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2010年02月01日(月)

【SURF PRESCRIPTIONS(DOC)】NEW-ND1-E 5′4″x 18-7/8″x 2-3/8″

NEW-ND1-Eの衝撃_5′4″x 18-7/8″x 2-3/8″

 

去年から打診してあったニューデザイン。
完全なるニューデザインというわけではなく、ND9、NDRをベースにドックにお願いしていたのは、

「ボンザーシステムのボトムコンケイブをNDシリーズに施し、
さらにはテイルフォルムをスワロウやスクアッシュ、ラウンド等の既存なものでないもの。
できたらスーパーカーみたくかっこよく」

という難題のようなもの、だった。

それに応えて、

「実験、ジッケンです」

とドッキーがボトムデザインの粋に応じ、独自のツールと発想で製作してくれたのが『NEW-ND1-E』です。

こういうのって、波乗りを始めてからいつも考えていて、俺の夢だったんです。
いわゆる『ワンオフ』ですものね。

この『NEW-ND1-E』は、誕生時にスタッフブログでも取り上げられていて、俺はノースハワイからそれを「ウムム~」と見とれていたんです。

NEW-ND1-E

オフィスにで受け取り、しばしの放心の後、Zパッドを貼り、また放心。
そしてクアッドセットアップということで、RATIOのテスト版を取り付けました。
確かドルフィンというモデルだったけど、少し小さく、丸みを持ったフォルムに惹かれた。

Z1サーフスーツの新作『スラントジップ」を着る。
ひさしぶりのフルスーツに体がプロテクトされた気となり、なるほどサーフスーツというのは、いい名前だなと再び実感した。

NEW-ND1-E

沖に出ると、こんな大きなペリカンが俺の上を通り過ぎていて、Z1スーツのモチーフは”鳥”なので、そんな偶然をこの写真から気づかされた。

一本目の波はバレルとなり、踏み込むと加速するのを体現し、沖でボトムをスリスリしながら初マンライにうっとりと目を細めていた。
また顔の黄色いペリカンが南に向かって至近距離を羽ばたかずに滑空していく。

カリフォルニアいいなあ。

ここに11年いたのがすごく昔に感じられる。
キリリと冷えた大気と海水に、海草だらけの海に、頬をなでる乾いたサンタアナ風。
真っ赤な太陽を見上げる朝陽に世界平和を願っているのは、よくある非営利団体の「hypocrisy(偽善、見せかけ)」とは違う次元で自分のこころを感じるものだ。

さて、2本目は『本日一番の波』という定食屋さんの『今日の日替わりスペシャル一名さま限り』というようなすばらしい波だった。
柳瀬が400mm/F2.8というプロ顔負けのレンズを持っており、それで撮っていただいたのが以下のシークエンス。
最後のトップターンのところで、バッファ切れとなってしまったが、この『NEW-ND1-E』の

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

切り返しの軽さ、スムーズさ、柔らかさ、早さ、速度、全てにおいて超一流品だと認めてしまうようなボードデザインで、乗ってすぐにこんなに的確にターンができるのはこの『NEW-ND1-E』だからだと、胸の中でDOCに拍手を送っていた。

NEW-ND1-E

「すぐにドッキー(DOC)に電話しなくっちゃ」と、うれし驚きのファーストインプレッションとなりました。
こんな夢のような話もあるんですね。

NEW-ND1-E

(2010/02/01)

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2010年01月25日(月)

【SURF PRESCRIPTIONS(DOC)】BushWackingThang(BWT)

このBWTは
「ボンザーフィンシステムをミニボードで試そう」
という独創的な試作ー初号機だったのだが、そのホワイトハウス初乗りから大好きとなった一本です。
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/6288

前回の日本行きで弐号機を即座にお願いして房総犬吠↓から
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/7243
うがみんしょうらん奄美↓で乗り込みました。
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/8316

弐号機は原宿ショールームで試乗用として展開してありますので、体重65kg以下の方は、どうぞどうぞお試しくださいね。

このBWTにひさしぶりに乗ったインプレッションは、
「うれしく楽しく、美しく粘る」
ということで、BD5よりも3インチ長いアウトラインが、カービング主体へのドライブ・サーフィングへと導いてくれて、さすがのBWTはこんな乗り味だったのか!と再確認した。
フィンをドッキーデザインの新しいものに付け替え、このバランスが絶妙で、「シェィパーはフィンを知る」という名言通りに感じ入った。

やっぱり好きなボードって永遠なんですね。

自分でデザインした双頭ワタリガラスが封入されているのもうれしさを増している一項目なのかも。
テイル側からのボトムフォルムにうっとりとしながらシャッターを押す。

「玩物崇拝」という嗜好は俺にはあったりなかったり。
だけど、こういう奇天烈なサーフボードが機能すると俺はどうしようもないほどに熱くなってしまうようだ。
自称NAKISURFのコピーライター・ブチョウ(部長ではない)なので、このボードのを考えてみると、
「粋な3フィンボンザー、麗しきターン」と自販機からヱビスビールが落ちてくるようにひねり出てきた。
「究極なるハンドリング」とまた秒間に誕生し、これを英語にすると、“Ultimate Handling”とすればドッキーもUSAで使用できますね。
「ゆるりな革命児」とも出てきて、こうなるともう止まらない。
「ボンザーシステムとミニボードの邂逅」とか、
「伝説から伝統に」
「滑りの真価」
「体育会系からの脱却」
「ミニボード、次なる狙い」
「洗練なる粘りの新世界」
「近未来風味」
「瞬きを止める魔法」
というのがバリバリと沸いて出てきて、俺を刺激する。
これを全て訳して、ドッキーにメールしておいたら喜ばれるだろう。
これがAVISO化されればいいのに、と夢想している午後であります。

(2010.01.25)

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2010年01月13日(水)

【CANVAS】 Mini Noserider (Parachute)

Mini Noserider

 

クリスチャン・ワック考案の

キャンバス・ノーズライダー6′12″(7フィート)に乗ったのが去年。

それまでノーズライダーと言えば、

10フィートを筆頭に長く、重いものだった。

昔の話だが、

カリフォルニアに住んでいた頃、

歩いて40分はかかるローワーズに行くと、

マテオ(マット・ハワード)というソウルボーダーが、

クラッシックノーズライダーに乗っていた。

上がってきた彼にそれを持たせてもらうと、

なんと10kg近くもあって驚いた。

「彼はどうやって帰るのかな?」

と興味深く見ていると、

そのボードは浜をズルズルと引きずられていった。

「なるほど」と思ったが、

その先の舗装道路に出たら持ち上げるしかないわけで、

そこからは軍隊訓練並の辛さであったことは想像がついた。

さて、このクリスチャン・ワックだが、

当世きってのノーズライダーで、

人から伝わる噂、真実をごちゃまぜにして聞いても、

数々の伝説話を持っている。

去年、千葉太東岬で行われたASP LQSで、

世界から集結したテイル乗り(ハイパフォーマンス)たちを

10フィートのノーズライダーと、

そのゆるりノーズライドで、

ばったばたとなぎ倒し続けたのを目の当たりにした。

結果は準優勝。。

俺は、ドノヴァンよろしく、

コンテストの結果でサーファーを判断しないが、

特にパーフェクトなパフォーマンスサーフをするボンガとの決勝を見ていて、

まるで異種格闘技だな、

と思って観戦していた。

「全ては伝説ではなく、真実だったのだ」

と深く感じたことを思いだした。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/4550

そのクリスチャン使用ボード『AVISO CJ 10′0″』が

千葉テッドさんに置いてあったので、

お借りして、一宮で乗ってみたら

“まるで船”という安定性で、

「なるほど、これならノーズにずっと乗れるわけだ」と確認した。

そのクリスチャンに

「ノーズライダーもいいんだけど、あれを短く、軽くできないの?」

と聞くと、

「短いノーズライダー?

どうしてそんなのが欲しいのかい」

「あのさ、大きくて重いのって、運ぶのが大変だよ。

車の屋根に乗せるのも大仕事だったし、

エレベーターに乗せることを考えて、

7フィート以内で作れないかな?」

とつなぐと、

「わかった、多分可能だと思いマスヨ」

と話は終わった。

月が変わり、

俺がカリフォルニアにいるときにクリスチャンに誘われて、

ライアン・エングルのハイテク・サーフボード工場に行くと、

その7フィートのミニノーズライダーは誕生していた。

クリスチャンはよほどこのアイディアに自信があったのか、

『キャンバス(CANVAS)』

というサーフボードブランドを突然スタートさせていた。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/5400

これは記念すべき日で、2009.7.11のことであります。

そして彼は世界一のサーフィング見本市

『ASR』でキャンバスボードのお披露目をし、

http://www.nakisurf.com/blog/staff/archives/4615

その後、俺にもミニノーズライダーが届き、

闘牛岬の初乗りで、

俺とノアはこのボードに「完璧な評価」を与えました。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/6400

それからというもの、闘牛岬が小さいときはロングではなく、

このミニノーズライダーで楽しんでいたが、

「もっと短くしてミマショウ」

とクリスチャンはさらにこのデザインのポテンシャルに入れ込み、

彼と一緒に5′12″(6フィート)の

(極小)ミニノーズライダーをオーダーした。

先にサンクレメンテのチャーチで、

ハングヒールをメイクしたクリスチャンがここに掲載されている。

http://www.nakisurf.com/blog/staff/archives/6602

「いいボードなんだなぁ」

とスタッフブログを眺めていると、

そのクリスチャンから電話があり、

「もうミニ最高だよ。

どうして今までこんなすばらしいデザインに気づかなかったのかな?」

と大絶賛していた。

早く乗りたい、と願っていたら、

こちらにもその5′12″が届いた。

Mini Noserider

写真のパースではボードが前にあるため少し大きく見えるが、

長さが183cmのノーズライダーであります。

Mini Noserider

「キャンバス」と銘打つだけあって、

ノーズにはクリスチャン自慢のアートが入り、

これで彼ら、ネオロングボーダーの仲間入りをしたようで誇らしい。

Mini Noserider

そして、これが不可能を可能にする

「浮かしながら操作性を高める」

というボトムコントゥアー(形状)。

Mini Noserider

これは、

クリスチャンのアイディアをコンピュータが具現化したものなんだそうで、

なんだか時流に乗っているスロットチャンネルだなあ、と

うっとり眺めていた。

Mini Noserider

サイズは5′11″ x 21″ x 2.62″(2-5/8″)で、

あれ?俺のオーダーより実際には1インチ短いので、

これは180cmしかないことに気づいた。

よかった、5′12″だと(カッコ)を使って6フィートと書かなくてはいけなく、

それは面倒だったので、いきなりそれが解消されることになりました。

付属のフィンを付けて、

ミニノーズライダー5′11″さまは完全なる姿になられました。

Mini Noserider

特徴的なテイルにうっとりとし、

これはノーズライドのときにどちらかのテイルが波面に噛みついて、

スライドするのを防ぐスペシャルデザインなのだそうで、

「考えられていて、美しい」とボードとデザイナー&シェイパーを讃えた。

Mini Noserider

同時に届いたBD5 との2ショット。

『5′0″ VS 5′11″』

サーフボードの最近はミニミニ、でどんどん短くなっている。

こうなることを俺は想像できませんでした?

2010年ですものね。

Mini Noserider

で、連日の大波でなかなか乗る機会がなかったんだけど、

お正月に北海岸に行ったとき、

北西うねりをかわすブレイクを発見したので、

そこで乗ってきました。

Mini Noserider

「二本乗ったらチェンジだぞ」

と、ノアと交代で撮った写真を添えておきますね。

Mini Noserider

テイクオフはロング並とは言わないけど、

このボヨボヨビーチブレイクにおいて、

欲しい波は全て軽くテイクオフできました。

やはり21インチ幅というのが効いているのかなあ。

10フィートクラスで24インチ幅程度なので、

それから考えるとバランス的にかなりの幅広ボードです。

しかもノーズ幅がたっぷりとあって、

こんなところからもノーズライダーの片鱗を感じてしまう。

Mini Noserider

ノーズライダーだから、いきなりノーズに乗ってみた。

「潤ちゃん、星さん見ていますか~?」

と俺のノーズライド師範のご両人にアピールしておきます。(笑)

これがグラリともしない見事な安定性とプレーニングで、

次の波では調子に乗って、先日のクリスチャンを打破しようと、

ハングヒールを試みましたが、俺は「こんなもの」でした。

Mini Noserider

「やはりビーチブレイクはむずかしい」

とか、

「もう一本乗れたらもしかしたらできるかも?」

と本職のクリスチャンを相手に勘違いもはなはだしく、

「それなりの言い訳」を考えていた。(笑)

それでもワイプアウトせずに、

水深が深いーーほとんど波がブレイクしていないーー

インサイドセクションを超えて、

岸まで来ることができました。

Mini Noserider

大マンライ(満足ライディングの略)のミニさんの初乗り。

Mini Noserider

ノアと交代すると、

彼はなんとニーパドルで沖に出ていった。

Mini Noserider

「やはりすごいなあ。5′11″で、12才の少年がニーパドルできるんだ」

と驚きながらシャッターを切っていった。

Mini Noserider

とっても高い安定性というのを誇るエピソードですね。

すぐに波がやってきて、

Mini Noserider

彼の一本目はこんなに美しい波だった。

これが彼の2010年の初乗りとなる記念すべき一本で、

本人は「初乗り」という言葉さえ知らないお正月の波であります。

Mini Noserider

ノーズライダーとか、そういう特性を知らない彼は、

ゆったりとしたトリミングとグライド、

そして豊かで斬れ味鋭い切り返しで岸までやってきた。

深いセクションもこうしてサラリとつなぎ乗り。

Mini Noserider

上がってきたところにカメラを向けると、

恥ずかしいのか、特徴的なテイルをこちらに向けました。

Mini Noserider

彼の顔がないのもあれなので、

「夕陽がきれいなので、一緒に撮らせてね」

と、キャンバスとの2ショット。

Mini Noserider

この赤いシャツは彼の中学校Tで、

「お正月休みなのに学校のを着ているのはどうして?」

と聞くと、

「引き出しの一番上にあったから」

とその理由は全くないニュートラルな選択でした。

(インプレッションとは関係ありませんが)

 

このボードを乗ってみて気づいたのが、

ハイパフォーマンスのクラシック版ということで、

直感的にフェラーリ250GTを思い浮かべ、

「ミニノーズライダー250GTと改名しようよ」

と、クリスチャンに電話をすると。

「Deny(拒絶する、断る)よ、

だってパラシュートというかっこいい名前があるんだぜ」

と却下されちゃいました。

パラシュート、そんな名前すら知らなかった俺です。

 

そのフェラーリ250GT↓

Mini Noserider

すばらしいデザインは、車もサーフボードも似たところがありますね。

 

あまりにも美しく、楽しいサーフボードなので、

それからリリコイリーフで乗ったり、

Mini Noserider

ココやカイラも闘牛岬で乗って、

その中毒的な楽しさに取り合いになっているほどのボードです。(本当)

(2010/01/13)

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2009年07月07日(火)

【SURF PRESCRIPTIONS(DOC)】ND9

DOC ND9イメージ

ND9という名前の由来は、ご存じの方も多いと思いますが、
N=俺、D=ドッキー(DOC)、そして2009年の9を取って、【ND9】とドッキーが命名しました。
俺たちがミニボードの提案、牽引をしてきて、先日エルサルバドルでD師範(シェーン・ドリアン)の5′2″を乗らせてもらったら、思いの他ドライブ傾向が強いことを知った。

そのボードをコールと一緒に詳細検証した結果、トレーラー、つまりクアッドのバックフィン二枚が通常より後ろについていることを発見した。

ショートボードからコールがファイヤーフライというネオ・クアッドの旗艦を開発し、現在はそれが主流になり、派生した亜流をこのように検証し、さらなる性能を追求したのです。
で、ドッキーが日本に来るにあたり、俺はその名作ファイヤーフライ(COLE)のアウトラインをグラスホッパーのように少し丸め、トレーラーフィン位置を後ろ(テイル方向に)にほんの少し下げました。
その詳細数字を公開しますと、俺のサーフボードサイズ(5′2″ x 18-1/2″ x 2-1/8″)で、ハーフインチ(1.27cm)後ろ側に。通常だとテイル位置から5-1/2″(13.97cm)位置に設置されているバックフィンを5″(5インチ=12.7cm)と下げ、「バックフィンをストリンガー、つまりボード中央寄りに3/8インチ(0.95cm)にさらに寄せた」ということです。
俺はこういった数字でボードを評価することは好まないし、ほとんどしていない。

けれどこうして意図的に「後ろ」、そして「中央へ」と動かしたことを数字で知る重要なエピソードだ思う。

まあ、俺の名前がついたボードデザインだから余計にそう感じるのかもしれないなぁ。

DOC ND9イメージ

さて、これでドライブ性能が上がるセッティングとなったクアッドモデルですが、奄美でその”1本目”を乗った時の驚きは今でも覚えている。

DOC ND9イメージ

この日のブログにそのことを書いたが、「セットでやっと腰」という薄い白砂波に初乗りした際の

【テイクオフのするするっという滑り出し】

【走り出しの軽やかさ】

【ドライブ性能の速さ、距離】

【踏めば自在に曲がるテイルレスポンスの良さ】

全てに感動して、キックアウトした瞬間に「10m先の砂浜から様子を見ていたドッキー、緑くん、D先輩、ワンちゃん、そしてビデオ撮影をしていたダイチくんのお父さんたちの驚き」を感じたのを覚えている。

奄美ではこのND9を乗り込み、D先輩がグリーンヒル前浜で乗って、あまりのレスポンスに「ずるいでしょ~」と驚き、次は千葉の試乗会でトラミ波にノリ、

DOC ND9イメージ

「こんな速く波を走れるんですね~」と見学者から評価をいただき、

DOC ND9イメージ

今度は新島に持っていってバレル系のパワフルオーバーヘッドでも試しました。

DOC ND9イメージ

やはりすばらしい硬さと速さで、AVISO BD3を「ゴーカートにフェラーリエンジンを積んだ」と形容するなら、ND9は「食い付きの良い最高品質のタイヤで走るトルクが高いゴーカート」と車に例えた評を書いてみました。

と、突発的にギャベン(・ベッシェン)とした「クアッドよもやま話」を思い出した。

「クアッドは、バレル内でのキックアウトの時にスピンアウトするから俺はまだトライ派なんだ」

とギャベンは言っていて、そういえばクアッドでバレル内でキックアウト(ここではアイランドプルアウトのこと)をするときにバレル内でボードが抜ける時があったけど、これはライディングに影響するわけではなく、さほど気にしていなかった事項だったので忘れていた。

この時の新島羽伏浦波は急深から硬い砂浜に乗りあげるので、バレルがいきなり閉じ、その際にそのままバレル内にとどまっているのは少し危険だった。

でも、今回はバレル内キックアウトの際に一度もスピンアウトした記憶がなく、旅前半はリーシュが見つからず、全員がノーリーシュでサーフしていたが、このND9の取り回しにすごく安心感を得ていたことを思い出した。

DOC ND9イメージ

U-skeさんにも試していただき、

DOC ND9イメージ

「これーバグースですよ~!なんかぁやばいです。速くてすげえ曲がって、そして安定してるんすよー!」

と評し、クリスちゃんと勇人さんとの新島セッションをニッコニコで終えた。

DOC ND9イメージ

この新島旅の最終日の波は小さくなってしまい、膝程度の深さにうねりが炸裂する極小ショアブレイクとなったが、

DOC ND9イメージ

このように速く、安定していて

DOC ND9イメージ

こんな曲面ロールの上での安定感、加速性能と申し分なしだった。

DOC ND9イメージ

ここでフィンが抗火石砕砂に付くほど浅かった羽伏浦小波。

DOC ND9イメージ

海上がりに想うのは、かじやベーカリーと、湯の浜露天風呂のことだった。

DOC ND9イメージ

エアロの星さんではないが、波欲と、食欲を満喫させた新島トリップに同行したND9↓

DOC ND9イメージ

それからさらに湘南は松風にも行き、頭ちょいのセット波を満喫しました。

DOC ND9イメージ

↑黒砂松風の頭サイズ波を滑走する俺。

DOC ND9イメージ

N先輩こと肉ちゃんと、松風王子で楽しくセッションを終了しました。

DOC ND9イメージ

それらの結果、ND9は初めて乗った奄美の日から最後に乗った松風波までを通過し、【S(特賞)】という評価となった。

これこそが「ネオ・クアッド発展版:破」と強く感じております。

DOC ND9イメージ

(ボード詳細について)

詳細を創造者ドッキーに聞きました。

DOC ND9イメージ

ドッキーによると、ND9は独自のフラット&フラットという【ND9ロッカー】を持ち、ボトムコントゥアーは、全体的にVEEとし、その中にシングルからダブルコンケイブを彫り、そのコンケイブの始まりはエントリーロッカーの下側、つまりボードの1/3位置から開始するというこだわりがテイクオフの速さを生み、「Not So Full(そんなにフルレイルでもない)」というこれまた独自のレイル形状が、ターンの切れとまろやかさを呼び込んだ。

サーフボードの究極を求めるエンスー

【enthusiast(エンスージアスト)】

たちに胸を張ってお奨めするスペシャルモデルとなりました。

(2009/07/07)

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2008年12月14日(日)

【COLE】 HPS-4 5’10″x18-3/8″x2-1/8″

パーティ写真

後列左からボストンレッドソックス、サンディエゴ・パドレス、オークランド・アスレチックス、カンサスシティ・ロイヤルズというメジャー4球団にピッチングマシーンを納品されている鈴木さん、

元弊社経理のはるかちゃん、

アーバインのトシさん、

シェイパー志望のりょうくん、

柳瀬、

ジョセフ・ヒロカズくん、

朋民、

勇海くん、

サンディエゴは医療博士の福地さん。

前列は池谷、

メキシコはカボの大ちゃん、

ウチナンチューの竜次くん、

そして俺。

他には浅井さんがお孫さんのマコトくんを連れてやってきてくれました。

じつは昨夜弊社オフィスで開催したのこのBBQパーティ、メキシコ大ちゃんがティファナの「アデリータバー」からお姉さんたちを呼んでくれていたそうですが、彼女たちはビザがないと国境を越えられないらしく、あえなく断念。

大ちゃんがっがり。

次回は、はるかちゃんの友人であるポールダンサーに期待しています。

と宴は盛り上がり、3時終了予定だったが終わったのは4時。

最後まで残ってくれたのは鈴木さん、トシさん、そしてはるかちゃんでした。

発泡ワイン6本、マグナムワイン1本、ビール5ケースがからっぽとはすごい。

最後にはバーボンを飲みながら嵐山センセの著作を朗読した。
彼の「文章力のすばらしさ」に読みながら感動してしまった。

さらに読み進むと俺の思想は太古の闇と、宇宙の涯(はて)から涯へと吹く風に屹立(きつりつ)し、その原野にはブナがあり、モミの木の森の奥に陽は沈み、暗い山々はざわめき、うなり響いた。

と、*埴谷雄高著の「垂鉛と弾機(おもりとばね)」のブンタイになったところであたりを見渡すと、もうみんな眠ってしまっていた。

でもまだ埴谷雄高になったつもりでいて、「真理は石のように座っていなければならない」などとぶつぶつと言いながら睡る。

かなり酔っぱらっていたのだなあ。

*埴谷雄高(はにや ゆたか)。存在の秘密や大宇宙について語った思弁的な大長篇小説『死靈(しれい)』。世界文学史上未曾有の形而上小説が代表作の作家。

***

さてさて、途切れないオンショアが続いているカリフォルニア。

実は今、自分のサーフボードを持っていなく、AVISOに何か借りようと思っていたんだけど、ASR中なのと、各国の代理店とお客さんへ貸し出し中で断念。

昨日までは柳瀬のMP-TWINを借りていたのですが、今日は彼も一緒にサーフということで、弊社在庫のストックボードをおろそう、ということになった。

たまには普通シェイプのボードに乗ろうとHPS-4を見ていたら#8050123の5’10″x18-3/8″x2-1/8″という自分サイズを見つけたので、一瞬でこれに決める。

ボードを選ぶ

このHPS-4の細く美しいアウトラインを見ていると「実存主義哲学」という言葉が浮かんできた。

HPS-4

さらに「普遍的でシンプルなラインに浮遊するシュルレアリスム(超現実主義=ものすごく過剰なまでの現実)の*アンドレ・ブルトンを撃て!」と、キャッチコピーを付けたのは、昨日の酒がまだ残っているからに違いなかった。

*アンドレ・ブルトン(Andre Breton)フランスの詩人・エッセイスト・批評家(1896-1966)

この高いレベルの酔いによってか、「うれしさ」と「難解の言葉」は比例しているようだった。

米国資本主義体制の粋「Zパッド」には、*ロートレアモンの形而上学があった。

*ロートレアモン伯爵(Le Comte de Lautreamont)1846年-1870、フランスの詩人、作家。

デッキパッド

情景感覚の類推(アナロジー)構造に基づき、ハーちゃんが創造したこのデッキパッドには、アストロデッキの名作であるシングルグリッドが使用されており、しばし忘れさられていた高グリップ性能に対する関心を強調し、さらにはそれによって崇高さを増した構想力に最も美しい例を見い出した。

このZパッドのモノトーンが織りなす闇に私の魂は螺旋状に吸い込まれ、その装飾だけである難解単語群はナタリー・サロートの書く本のように超複雑およびシーニュ(記号)風になるのだが、

と、ここに漂う言葉の突出的現象の無意味性に限界を感じ始めたので、

「そろそろこのナンカイ意識はやめよう」

接着部分を拭く

と思いながら接着部分を拭き、

位置を決めて、「いざ!」と貼り付けました。

デッキパッドを貼り付ける

無事に接着できると、またナンカイな言葉があふれはじめたが「もう考えないぞ」とぐっとこらえると、なぜか井上陽水の「傘がない」のメロディが流れてきて、それはCDからの音楽であった。

フィンを取付ける

気分がいいのでフィンは色で選んだサイモン・アンダーソンのクアッドシリーズSー25。

ウエットやタオルをバックパックに詰めて、と支度をしていたら池谷がフィンを取り付けてくれました。

ありがとう!

横からフィンを見ると、【25】【25】と数字が並び、にっこにこな気持ちになった。

フィンを取付けたHPS-4

***

出発する瞬間にメキシコ大ちゃんがオーシャンサイドの波を見たようで、「いやあ波はかなり小さいです」という情報を受けた。

そこで予定していたミドルス行きを変更し、ニューポートビーチは「コットンストリート」の前に行きました。

週末なので、逆真会会則に沿い、混雑するブレイクには行かない考えを実行。

ワックスを塗る

ワックスを塗り、ビーチで着替えるスタイルで海まで歩いて行き、

ビーチ
(c)Kosuke Photo 2008 September

波打ち際までくると、沖に向かっての流れと、今朝から吹いていた風で波面はでこぼこだった。

サイズは腰くらい、たまーに胸くらいのセットが入ってきて「これがセットだな」とその本数を確認すると、2本から3本であるらしかった。

それでも50人くらいは沖で波待ちしていて、少し昔だったらこの辺りは無人で怖いくらいだったので、カリフォルニアの熱いサーフィンブームを感じた。

流れで掘れ上がるテイクオフ、ターンをすると「!」というくらいレイルターンから反射される速度が高く、そして切り返しが確実だった。

「マジックボードだ!」

と確信し、この悪波セッションを記憶に深く刻むほどにっこにこで終えた。

弊社フォトグラファー池谷が撮ってくれたのが、これです。

HPS-4波乗り
(c)Kosuke Photo 2008 September

信じられないほどのぐしゃぐしゃなコンディションで、こんなマジカルセットに乗れたのも奇跡だが、何よりもそれを呼び込んだこのボード運気に感謝した。

帰り路に柳瀬と「こんなことってありえない、いきなりマジックボードに当たっちゃうのって、コールはやはりすごい」と評しながら車まで歩く。

みなさんに誓うが、これも営業トークではない。
よく「ビジネスでボードが調子いいって言っているんでしょ?」
と友人に訊かれるが、そんなことはない。

俺は滑りを確かめながら乗っているのだ。

「実際に滑りが悪いモデルは弊社で扱っていないからサイトとメーカーのカタログをよく見較べて確かめてください」

と以前どこかに書いたんです。

ソフトボードでさえも実際に乗って調子の良さを確かめ、それから仕入れているんですよ。

まあ、このHPS-4がマジックボードかどうかは、上の写真が物語ってくれるのだが、自分的にはこの日のベストな波に乗ることができ、さらにはこんなアプローチをできたことをもう一度喜んだ。

芝生の上のHPS-4

やはり「普遍的でシンプルなラインに浮遊するシュルレアリスムのアンドレ・ブルトンを撃て!」なボードなのだなあ、とこの難解なキャッチコピーがぴったりな気持ちになっている今日です。
(2008.12.14)

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