【COLE】CANNON BALL 5’5″ x 19-1/2″ x 2-3/8″ (by 真木勇人)
昨年末のカリフォルニア/メキシコの旅。
そのトリップではあの”BAZOOKA”が完成されたことも記憶に新しいですが、実は同時期に進行中だったCOLEの極秘プロジェクトがありました。

そのプロジェクトというのは、コールのモデルの中でも爆発的な人気を誇るブラックダイアモンドシリーズのBD3と、FIREFLY、GRASS HOPPERから進化したLOOSE CANNONの素晴らしいDNAを、COLEのマジックハンドによって贅沢に掛け合わせた夢のようなデザインの作成でした。
ノーズはBD3に比べ若干細める。
これにより長さを出した分、波の斜面/カーブで邪魔にならずにポケットでの取り回しをさらに楽にして、LOOSE CANNONよりは丸めて浮力を確保しながら、安定感がさらに増すようにしよう。

テイルはBD3のアウトラインからさらに絞って、抵抗少なくトップスピードでのコントロールがさらに容易になるように。
そして、加速しやすいようにロッカーは全体的に控えめだが、波のカーブにフィットするバランスのとれたものに。
様々な意見交換をしながらシェイプルームにこもった。

ロッカーは控えめだが、ノーズとテイルには程よいキックが入っている。

フィンの位置もミリ単位で丁寧に設定。
大柄なコールですが、極細部に渡るこだわりと手先の器用さには驚きます。
まさに職人。



BD3のドライヴ性、回転性、俊敏性、ハンドリングとコンパクトさ。
LOOSE CANNONの加速力、瞬発力、リアクションスピードなどの特徴を掛け合わせ、名匠COLEのマジックハンドから生まれたものがこのCANNON BALL(キャノンボール)。



自分が今回作っていただいたサイズは、
5’5″ x 19-1/2″ x 2-3/8″

参考までに自分の身長/体重は、177cm/76kgです。


早速仕上がったキャノンボールを比較的やわらかいメキシコの波でテスト。
まずパドリングした感じは、比較的短いわりにノーズ幅がある為か安定していてスムース。
テイクオフもわりとワイドなノーズエリアと控え気味なエントリーロッカーのおかげで、水面にひっかかってくれてキャッチしやすい。

これがCBで乗った一本目の波なんですが、癖もなく、立った瞬間からいきなりしっくりきたのを今でも鮮明に覚えています。
それはまるでミズスマシになったようなフィーリングでした。
初めて乗るボード/デザインで一本目からしっくり”くる”のは相当乗りやすいボードだと思います。

走り出しもよく、たるめの波でもグイ~ンと楽に加速してくれて、トップスピードでのハンドリングも容易。
ボトムはシンプルなシングル~ダブルコンケイブ+VEE。
でもシンプルな中にもCOLEのスパイスが効いていて、それは全体のロッカー、フォイル、アウトラインとロッカーのバランスの良さからきているのかと思います。

ターンにも入りやすく、想い通りのラインが描ける。



テイル形状は自分のがダイアモンドテイルで、naki氏のCANNON BALLはスカッシュでしたが、ラウンドテイルもバッチリフィットしそうな気がします。
個人的に次回はラウンドテイルで作ってみたいです。

ゆっくりクルーズしてたら、鳥も遊びにきました。

その鳥とシンクロ。

ターンもスムースに加速していく。


簡単にまとめると、とにかく乗りやすく想い通りに動いてくれるボードです。
BD3だとやや短く感じる、LOOSE CANNONもいいけどもう少しコンパクトなボードが欲しいって方にもバッチリなボードですね。
アウトラインを比較。
左からBD3、キャノンボールそしてルースキャノン

対象とする波のコンディションは、わりと弱めのビーチブレイクからオーバーヘッドのリーフ波まで幅広く機能してくれると思います。
最近沖縄に拠点を移したので、今後さらに様々な波でテストするのが楽しみです。

”楽しい波乗りがさらに楽しくなる”
いつも最高なボードを創ってくれるCOLEに感謝。


