COLE(コール)
SKELETON FISH 
06年のクリスマス、大きな段ボールがCAから届いた。送り主はnakisurfと書いてある。待ちに待ったcoleが、それもクリスマスに!一人で勝手にストークしつつ早速段ボールを開けて、丁寧に梱包してある2本の板を取り出すと、オレンジ色のミニガンPISTOLともう1本はクリアーのSKELETON FISHだ。
今回の初のインプレッションは、このSKELETON FISHから。自分はこの板を鎌倉周辺の、独特な力の無いRが緩やかな、ひざ〜頭位までの波で使おうと思いオーダーした。実際鎌倉は、ひざ〜胸が最も多いコンディションで、この手の波で波乗りをする事が多いのでSKELETON FISHはとても重要で、色々なシチュエーションをイメージしてオーダーをした。長さは以前から自分にちょうどいい5‘9。幅はとろい波でもテイクオフが早くとろいセクションも抜けていける様に19。そして厚さは2 1/8にした。参考までに波に力があり、掘れている時は5’9×18×2が自分の好きなサイズである。このサイズで3〜4FEET位までは乗れる。自分の身長は172cm、58kg。nakiさんに言わせるとブルースリー系(笑)。
自分は波に乗る前に、サーフボードが自分に合っているかを判断するのに試す事がいくつかある。まず初めは手、目で厚みやレール、ロッカー、バランスをチェックする。そして脇に抱えて、数字ではなく感覚でサーフボードをチェックする。
今回のSKELETON
FISHはこの時点では満点、いや120点。19インチもあるセンターからテールエリアまでダブルウィングにより急激に絞られ、小さい波でもレールを入れられる様に工夫が施されている。Cole独特なものだ。このダブルウィングは見た目も美しくほれぼれした。テールロッカーも絶妙だ。そしてどんな動きをしてくれるのだろうと、想像をかき立てられた。
次の日、幸運にも千葉南で波乗りができそうなので、早速SKELETON FISHを持って千葉南へ行ってきた。テスト場所は皆さんもご存知の鴨川。コンディション、サイズは胸〜頭、ビーチブレイク、オフショア。レギュラー、 グーフィー共に形よくグッドコンディション。こんな日にニューボードを試せるのは本当に幸運だ。言い忘れていたが、この板にはRAPTORのプラグが付けてある。フィンはRAPTORのライダー、ネイザンヘッジ(オーストラリア出身のWCTサーファー)のシグネチャーモデル。ハニカムでグラス。とても軽量に作られているフォイルの美しい素晴らしいフィンだ。ブラックにゴールドのサインも高級感があっていい。
今まで自分は数えきれない程の板をテストしてきたが、毎回ニューボードで海に入る時はやっぱり嬉しい。今回もそうだった。
セットを見計らい、勢いを付けて海に飛び込むとすぐに違いがわかった。パドルが安定していて、早い!今までの経験からそういった板は、波に乗っても調子がいい物がほとんどだった。もしかしてこれは、と思いつつはやる気持ちを抑えて何度かドルフィンを繰り返し沖に出た。
ニューボードの時、自分はいつも気を付けている事がある。初めの何本かは無理にターンせずに力を抜いて、その板のフィーリングを確かめる。そんな事を考えながら沖で波を待っているとセットが入ってきたが、それはやり過ごす。その次も。その次辺りで周りに人がいなくなったので、セット波でレギュラー方向へ。厚みも幅もあるので、いつもの様にパドルしなくても板がスムースに進み、簡単に波に乗る事ができた。少し大きめのサイズでオーダーしたのがよかったみたいだ。Aフレームの胸サイズの波はSKELETON FISHに想像以上のスピードを与えてくれた。ボトムに降りきる前に軽くターンしトップへ。幅がある板だがダブルウィングとスワローのコンビネーションがレールを入れやすくしターンを伸ばしてくれる。後ろのひざを入れて、スピードをキープしたままトップターン。そのターンでスピードが増し、今度は深くボトムまで降りた。波とのタイミングを合わせて向かってくるカールにロールイン。1本目からリズムが合いcoleにわからされてしまった。このsessionでは20本近い波に乗った。その後もレフトライト共にボトムでのターンの伸びと、cole独特のレール形状が織りなすターンを楽しんだ。
そしてこのSKELETON FISHの虜になってしまった。
感じた事はとてもパドルが早く、安定していて波に乗りやすい。初めてcoleのSKELETON FISHに乗った人は、自分のパドルの早さに驚く事だろう。そしてノーズエリアに厚さを残した事、ロッカー、コンケーブのバランスの良さから、テイクオフの早さは群を抜いている。そしてレール。詳しくはここを見て頂きたい。
よくボトムターンでレールが入りすぎて失速したり、そのままレールが食い過ぎてワイプアウトをする人が多いが、それはサーファー自体に問題がある場合と、板に問題がある場合があるので、色々な板を試す事をお勧めします。
この日は1Rで千葉南を切り上げて、地元へ戻り七里ケ浜のひざ波でもう1R。
相変わらず波には力が無いせいか、波に乗るのはほとんどがロングボーダーだったが、自分はSKELETON FISHのおかげで楽しむ事ができた。こんなに波が小さくてもスピードがつき、ダブルウィングの本領が発揮されて、ひざ波の小さなフェイスでもマニューバーを描く事ができた。少しカールから離れてしまっても、体勢を低く保ちレールを徐々に入れてあげれば、スピードを殺さずにパワースポットに戻れ、小波でのカットバックも楽しめる。タイミングを合わせればパチン,パチンとリップする事さえできる。ショートボーダーには強い見方だ。
この板で思った事は、中級者からプロサーファーまで楽しむ事ができる板で、coleの数あるモデルの中から板を購入しようと考えている人はまず、SKELETON FISHの購入をお勧めします。Coleのアイデアがぎっしりと詰まったこの板は、間違いなくあなたのサーフィンをステップアップさせてくれ、楽しませてくれるでしょう。
そしてオーダーの際に、いつも使っている板よりも気持ち、幅、厚さを多く取ってあげるとSKELETON FISHの性能を引き出せる事と思います。自分は幅を1インチ、厚さを1/8インチプラスしました。参考にしてみて下さい。
中村竜。(2007.01.06)

