11月16日は、ドナルド・タカヤマさん(1943年〜2012年)の
73回目の誕生日でした。
ハワイで生まれ、ワイキキでサーフィンを始めて
子どもの頃から自分のサーフボードのシェイプを始めたタカヤマさん。
最初のボードはレッドウッドを削ったもので、しかし重すぎて持ち運びができず
海岸の砂浜に埋めてサーフィンする時に掘り起こす、
を繰り返していたとか。
今の時代なら、考えられないお話です。
そのボードを見た人から、カリフォルニアに来ないか、と誘われ
わずかなお金を手にロサンゼルスに降り立ったのはなんと
ドナルド・タカヤマさんがまだ、13歳の時!
そこからメキメキとシェイピングの腕を磨き上げ、
レジェンドとしての歴史を刻んできたのですね。
本当にすごい方です。
@surfboardsbydonaldtakayama
上段左端がタカヤマ氏
シェイパーとしてのみならず、サーファーとしても有能だった彼は
Surf Crazy(1959年)や、Barefoot Adventure(1960年)などのフィルム作品で
まだ10代でありながら、美しいハワイアンスタイルのサーフィングを披露。
僕は作品を拝見したことがありませんが、
タカヤマさんの15歳の時の映像を見つけたので、下にリンクを貼りますね。
そして、後に運命的に出会うのが
天才カリスマ、ジョエル・チューダーさんです。
先日来日もされていて、お会いになられた方もいらっしゃるかもしれません。
@joeljitsu
14歳の頃から既にプロに転向し、15歳では優勝、
22歳でワールドチャンピオンに輝いたジョエルさんは
タカヤマさんと出会って、歴史とスタイルも習得してきました。
ロングボードに主眼を置かれているように思われがちのジョエルさんですが
実は昔から、長さに関係なく
波に合わせてのボード選びでサーフィングをされているようです。
ロングならばスタイル、という考え方をされているだけで
決して、ロングボードしか乗りません!という事ではないんですね。
そのような柔軟性は どの世界においても、
自身を大きく飛躍させる要素のひとつであるように、僕は感じます。
今日の動画では、そんなジョエルさんの
ボードコレクションが ずらりと並びます!
きっとマニアにはたまらない逸品も・・?
ひとつひとつ、丁寧に説明してくださるジョエルさんを見ていると
そのボードに対する想い入れが伝わってくるようです。
まずは、ジョエルさんの映像と
下には若き日のドナルド・タカヤマさんのサーフ風景をご用意しました。
ぜひ、ご覧になってみてくださいね!
* * * * *
ジョエル・チューダーさんのサーフボードコレクション、すごいです!
ドナルド・タカヤマ氏 なんと、15歳!
https://vimeo.com/55428296
コメント