真夏がやってきました!!
梅雨明けから毎日猛暑。
うだるような暑さといいますが、
朝晩に涼しさを覚える9月下旬ごろまで、
たった2ヶ月のあいだなんですよね。
ボードショーツ1枚で海に入れるこのシーズンは、
海の家や水着ガールズなど、ビーチにも活気があふれます。
一方で混雑した海をどう楽しむか、
それもサーファーにとっては重要なファクターになります。
人が少ない夜明け間際からのサーフィン。
海水浴場でのビーター遊び。
ビタ男(ビーター乗りの男)はもはや夏のカルチャーになるほど。
キャンプスタイルでゆっくり楽しむというのも乙なものですね。
夏休みシーズンは海に限らず、どの行楽地も大混雑しています。
それは日本人の誰もが分かっていることなので、
混雑した状況をどのように楽しむか、
反骨精神あふれるサーファーなのですから、
そういった発想の転換で楽しみたいものです。
特に夏場のサーフィンでは、
混雑に起因したストレスもとても多いものです。
沖ではバトルが起こっていたり、
周囲に文句を言っているイチャモモンガーがいたり、
混雑するスポットでは激突スレスレ(または激突)など、
見ているこちらが目を瞑りたくなる状況も多々あります。
初心者に対して怒っている人や、
ワザと意地悪なドロップインをする上級者など、
(本当の意味での上級者とは言えないのですが・・・)
人が集まる休日はもはやカオス状態の日もよく見かけます。
そのような中でも共通認識としてあるのは、
みんなが波乗りを通してハッピーになりたいと思っていること。
ある人は家族サービスに明け暮れながらも、ようやく海に来られたのかもしれません。
ある人は大会を目指して猛練習しているのかもしれません。
ある人はサーフィンに憧れて、念願の海デビューをしたのかもしれません。
ある人は日々の生活に疲れて、波乗りに何かを求めに来たのかもしれません。
ある人は波乗りに大半の時間を費やし、気づけば波乗りが人生になっているのかもしれません。
サーフィンにはそれぞれの楽しみ方があり、
波乗りにはそれだけの魅力があるのでしょう。
「自分がハッピーになりたいために他の誰かをアンハッピーにさせてしまう」
混雑する夏の海ではよくあること。
しかし本来は、誰もが楽しみを求めにやってきているものです。
「他人をハッピーにして、自分もハッピーになる」
波数が少ない日に、
一カ所にサーファーが集まってしまうブレイクでは、
発想の転換はとても難しいことだと思います。
必要以上にイライラしたり、
頑なに一本の波にこだわってしまったり、
ある意味自分さえもアンハッピーにしている時もあります。
ここに来ているみんながただ楽しみたいだけなんだ。
そう考えるだけで、強い言葉で非難することや、
小さなことでイライラしない、ちょっとした心の余裕が生まれたりします。
せっかくの波乗りでストレスを溜めたくないですからね。
そのパワーは海に平気でゴミを捨てる人や、
BBQや花火の始末をせずに帰ってしまう観光客、
大切な自然を汚す人たちに向けて使いたいものですね。
ハッピーサーファーが良く口にするのは、
「笑顔で気持ち良く波乗りしてると波めぐりが良くなるんだよ」
それは気持ちの余裕が生む波選びか?
はたまた自然からの贈り物か?
自然がなせる事はなんとも不思議なものですね。
それでは短い夏をとことん楽しみましょう!!
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(マンデーヤザワ)
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