NakisurfユーザーによるCANVAS、Tyler Warren、NATION、Surf Prescriptions、Catch Surfなどのインプレッション

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【COLE】 BAZOOKA (by 真木勇人)

2010年度秋

nakisurfジャパンツアーの為に初来日した、サーフボードシェイプ/デザインの巨匠”COLE”

この時に、日本特有の力の無い波を乗るのに優れたデザインを考えていただき、試作品として日本に持ち込んでいただいたのが当初”procon prototype”と呼ばれていたbazookaの一号機。

COLEとBAZOOKA

日本でこの試作品をテストし始めてから二ヶ月後、

BAZOOKAに乗る真木勇人

再びcoleに会いにカリフォルニアまで行ってきました。

COLEファクトリー

日本でテストし、感じた自分のフィードバックと、

COLEが来日した際に実際に見て、乗って感じた日本特有のやわらかい波質を意識しながら、さらにチューンナップされ完成したのがこの”bazooka”です。

BAZOOKAシェイプ中のCOLE

一号機から調整したのは、デッキコンケーブの深さと場所、そしてテールアウトラインを㎜単位で絞り、ボトムのチャンネルコンケーブの位置も微調整していただきました。

ちなみに一号機のセンターの厚みはなんと1-5/8inという驚きの数値。

通常でしたら76kgの自分が乗るボードとしては考えられない数値ですが、乗れてしまう不思議なデザインです。

改良版では少しコンケーブを浅くしていただき、予想以上に柔らかかった日本の波に対応するように浮力をたっぷり残していただいた。(5’9-19-2in)

BAZOOKAシェイプ中のCOLE

COLEによると、元のプラグとなるロッカー、アウトラインはCOLE自身一番のお気に入りのMP-twin譲り。

BAZOOKA

レイルは、柔らかく力の無いフラットな波でも引っかかり無く、スムースにグイグイ走り抜けれる丸めのデザイン。(自分はACR railを使用)

BAZOOKAシェイプ中のCOLE

ボトムはシングルから流れるダブルチャンネルコンケーブvee。

HPS,loose cannonなどではveeがテールエンド、センターフィンの後ろから入っているのに対し、BAZOOKAではサイドフィンの前辺りからveeが入ってます。

ただveeだけではコントロール性/レイルtoレイルに切り替えやすさが抜群に優れますが、スピードが犠牲になるために、COLEが考案したチャンネルコンケーブをVEEの中に組み込み、

BAZOOKAシェイプ中のCOLE

これによってスピード/ドライブ性能そしてコントロール性能を、高い次元で結合させることに成功。

BAZOOKAシェイプ中のCOLE

全体的に広めのアウトラインでロッカーも控えめですが、grass hopperやloose cannonに比べノーズロッカーが気持ちあり、波に刺さりにくく、カーブのキツい斜面やポケットにもフィットするデザインにしたcole.

BAZOOKAシェイプ中のCOLE

BAZOOKA側面

ノーズ幅も波のポケットで邪魔にならない最高なバランス。
ちなみに自分のbazookaのサイズは、長さ5’9, 幅19,厚み 2in

BAZOOKAデッキ面

BAZOOKAボトム面

身長/体重は177cm/76kg

自分のHPSなどのスラスターの標準サイズは6’1,18-1/2,2-5/16なので、もしオーダーするとすれば、通常より3~4インチ短め、1/2インチ前後広め、1/4インチ前後薄めで丁度良いかと思います。

BAZOOKAシェイプ中のCOLE

仕上がったBAZOOKAを滞在中にカリフォルニア、そしてメキシコで徹底テスト。

BAZOOKA

BAZOOKAに乗る真木勇人

まずパドルした感じは、数値よりも隠れ浮力があるために非常にスムースで楽でした。
そしてコンケーブデッキの効果で、パドルの時に身体が定位置からずれたりしないというのも特徴的。
テイクオフもCOLEの絶妙なエントリーロッカーとボトムデザインで、素早く波にエントリーでき、走り出しも非常に良いです。
さらにはコンケーブデッキの効果で重心が低くなり、テイクオフの切っ掛けとなる波のフック(発射台)から押し出してもらいやすい気がしました。

BAZOOKAに乗る真木勇人

波に乗った感じではテイクオフからの加速性も抜群。
トップスピードでのターンもチャンネルコンケーブが組み込まれたVEEの御陰で、非常に楽でスムースに波のフェイスに切り込みます。

BAZOOKAに乗る真木勇人

よく思われがちな、丸めのレイル=レイルが入れにくい、という固定観念を見事に打ち砕いてくれました。

丸めのレイルの特徴が生かされ、

BAZOOKAのレイル

フラットなセクションでもグイグイ前に出て行ってくれて、水面のコブにも引っかからずに走ってくれるデザインです。
また、オプションであるボトムに入れてあるカーボンファイバーは、バネのような働きをし、ターンの伸びをさらに良くしてくれるように感じました。

BAZOOKA

補強効果もありますね。

BAZOOKAに乗る真木勇人

ライディング時のデッキコンケーブの効果は、
最高な両足のフィット感と乗り心地、
足が水面に近い新しい感覚、

BAZOOKA

BAZOOKA

そしてなにより反応の良さ。
重心移動が足を通して瞬時にボードに伝わります。
ストラップが着いている様にボードにフィットし、波のパワーも足に伝わりやすく、コントロールしやすいと思います。。
また重心も低くなり、それによって安定感も増したように感じました。

BAZOOKAに乗る真木勇人

ボトムのチャンネルコンケーブにより、凝縮された水流がテールエンドで一気に放出されるデザインで、

BAZOOKA

そこから得られる加速には正直驚きました。
どちらかというと日本の力の無い波用に造っていただいたデザインですが、サイズ、パワーもそこそこあるコンディションでも最高に調子良く乗る事ができました。

BAZOOKAに乗る真木勇人

自分の中では何気なくいつも通りにしたターンでしたが、海から上がり、写真をチェックして正直ビックリしました。
バイクに例えると2ストロークではなく、4ストロークエンジンのパワーを搭載したバイクで、パワーがあって軽く吹かしただけで楽にスムースに走ってくれる感じです。
写真に写ったトラックとスプレーがcole “bazooka”の全てを物語っている気がします。
『おいおい、あれはCGもしくはフォトショップだろ~!?』という噂も出ていたようです。

BAZOOKAに乗る真木勇人

bazookaをデザイン/シャイプし、誕生させてくれたCOLE、そしてその切っ掛けをつくって下さったnakisurfの皆様に感謝!

ありがとうございます!!!

thanks cole !!!!!!!

BAZOOKAと真木勇人

巨匠COLE入魂の一本 “BAZOOKA”

このボードに出会ってから、更にsurfingが楽しくなってしまいました。。。w

”日本の波”に、”旅のお供に”最高にオススメな一本です。

夕陽とBAZOOKA

波、海、そして自然と共に最高な瞬間を!!!

keep surfing…

2011-1-11

真木勇人