FREEBIRD様 年齢:38歳
女には二種類ある。
サーフボードも同様で、それは「魅力」だ。
ゆっくりとペースを汲んでくれる淑女、いわゆるHPS(スタンダードボード)。
反対に、結果振り回されるが、最後にはその魅力に取り憑かれてしまう小悪魔。
もうここで言いたい事の半分は言ってしまったかもしれない。
「BD2は小悪魔だった」。
男はいつもその相反する「魅力」の狭間を意識の中で、まるで夢遊病者の様にさまよう。
俺がダイヤモンドテールという「ミニスカ」を履いた彼女(BD2)の存在を知り、彼女に触れたのは正に、夢が現実になった瞬間だった。
イエスは言った。”先ず求めよ、さらば与えられん” 俺は、求めていたのだ。
その日から、彼女と俺の「関係」が始まった。鎌倉のリーフと言う「自宅のベット」で初めて彼女を抱いた。壊したいくらいかわいらしく、そして憎らしかった。
エントリー直後から、彼女は全ての予想を裏切った。
レングスからは予想もつかない程のパドルスピード。そしてテイクオフはロングボードを彷彿させる…。待ちきれない仕草。そう、彼女はティーン エイジャーなのだ。ライディングが始まるとその素性が更に露(あらわ)になった。ボトムターンにおいては、レールをネジ込む程ハネ反ってくる。体重を掛け るだけどこまでもその「喘ぎ」はオーバードライブ※するが、その余韻に浸る事無くレールを抜けば、即座に次のセクションを逃さない。彼女は、貪欲であり、フレッシュだ。
※このオーバードライブの秘密は、”短く、マルみを帯びたレイル”にある。
この構造が、何気ないターンをフルレイルターンにしてくれるのだ。
だから、当然スピードに乗るし、安定もする。
スモールコンディションにおいても当然、フルレイルターンを可能としてくれ、スピードを出せる事が、このボードの持つ最大の「魅力」だ。
予想に反したポテンシャルに男は当然、調子に乗る。オーバードライブからのビックターンを求めて前足加重へ移し、ほんの少し後ろ足のアクセルを踏んだ瞬間、テールがスライドしてきた。冷静に、レイバックのフォームへと変換して彼女をホールドする。自分のペースで彼女を手中に収めているとばかり思っていたが、彼女は「イタズラ」してきた。「小悪魔」だ…。
付き合いは長引きそうだ。二股ができない俺は、当分彼女をチョイスするだろう。
それは、俺にとって過去の復活でもあり、未来への「維持」にも繋がるからだ。
こんな、彼女が欲しいと心のどこかで求めているのであれば、迷う事は無くチョイスすべきだ。
(2008.03.12)