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2010年02月01日(月)

【SURF PRESCRIPTIONS(DOC)】NEW-ND1-E 5′4″x 18-7/8″x 2-3/8″

NEW-ND1-Eの衝撃_5′4″x 18-7/8″x 2-3/8″

 

去年から打診してあったニューデザイン。
完全なるニューデザインというわけではなく、ND9、NDRをベースにドックにお願いしていたのは、

「ボンザーシステムのボトムコンケイブをNDシリーズに施し、
さらにはテイルフォルムをスワロウやスクアッシュ、ラウンド等の既存なものでないもの。
できたらスーパーカーみたくかっこよく」

という難題のようなもの、だった。

それに応えて、

「実験、ジッケンです」

とドッキーがボトムデザインの粋に応じ、独自のツールと発想で製作してくれたのが『NEW-ND1-E』です。

こういうのって、波乗りを始めてからいつも考えていて、俺の夢だったんです。
いわゆる『ワンオフ』ですものね。

この『NEW-ND1-E』は、誕生時にスタッフブログでも取り上げられていて、俺はノースハワイからそれを「ウムム~」と見とれていたんです。

NEW-ND1-E

オフィスにで受け取り、しばしの放心の後、Zパッドを貼り、また放心。
そしてクアッドセットアップということで、RATIOのテスト版を取り付けました。
確かドルフィンというモデルだったけど、少し小さく、丸みを持ったフォルムに惹かれた。

Z1サーフスーツの新作『スラントジップ」を着る。
ひさしぶりのフルスーツに体がプロテクトされた気となり、なるほどサーフスーツというのは、いい名前だなと再び実感した。

NEW-ND1-E

沖に出ると、こんな大きなペリカンが俺の上を通り過ぎていて、Z1スーツのモチーフは”鳥”なので、そんな偶然をこの写真から気づかされた。

一本目の波はバレルとなり、踏み込むと加速するのを体現し、沖でボトムをスリスリしながら初マンライにうっとりと目を細めていた。
また顔の黄色いペリカンが南に向かって至近距離を羽ばたかずに滑空していく。

カリフォルニアいいなあ。

ここに11年いたのがすごく昔に感じられる。
キリリと冷えた大気と海水に、海草だらけの海に、頬をなでる乾いたサンタアナ風。
真っ赤な太陽を見上げる朝陽に世界平和を願っているのは、よくある非営利団体の「hypocrisy(偽善、見せかけ)」とは違う次元で自分のこころを感じるものだ。

さて、2本目は『本日一番の波』という定食屋さんの『今日の日替わりスペシャル一名さま限り』というようなすばらしい波だった。
柳瀬が400mm/F2.8というプロ顔負けのレンズを持っており、それで撮っていただいたのが以下のシークエンス。
最後のトップターンのところで、バッファ切れとなってしまったが、この『NEW-ND1-E』の

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

NEW-ND1-E

切り返しの軽さ、スムーズさ、柔らかさ、早さ、速度、全てにおいて超一流品だと認めてしまうようなボードデザインで、乗ってすぐにこんなに的確にターンができるのはこの『NEW-ND1-E』だからだと、胸の中でDOCに拍手を送っていた。

NEW-ND1-E

「すぐにドッキー(DOC)に電話しなくっちゃ」と、うれし驚きのファーストインプレッションとなりました。
こんな夢のような話もあるんですね。

NEW-ND1-E

(2010/02/01)

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2010年01月25日(月)

【SURF PRESCRIPTIONS(DOC)】BushWackingThang(BWT)

このBWTは
「ボンザーフィンシステムをミニボードで試そう」
という独創的な試作ー初号機だったのだが、そのホワイトハウス初乗りから大好きとなった一本です。
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/6288

前回の日本行きで弐号機を即座にお願いして房総犬吠↓から
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/7243
うがみんしょうらん奄美↓で乗り込みました。
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/8316

弐号機は原宿ショールームで試乗用として展開してありますので、体重65kg以下の方は、どうぞどうぞお試しくださいね。

このBWTにひさしぶりに乗ったインプレッションは、
「うれしく楽しく、美しく粘る」
ということで、BD5よりも3インチ長いアウトラインが、カービング主体へのドライブ・サーフィングへと導いてくれて、さすがのBWTはこんな乗り味だったのか!と再確認した。
フィンをドッキーデザインの新しいものに付け替え、このバランスが絶妙で、「シェィパーはフィンを知る」という名言通りに感じ入った。

やっぱり好きなボードって永遠なんですね。

自分でデザインした双頭ワタリガラスが封入されているのもうれしさを増している一項目なのかも。
テイル側からのボトムフォルムにうっとりとしながらシャッターを押す。

「玩物崇拝」という嗜好は俺にはあったりなかったり。
だけど、こういう奇天烈なサーフボードが機能すると俺はどうしようもないほどに熱くなってしまうようだ。
自称NAKISURFのコピーライター・ブチョウ(部長ではない)なので、このボードのを考えてみると、
「粋な3フィンボンザー、麗しきターン」と自販機からヱビスビールが落ちてくるようにひねり出てきた。
「究極なるハンドリング」とまた秒間に誕生し、これを英語にすると、“Ultimate Handling”とすればドッキーもUSAで使用できますね。
「ゆるりな革命児」とも出てきて、こうなるともう止まらない。
「ボンザーシステムとミニボードの邂逅」とか、
「伝説から伝統に」
「滑りの真価」
「体育会系からの脱却」
「ミニボード、次なる狙い」
「洗練なる粘りの新世界」
「近未来風味」
「瞬きを止める魔法」
というのがバリバリと沸いて出てきて、俺を刺激する。
これを全て訳して、ドッキーにメールしておいたら喜ばれるだろう。
これがAVISO化されればいいのに、と夢想している午後であります。

(2010.01.25)

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2009年07月07日(火)

【SURF PRESCRIPTIONS(DOC)】ND9

DOC ND9イメージ

ND9という名前の由来は、ご存じの方も多いと思いますが、
N=俺、D=ドッキー(DOC)、そして2009年の9を取って、【ND9】とドッキーが命名しました。
俺たちがミニボードの提案、牽引をしてきて、先日エルサルバドルでD師範(シェーン・ドリアン)の5′2″を乗らせてもらったら、思いの他ドライブ傾向が強いことを知った。

そのボードをコールと一緒に詳細検証した結果、トレーラー、つまりクアッドのバックフィン二枚が通常より後ろについていることを発見した。

ショートボードからコールがファイヤーフライというネオ・クアッドの旗艦を開発し、現在はそれが主流になり、派生した亜流をこのように検証し、さらなる性能を追求したのです。
で、ドッキーが日本に来るにあたり、俺はその名作ファイヤーフライ(COLE)のアウトラインをグラスホッパーのように少し丸め、トレーラーフィン位置を後ろ(テイル方向に)にほんの少し下げました。
その詳細数字を公開しますと、俺のサーフボードサイズ(5′2″ x 18-1/2″ x 2-1/8″)で、ハーフインチ(1.27cm)後ろ側に。通常だとテイル位置から5-1/2″(13.97cm)位置に設置されているバックフィンを5″(5インチ=12.7cm)と下げ、「バックフィンをストリンガー、つまりボード中央寄りに3/8インチ(0.95cm)にさらに寄せた」ということです。
俺はこういった数字でボードを評価することは好まないし、ほとんどしていない。

けれどこうして意図的に「後ろ」、そして「中央へ」と動かしたことを数字で知る重要なエピソードだ思う。

まあ、俺の名前がついたボードデザインだから余計にそう感じるのかもしれないなぁ。

DOC ND9イメージ

さて、これでドライブ性能が上がるセッティングとなったクアッドモデルですが、奄美でその”1本目”を乗った時の驚きは今でも覚えている。

DOC ND9イメージ

この日のブログにそのことを書いたが、「セットでやっと腰」という薄い白砂波に初乗りした際の

【テイクオフのするするっという滑り出し】

【走り出しの軽やかさ】

【ドライブ性能の速さ、距離】

【踏めば自在に曲がるテイルレスポンスの良さ】

全てに感動して、キックアウトした瞬間に「10m先の砂浜から様子を見ていたドッキー、緑くん、D先輩、ワンちゃん、そしてビデオ撮影をしていたダイチくんのお父さんたちの驚き」を感じたのを覚えている。

奄美ではこのND9を乗り込み、D先輩がグリーンヒル前浜で乗って、あまりのレスポンスに「ずるいでしょ~」と驚き、次は千葉の試乗会でトラミ波にノリ、

DOC ND9イメージ

「こんな速く波を走れるんですね~」と見学者から評価をいただき、

DOC ND9イメージ

今度は新島に持っていってバレル系のパワフルオーバーヘッドでも試しました。

DOC ND9イメージ

やはりすばらしい硬さと速さで、AVISO BD3を「ゴーカートにフェラーリエンジンを積んだ」と形容するなら、ND9は「食い付きの良い最高品質のタイヤで走るトルクが高いゴーカート」と車に例えた評を書いてみました。

と、突発的にギャベン(・ベッシェン)とした「クアッドよもやま話」を思い出した。

「クアッドは、バレル内でのキックアウトの時にスピンアウトするから俺はまだトライ派なんだ」

とギャベンは言っていて、そういえばクアッドでバレル内でキックアウト(ここではアイランドプルアウトのこと)をするときにバレル内でボードが抜ける時があったけど、これはライディングに影響するわけではなく、さほど気にしていなかった事項だったので忘れていた。

この時の新島羽伏浦波は急深から硬い砂浜に乗りあげるので、バレルがいきなり閉じ、その際にそのままバレル内にとどまっているのは少し危険だった。

でも、今回はバレル内キックアウトの際に一度もスピンアウトした記憶がなく、旅前半はリーシュが見つからず、全員がノーリーシュでサーフしていたが、このND9の取り回しにすごく安心感を得ていたことを思い出した。

DOC ND9イメージ

U-skeさんにも試していただき、

DOC ND9イメージ

「これーバグースですよ~!なんかぁやばいです。速くてすげえ曲がって、そして安定してるんすよー!」

と評し、クリスちゃんと勇人さんとの新島セッションをニッコニコで終えた。

DOC ND9イメージ

この新島旅の最終日の波は小さくなってしまい、膝程度の深さにうねりが炸裂する極小ショアブレイクとなったが、

DOC ND9イメージ

このように速く、安定していて

DOC ND9イメージ

こんな曲面ロールの上での安定感、加速性能と申し分なしだった。

DOC ND9イメージ

ここでフィンが抗火石砕砂に付くほど浅かった羽伏浦小波。

DOC ND9イメージ

海上がりに想うのは、かじやベーカリーと、湯の浜露天風呂のことだった。

DOC ND9イメージ

エアロの星さんではないが、波欲と、食欲を満喫させた新島トリップに同行したND9↓

DOC ND9イメージ

それからさらに湘南は松風にも行き、頭ちょいのセット波を満喫しました。

DOC ND9イメージ

↑黒砂松風の頭サイズ波を滑走する俺。

DOC ND9イメージ

N先輩こと肉ちゃんと、松風王子で楽しくセッションを終了しました。

DOC ND9イメージ

それらの結果、ND9は初めて乗った奄美の日から最後に乗った松風波までを通過し、【S(特賞)】という評価となった。

これこそが「ネオ・クアッド発展版:破」と強く感じております。

DOC ND9イメージ

(ボード詳細について)

詳細を創造者ドッキーに聞きました。

DOC ND9イメージ

ドッキーによると、ND9は独自のフラット&フラットという【ND9ロッカー】を持ち、ボトムコントゥアーは、全体的にVEEとし、その中にシングルからダブルコンケイブを彫り、そのコンケイブの始まりはエントリーロッカーの下側、つまりボードの1/3位置から開始するというこだわりがテイクオフの速さを生み、「Not So Full(そんなにフルレイルでもない)」というこれまた独自のレイル形状が、ターンの切れとまろやかさを呼び込んだ。

サーフボードの究極を求めるエンスー

【enthusiast(エンスージアスト)】

たちに胸を張ってお奨めするスペシャルモデルとなりました。

(2009/07/07)

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