライトデッキ。
スペックは5‘9 1/2 × 18× 2。テールはスクワッシュ。レールはMテーパ。ボリュームはパーフェクト!持っただけでこの板が素晴らしい事がわかった。ノーズは細くテールも絞られていて、アクションに向いてそうな板だ。ロッカーはノーズに少し、テールはさほど反っていない。コンケーブはシングルからダブルへ。いわゆるシングルダブル。ノーズから入った水の流れを一つから二つにしてテールへと流す、スピード、コントロール共に高いレベルで保つ事ができる、ボトムデザイン。
フィンはボックス、フィン共にRaptorフィンシステム。使用フィンはジュリアンウィルソンのシグネチャーフィン。固く、軽く、アクションやしっかりした波での使用に向いている。
今回テストした波は、Reefブレイクの4−6Feet。フェイスは大きく、バレルもありのコンディション。最も俺が好きな波でのテスト。この波でのテストでは板の性能を見るのに最も適したコンディションと言えるでしょう。
今回のフライトデッキはこのような、パーフェクトなコンディションをイメージして、波にも力がある時に使用をしたいと思いオーダーをしたので、よけいな部分は削り落としてもらいました。なので見た目もとてもスリムで、ノーズ、テールも比較的薄い。
パーフェクトな波を前に、はやる気持ちを抑えて、念入りにワックスアップ。
チューブもあるのでノーズ付近までワックスを塗った。
早速沖へ。
パドルはロッカーがあるので、ノーズがひゅいと上がっていて気持ちがいい(笑)。そして安定していて、薄い割にはとてもパドルが早い。
今日の波は数が多く、4Feetクラスの波がバンバンわれている。セットは6Feet。
ミィディアムクラスのサイズからテイクオフ。すっ〜〜〜と滑り出し、ボトムまで降りてゆっくりとターン。足の下に水が流れているのがよくわかる。これがとても気持ちがいい。自分はこんなコンディションでの波乗りが大好きです。しっくりとレールが入り、ターンが伸びる。タイミングをみてトップまで上がり、姿勢を低くバランスを保ち、後ろ足の膝を入れて板を踏み込み、一気にスピードを付けてボトムまで。驚く程の安定と操作性の良さ、ターンの伸び、くせのなさにびっくり。リップの時もコントロールしやすいから、タイミングが計りやすく、ベストなタイミングでリップを狙っていける。カットバックも思いっきりレールを入れて、スープへのリエントリーもスピードを殺さず一気に戻れる。波の上を隅々まで、時にはチューブ、エアー、これはまさしくマジックボードだ。
マジックボードに乗ると、技が思うように決まるし、波乗りが上手くなったように感じる。いいラインに板が導いてくれる。ワイプアウトも少なくなる。自然とのリズムがあってくる。それがマジックボード!
プロサーファーはそのマジックボードを探して数多くの板に乗り、調子の良い板だけを手元に残して、そしてまた新たな板オーダし、その繰り返し。
プロサーファーでマジックボードがない人は、今すぐにでもColeをオーダーする事をお勧めします。
Coleはマジックボード率が高いとは聞いていたが、スケルトンフィッシュ、FF、フライトデッキとマジックボード続きで嬉しい限り。板は絶対調子いい方がいい!
チューブでのライディングも、板の動きは最高だった。
チューブの中でのコントーロールはとても重要で、走りすぎても、ハイライン過ぎて巻き上げられても駄目。
このような波のコンディションでは思いっきりレールを入れてターンしたりカットバックしたり、時にはストールしてタイミングを計ったりと、色々なシチュエーションが考えられる。波に力があるので板にボリュームを持たせる必要はない。ただ走り出したい時に(加速したい時)踏み込んで板が走り出さなければならない。そのような板を作るには、ライダーからのフィートバック、そしてシェイパー自身のシェープ、波乗りの経験がものを言う。
決してスピードを殺さず、波を切り刻み、チューブの奥深くまでコントロールできる板に巡り会えた喜びは、Surferにしかわからないもの。
この板が折れずに、台風シーズンまでもってくれる事を祈って。
Ryu (2007.03.06)





















