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2008年12月14日(日)

【COLE】 HPS-4 5’10″x18-3/8″x2-1/8″

パーティ写真

後列左からボストンレッドソックス、サンディエゴ・パドレス、オークランド・アスレチックス、カンサスシティ・ロイヤルズというメジャー4球団にピッチングマシーンを納品されている鈴木さん、

元弊社経理のはるかちゃん、

アーバインのトシさん、

シェイパー志望のりょうくん、

柳瀬、

ジョセフ・ヒロカズくん、

朋民、

勇海くん、

サンディエゴは医療博士の福地さん。

前列は池谷、

メキシコはカボの大ちゃん、

ウチナンチューの竜次くん、

そして俺。

他には浅井さんがお孫さんのマコトくんを連れてやってきてくれました。

じつは昨夜弊社オフィスで開催したのこのBBQパーティ、メキシコ大ちゃんがティファナの「アデリータバー」からお姉さんたちを呼んでくれていたそうですが、彼女たちはビザがないと国境を越えられないらしく、あえなく断念。

大ちゃんがっがり。

次回は、はるかちゃんの友人であるポールダンサーに期待しています。

と宴は盛り上がり、3時終了予定だったが終わったのは4時。

最後まで残ってくれたのは鈴木さん、トシさん、そしてはるかちゃんでした。

発泡ワイン6本、マグナムワイン1本、ビール5ケースがからっぽとはすごい。

最後にはバーボンを飲みながら嵐山センセの著作を朗読した。
彼の「文章力のすばらしさ」に読みながら感動してしまった。

さらに読み進むと俺の思想は太古の闇と、宇宙の涯(はて)から涯へと吹く風に屹立(きつりつ)し、その原野にはブナがあり、モミの木の森の奥に陽は沈み、暗い山々はざわめき、うなり響いた。

と、*埴谷雄高著の「垂鉛と弾機(おもりとばね)」のブンタイになったところであたりを見渡すと、もうみんな眠ってしまっていた。

でもまだ埴谷雄高になったつもりでいて、「真理は石のように座っていなければならない」などとぶつぶつと言いながら睡る。

かなり酔っぱらっていたのだなあ。

*埴谷雄高(はにや ゆたか)。存在の秘密や大宇宙について語った思弁的な大長篇小説『死靈(しれい)』。世界文学史上未曾有の形而上小説が代表作の作家。

***

さてさて、途切れないオンショアが続いているカリフォルニア。

実は今、自分のサーフボードを持っていなく、AVISOに何か借りようと思っていたんだけど、ASR中なのと、各国の代理店とお客さんへ貸し出し中で断念。

昨日までは柳瀬のMP-TWINを借りていたのですが、今日は彼も一緒にサーフということで、弊社在庫のストックボードをおろそう、ということになった。

たまには普通シェイプのボードに乗ろうとHPS-4を見ていたら#8050123の5’10″x18-3/8″x2-1/8″という自分サイズを見つけたので、一瞬でこれに決める。

ボードを選ぶ

このHPS-4の細く美しいアウトラインを見ていると「実存主義哲学」という言葉が浮かんできた。

HPS-4

さらに「普遍的でシンプルなラインに浮遊するシュルレアリスム(超現実主義=ものすごく過剰なまでの現実)の*アンドレ・ブルトンを撃て!」と、キャッチコピーを付けたのは、昨日の酒がまだ残っているからに違いなかった。

*アンドレ・ブルトン(Andre Breton)フランスの詩人・エッセイスト・批評家(1896-1966)

この高いレベルの酔いによってか、「うれしさ」と「難解の言葉」は比例しているようだった。

米国資本主義体制の粋「Zパッド」には、*ロートレアモンの形而上学があった。

*ロートレアモン伯爵(Le Comte de Lautreamont)1846年-1870、フランスの詩人、作家。

デッキパッド

情景感覚の類推(アナロジー)構造に基づき、ハーちゃんが創造したこのデッキパッドには、アストロデッキの名作であるシングルグリッドが使用されており、しばし忘れさられていた高グリップ性能に対する関心を強調し、さらにはそれによって崇高さを増した構想力に最も美しい例を見い出した。

このZパッドのモノトーンが織りなす闇に私の魂は螺旋状に吸い込まれ、その装飾だけである難解単語群はナタリー・サロートの書く本のように超複雑およびシーニュ(記号)風になるのだが、

と、ここに漂う言葉の突出的現象の無意味性に限界を感じ始めたので、

「そろそろこのナンカイ意識はやめよう」

接着部分を拭く

と思いながら接着部分を拭き、

位置を決めて、「いざ!」と貼り付けました。

デッキパッドを貼り付ける

無事に接着できると、またナンカイな言葉があふれはじめたが「もう考えないぞ」とぐっとこらえると、なぜか井上陽水の「傘がない」のメロディが流れてきて、それはCDからの音楽であった。

フィンを取付ける

気分がいいのでフィンは色で選んだサイモン・アンダーソンのクアッドシリーズSー25。

ウエットやタオルをバックパックに詰めて、と支度をしていたら池谷がフィンを取り付けてくれました。

ありがとう!

横からフィンを見ると、【25】【25】と数字が並び、にっこにこな気持ちになった。

フィンを取付けたHPS-4

***

出発する瞬間にメキシコ大ちゃんがオーシャンサイドの波を見たようで、「いやあ波はかなり小さいです」という情報を受けた。

そこで予定していたミドルス行きを変更し、ニューポートビーチは「コットンストリート」の前に行きました。

週末なので、逆真会会則に沿い、混雑するブレイクには行かない考えを実行。

ワックスを塗る

ワックスを塗り、ビーチで着替えるスタイルで海まで歩いて行き、

ビーチ
(c)Kosuke Photo 2008 September

波打ち際までくると、沖に向かっての流れと、今朝から吹いていた風で波面はでこぼこだった。

サイズは腰くらい、たまーに胸くらいのセットが入ってきて「これがセットだな」とその本数を確認すると、2本から3本であるらしかった。

それでも50人くらいは沖で波待ちしていて、少し昔だったらこの辺りは無人で怖いくらいだったので、カリフォルニアの熱いサーフィンブームを感じた。

流れで掘れ上がるテイクオフ、ターンをすると「!」というくらいレイルターンから反射される速度が高く、そして切り返しが確実だった。

「マジックボードだ!」

と確信し、この悪波セッションを記憶に深く刻むほどにっこにこで終えた。

弊社フォトグラファー池谷が撮ってくれたのが、これです。

HPS-4波乗り
(c)Kosuke Photo 2008 September

信じられないほどのぐしゃぐしゃなコンディションで、こんなマジカルセットに乗れたのも奇跡だが、何よりもそれを呼び込んだこのボード運気に感謝した。

帰り路に柳瀬と「こんなことってありえない、いきなりマジックボードに当たっちゃうのって、コールはやはりすごい」と評しながら車まで歩く。

みなさんに誓うが、これも営業トークではない。
よく「ビジネスでボードが調子いいって言っているんでしょ?」
と友人に訊かれるが、そんなことはない。

俺は滑りを確かめながら乗っているのだ。

「実際に滑りが悪いモデルは弊社で扱っていないからサイトとメーカーのカタログをよく見較べて確かめてください」

と以前どこかに書いたんです。

ソフトボードでさえも実際に乗って調子の良さを確かめ、それから仕入れているんですよ。

まあ、このHPS-4がマジックボードかどうかは、上の写真が物語ってくれるのだが、自分的にはこの日のベストな波に乗ることができ、さらにはこんなアプローチをできたことをもう一度喜んだ。

芝生の上のHPS-4

やはり「普遍的でシンプルなラインに浮遊するシュルレアリスムのアンドレ・ブルトンを撃て!」なボードなのだなあ、とこの難解なキャッチコピーがぴったりな気持ちになっている今日です。
(2008.12.14)

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2008年12月14日(日)

【COLE】 MP-TWIN 5’8″x18-3/4″x2-1/4″

サンクレメンテ

待ちに待ったMP-TWINが完成したので、サンクレメンテ王子邸前に行ってきました。

週末なので(週末でなくても)トレッスルズは激混みという情報を入手していたので、こんな時は王子邸前狙いです。

波はスーパーグラッシーで腰、胸くらい。
人は見渡す限りで8人。

サンクレメンテ王子邸前ビーチ

さすがサンクレメンテのシークレットの面目躍如です。

噂のMPツインさま。

MP-TWIN

これはアキラ・アイパなどからはじまった「1980年代ツインフィンのリバイバル」にネオ・クアッドの祖コールからの直接回答です。

幅広なのにそう思わせないアウトライン。
全体的にスケルトンフィッシュの進化版と見たが、よくボトム形状やレイルをチェックすると、新しいコンセプトのツインフィンだった。

MP-TWIN

「抜けないよ」というロボ(ジョン・ロバートソン)の言葉を信じてツインのオンフィン。

フィンは選ばず、選べず、とこれは1980年代そのままで、なんだかうれしくなる。

COLEサイン

5’8″x18-3/4″x2-1/4″

と、数字を読むと俺には少し厚めだが、そんなことは感じないフォルム。

スペックにだまされないのも大事です。

発売前(当時)の名作「ファイヤーブレード」と2ショット。

MP-TWINとFIREBLADE

これにもFIRE BLADEと同様にハーちゃん印のアストロデッキ新作を貼ることにしました。

デッキパッドを貼る

今回は「全ピース一気剥がしの一気貼り」の大技です。

デッキパッドを貼る

うまく全てのピースを離れないように全ての裏紙を剥がして、

裏紙をはがす

テイルで位置を合わせて、

押し付ける

押しつけて完成。

最後は砂浜にて「足で押しつけ圧着させてだめ押し」とするやり方です。

デッキパッドは本来だと貼ってから24時間おかなくてはいけないのだが、MPツインはマーチン・ポッターモデルでもあるので、彼が「ウエーブ・ウオリアーズ3」の中で貼ってすぐに入るシーンを思い出し、2008年に俺が再現したというわけです。

***

浜に降りると、南うねりが届いていた。
美しく速い波。

ビーチ

ワックスを塗り、

ワックスを塗る

王子邸前コールが一気に揃いました。

左から柳瀬のMPツイン、このMPツイン、ファイヤーブレード、そしてともみのFF。

柳瀬のMPツイン、このMPツイン、ファイヤーブレード、そしてともみのFF

この人もコールでした。
スケルトンフィッシュかな?

こうして年季の入った、日焼けしたボードを見るとこのサーファーは玄人ぽいなと感じる。

年季の入ったサーファー

靴もそうですが、ボードが白いと「新米」のようで少し恥ずかしいものです。(みなさんはいかがでしょうか?)

コールは生まれも育ちもサンクレメンテで、サーファーの街サンクレメンテでは、このサーフボード名匠を誇りに思っています。

かく言う俺もサンクレメンテでコールを持って歩くことが誇らしく、つい胸を張ってしまう。

潮が上げてきたせいか、波は小さくショアブレイクながらも美しくなってきた。

波

***

ゲッティングアウト。
海は楽しい。

ゲッティングアウト

一本目のレフト。
体のひねりがそのままターンになるので、軽く速く、ファイヤーフライをはじめて乗ったときのような新感覚になった。

MP-TWINライディング

ホワイトウオーターへのバウンシングもこの通り軽快です。

MP-TWINでライディング

ともみのバレル波。

ともみバレル

「フナキーサン!!」

と聞いたことのある大声がしたので、その方向を見るとディノ(・アンディーノ)であった。

ディノとNAKI

なつかしい、番長ディノにここで会うとは!

と昔話に花が咲き、「コロちゃん大きくなったでしょ?」

と聞くと、さきほどエアをぶちかましていた少年が彼であった。

コロヘ・アンディーノ ライディング

大きくなった、というかもう青年に近い。

コロヘ・アンディーノ。

サーファー誌などでは「未来の世界チャンピオン」と評価されているのだが、父ディノは

「長い道のりだぜ」

と言う。

俺もその通りだ、長い道だよな、と漏らすようにつぶやいた。

ディノが波に乗り、それは往年のスタイルそのままでうれしく思う。

ディノ ライディング

俺も次の波に乗り、ディノの横でこんなアクション。

NAKI ライディング

「おーまだまだやるじゃないか」とディノに言われうれしくなるが、そんなそぶりは見せずに「まだまだだよ」と謙遜する。

そしてこれがディノからの回答である1992年そのままのフローター。

ディノ ライディング

負けていられないと、今度は超集中し、フックに合わせてマイクロバレルにイン。

NAKIライディング

静かな大人の日米対決だと自分では思っていた。

NAKIライディング

こんなほぼ誰もいない王子邸前で、サンクレメンテの番長親子と一緒になったというMPツインがつなぐ縁に胸が熱くなった。

NAKI

カメラに向けてアウトラインをアピールし、

NAKI

いつものようにカメラを柳瀬と交換し、今度は俺が彼たちを撮る。

本邦初公開、柳瀬の波乗り。

乗っているのは彼のMPツイン

柳瀬ライディング

ライトもこの通り。
水深はほとんどないが、楽しく乗れるワンセクションでの静かで熱いセッションとなった。

波

***

その数日後。

NAKI

サイドショアが強い夕暮れの「ハーちゃん下(トレッスルズ)」にMP-TWINを持って行きました。

で、このツインフィンを乗り込むと、将来的にAVISOになる気がしてきた。

MP-TWINとビーチ

ほぼ暗い中で撮ってもらったトップターン。

NAKIライディング

普段異常に混んでいるこの場所が無人なほどのサイドショアが吹き荒れるコンディションで、速く、鋭い切れ味を味わった。

先週ファイヤーブレードをべったり褒めたばかりで、もうこれ以上コールにもブログ読者には言うことはないほどのインプレッションだった。

しかも俺は疲れ果てているはずなのにターンにキレがあるとはどういうことだ?

とうれしい自問をしながら帰路についた。(2008.12.14)

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2008年02月18日(月)

【COLE】 BATFISH 5’5"x19-1/4"x2-1/8"

BATFISH

波乗りの
コール寄りそひて
イナリーズに
浮き世のうさを
知るよしもなし

これは「コールボードと俺がイナリーズで波乗りしていると、この世のつらさも全く感じない」という意味の五句体(31モーラ)つまり和歌。
この和歌は、817年前に他界された西行先生からインスピレーションを得ました。

バットフィッシュ 5’5"x19-1/4×2-1/8 インプレッションです。

BATFISH

先週、ニューポートビーチでの膝腰進水式を終えて、そのバランスとスムースさに感激して、コールのロゴがまた輝いた。

BATFISH

このバットフィッシュを受け取るまでには紆余曲折(うよきょくせつ)であった。メイヘムがコールのクアッドをコピーし、その前にはコールがメイヘムのラウンドノーズフィッシュをコピーしていたのだからそれはしょうがない。そこで俺はメイヘムのクアッド・ラウンドノーズフィッシュ(Q-RNF)と、このバットマン、じゃなかったバットフィッシュを対決させようと同時にオーダーしたのだけど、その後すぐに「コールショック」が起きてしまった。
以前ここでも書いたが、Q-RNFは「Qちゃん」としていくつもの伝説が誕生した。

コールに、「俺が行くカリフォルニア前にはシェイプしておいて、そっちで乗るから」、と一月も前から電話で言っておいたのだが、俺の到着初日にようやくプレシェイプが仕上がってきたという状況…。その後超急ぎでシェイプしてもらい、グラスショップ(巻き屋)で夜なべし、24時間で仕上げてもらったのがこのバットフィッシュ。よって受け取りも日程最終日、しかも早朝5時と異例の時間だった。デフォルトでついてくるFUTUREフィンを4枚取り付けていくと、まだ硬化完了していないのか、樹脂が柔らかく感じた。

そういえば、最近のこのクアッドフィンにはコールロゴが入っていないんだなあ。しかもデッキのロゴが逆さま(反転)です。(笑) そんなことはどうでもいいや。

BATFISH

さてさて、このバットフィッシュはラウンドノーズ系でコールブランドではブレットフィッシュモデルに属する。これはその亜種になるのだろうか。
サーフボード製作工業界の達人でもあり、妖術を使うとされるコールが開発設計した新4フィンモデルだ。4フィンなのにクアッドの文字はひとつもなく、「バットフィッシュ」という単語だけで全てを表現しているのにも、ネオクアッドの創始者コールならではの自信を感じた。

軽く、密度が細かく、強く、安定していて樹脂が染みこみづらい(重くならない)というUSA製のJUSTFOAMを使用したそうだ。今回の私のオーダーは準ブラックレーベル(BLACK LABEL)なので、フィン以外はBL仕様となる。デッキ側にはWARPとD-SIZEクロスの4オンスを各1層づつ、ボトムには4オンスWARP1層。プロボード製作を20年近く担当している名職人ジェフ・ウエルズが余分な樹脂を巻き付けないように、樹脂を取りすぎて強度を落とさないように完璧にラミネートしてくれた。

改めて詳しくボードを見ると、女性の体のように曲線、つまりカーブだけで形成されたアウトラインと気づく。スムースな乗り味を実現させるミディアム(ロー・ボキシー)レイルが削り出されていた。テイル付近からコールが言うところのコントロールエッジが効いている。貫禄のレイルタッチにうっとりとして、何度も触れてしまった。いわば禁断のレイルなのだろうか….。

エントリーロッカーを極限まで抑え、テイルキックを少しリフトアップさせています。これによってスピード、そしてコントロールという相反するアーニングポテンシャル(earning potential=所得潜在力)をポジティブ側に導いたのですね。

さて、ボードを裏返し、詳細微細のチェックをする。

ボトムコントゥアー(形状)は、ノーズ側からフラット、シングルドーム、その中にダブルバレルコンケイブをフロントフィン(後ろ足部)まで延ばし、テイルエンドでごくわずかのVEEをセットしてある。このシステムは、コールの考えるところのターンのトラブルの原因となる「歪流」を取り除いた傑作で、現在カリフォルニアのシェイパーはほとんどこのスタイルである。

BATFISH

そして他のシェイパーがこぞって真似をしたバットテイル。ルーツはダイアモンドテイルから組み替えられたコンセプトスタイルで、テイルアウトラインをばっさり1インチ短くできる。結果、ライダーはオートマチックに約2.5cmテイル側を踏むこととなり、より激しいパフォーマンスとなってしまう。本当によく考えられていて、そして理にかなっている。
ケリー・スレーターがサーフィングの天才ならば、コールはボードデザインのそれに違いない。コール印の魔法をあますところなく使い、短く、丸いアウトラインのサーフボードが持つ特有の「不正確な浮き上がり」を排除し、直感的な、つまり意志のおもむくまま操れる性能を実現しました。

BATFISH

そのバットフィッシュを持ち、イナリーズへ行くと艶のある頭半の波がブレイクしていました。
上等の舞台と、至高、つまりこの上なく高く優れているボードを抱え、俺は踊るように砂浜を走り、海に飛び込んだのです。

何本か至福のターンを経験すると、冒頭に書いた和歌が頭に浮かんだのでした。

 

5’5"BATFISHで、ダブル半の大波との対峙を記録した叙事詩は、コチラへ!

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2008年02月07日(木)

【COLE】 BATFISH 5’4"x19-1/8"x2-1/8"

BATFISH
↑の虹は月曜日のよりも大きなアーチだった。

あまりにも大きいので、パズルみたいに何枚も撮り、それをフォトショップ機能の写真貼り付けで編集したのです。

いまだに雨が多く、先日乗り継いだビッグアイランドは洪水だそうで、この島はでは俺の車が浸水しました。(笑)

でも、このように虹だらけなので、ハッピーアロハです。

BATFISH

西に行くと晴れているので、イナリーズに届いたばかりのバットフィッシュを持ち込みました。

BATFISH

ここにも虹が!

BATFISH

特徴というか、2007年度版との大きな違いはテイルエンドがせり出していて、

BATFISH

「PC-5 QUAD」を装着。
これにはクアッド+1で、トライにもツインにも変化します。
(注意!5フィンとしないでください。信じられないほど重くなります。でも罰ゲームにはいいかも)

よく見ると、以前よりシングルコンケイブが長く、深くなりました。

BATFISH

なぜコンケイブが深くなったのかをコールに電話して聞くと、「ロッカー精度が上がったからコンケイブを深く入れることができたんだ」そうです。

なるほど。手に持ったらかっこよく、なぜか感動してしまったのはそのせいだったのかも。

イナリーズの掘れすぎるテイクオフセクションも難なくメイクし、

BATFISH

速く、長いトラックを波面に残して、

BATFISH

カットバックでここまで沈ませても、失速するどころか加速しました。

写真を見ると一目瞭然なのですが、バランスの悪い、もっと言うとシェイプの悪いボードはこの時点で変な濁流スプレイがボードから発生するのです。

ビデオを撮っていてこの濁流を見たことはありませんか?
シェイパーたちの多くはここもチェックしているそうです。

簡単に言うとボードから「変な飛び」をする飛沫です。

それが一切ありませんでした。

素直で実直、そして速く切れるので、顔が嬉々としちゃう。

BATFISH

これはオフザトップ後ですが、ボードは一切ぶれずにボトムに向かっています。

通常ですとこのホワイトウオーターの「跳ね上がり」に作用されてここが一番難しく、危険な箇所なのですが、それは一切なく魔法のようにメイクできます。(本当)

こんな風に書いちゃうと、「まさか?」と思われるかもしれませんが、その反論はないだろうと確信しているので、あえてこう説明しちゃいました。

オバマとクリントン新大統領候補の確約ではありませんが、断言しちゃいます。

「バットフィッシュ、いやコールボードでサーフィンが簡単になりました」と。

BATFISH

2回目のセッションを終えて上がるころには佳く晴れてきました。

もちろんにっこにこです!

HAPPY SURFING!

BATFISH

(2008.02.07)

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2008年01月26日(土)

【COLE】 Black Diamond 2

BLACK DIAMOND 2

オーバーヒート気味のレンちゃん。
弊社池谷に応急処置を聞くと、「走るときにヒーターを付けてください」
ということで、真夏のカリフォルニアのフリーウエィ上を摂氏40度以上で走っている。

サウナと同じ。

ホットヨガというのがあるけど、これはホットドライブだぞ。

横には「SKY」という名前のスポーツカー。
はじめて見た。
かっこいいなあ。

さてさて、竜ちゃんと行ったニライカナイ旅

トランクや車の後ろの席に収まるという超短いコンセプトのボード、

Black Diamond 4’7"x20-1/8"x2-1/2"

というのをテストしたけど、

その試作機第2弾が完成した。

4’10"x20-1/2"x2-3/8"

と全体的に浮力を見直し、スケールアップしてみたのがその答え。

BLACK DIAMOND 2

バックパックと較べてもこの大きさ。

BLACK DIAMOND 2

でも後部座席にはこのようにすっぽりと入ります。
このボード、コードネームはトランクボードだったのだから当然ですね。

BLACK DIAMOND 2

Qちゃんと前にあったけど、もうO次郎そのまま。

見た瞬間に「Oちゃん」と名付けてしまった。

BLACK DIAMOND 2

波はこんな感じでたまに胸くらいのが入ってくるが、膝腰というコンディション。

朝食用にアボカドとヨーグルトを持ってきて、一度食事をする。

BLACK DIAMOND 2

アストロデッキを貼ってからワックスアップ。
ノーズエリアまでていねいに、が俺流。

BLACK DIAMOND 2

4’10"サイズだと、このように肩の高さしかない。

BLACK DIAMOND 2

6’8"のブランクスから平らな部分で削りだしたので、ロッカーは低く抑えられている。

BLACK DIAMOND 2

ブラックダイヤモンド1号機よりもスケールアップしたので、テイクオフもすいすいで、65kgの柳瀬まで乗れるボリュームとなった。

セクションを越えていくためのフローターもこの通り。
ボードがリップの上にノーズからテイルまで浮揚している。
これはスピードがないと、こうはならない。
スプレイも引っかかりがないので、美しいラインが波に描かれている。

BLACK DIAMOND 2

すごいスピードが付き、調子に乗って最終セクションにディノ・スラッシュ。
撮影が柳瀬の20D機なので、連射が遅く、見たかったこの次のショットがない。
だが、スピードと、切り返しのえぐれはこの写真から伝わるはずだ。

緩慢な斜面でありえないほど速く、膝程度の小さなポケットでもリップすることができる。

BLACK DIAMOND 2

ブラックダイヤモンド2号機に目覚めた俺は、今まで以上に波乗りが楽しくなってしまった。
この翌日はローワーズと、構脚橋北部、Dストリート、リビエラで立て続けにサーフした。
不思議なもので、小さい波の時って、さらに小さい波に形良い波が潜んでいると思う。

その小波の中の小波を満喫し、浜に上がる。

マイクロチップ5’10"を横に置くとこんな感じです。

コメントにもあった5050の乗り味とは全く違い、カービング性能に焦点を合わせたデザインです。

シングルコンケイブで、浮かしてテイルのVEEでレイルの切り替えにこだわったコール自らの自信作。

BLACK DIAMOND 2

ブラックダイヤモンドの率直な感想は、

1)普遍的なボード(だけ)を愛していた俺の心を開いてくれた

2)載せる車を選ばない極小サイズは

3)後ろのシートにすっぽり

4)形が目立つ

5)小波が楽しい

6)大波はテイクオフがむずかしくなる。(頭半~ダブル程度から}

7)短いので、キックバックすることなく、スイートスポットが踏める

8)クイックで正確なターン

という性能の珠玉の1本である。

ブログやメイルが書けないほど、どっしりと疲れるまでしたサーフィングもひさしぶり。

海を自在に駈ける気分、そうだこれはまるで小舟の海賊ような気分だ。

小波が好きな方はもちろん、苦手だった、好きになりたい、毎日が小波ばかりだ、という人にブラックダイヤモンド、自信を持ってお奨めします!

O(オー)ちゃんと呼んでください。

ぜひ~!@

BLACK DIAMOND 2

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