「自然は、多くの書物よりも、
人間に知識と希望を与える。」
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人は海や山と触れあうことで、
さまざまなことを学んでいきます。
それは本や人伝いで得られる教えではなくて、
まさに生きた知識になってくることが多いですよね。
例えば、
お盆時期に発生する「土用波」。
これは晩夏の時期に突発的にやってくる大波のことです。
海水浴客は注意しなければいけない自然現象。
しかし、
サーファーにとっては台風スウェルのセット、
または数百本に一本の”おばけセット”といったところ。
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「はるか南の海上にある台風からのうねりが突発的にやって来る」
という自然のシステムを、
ぼくらサーファーは理解し、
またその知識を活用して波乗りを楽しんでいます。
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本格的な雨が降れば、
そこには低気圧の影響があることを知っています。
そして、
波が上がることを期待したり、
台風の進路に一喜一憂してしまったり。
日本に大雪を降らせる冬の低気圧があれば、
数日後のハワイは大波に恵まれることも知っています。
南風が吹けば、
水温が下がることを体感しているので、
タッパーやウェットスーツの準備をします。
そこには、
風や気圧を利用した、
地球規模の循環システムがあり、
その末端で波乗りをしているぼくらがいます。
ただサーフィンをするだけで、
大きな視点で「自然」を見る目が養われていきますね!
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潮の満ち干に関しても、
実体験として知っていることがあります。
もちろん、
月の引力がどうこう・・・という難しい話ではなくて、
大潮や小潮などの潮回りや、
干満の差で変化するコンディションのことです。
岩場では、
潮が引くことであらわれる景観に、
磯に住む生き物の生態までみることができますね。
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特に子どもたちにとって、
海や山で遊ぶということは、
かけがえのない体験となっていくようです。
磯遊びにしても、
景観の変化だけで得られる楽しさや、
実際に触れてみて知ることがたくさんあります。
子どもの発見力や想像力は無限。
一日じゅう海で過ごす時間をもつことは、
学校生活の1週間分くらいの経験になるかもしれませんね。
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野生動物は、
生身の体で自然と対峙、
また同化して生きています。
一方で、
ぼくら人間はさまざまな「道具」を必要とします。
山登りならば、
滑り落ちないような靴であったり、
寒さをしのぐ軽量な衣服であったり。
波乗りであれば、
サーフボードやウェットスーツを駆使して、
波の上を滑走することを楽しんでいます。
いわば人間は、
道具を介して自然のヒミツを探り、
その知識を活用して楽しんでいるのですね。
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波乗りを通して、
自然のヒミツを探る夏。
(少し大げさなテーマではありますが・・・)
そんな気分でサーフィンをすることに、
ロマンチシズムを感じちゃいます。
心のチューニングを、
「自然」にあわせて波乗りを楽しむ。
そのことで見えてくる世界を、
もっと大切にして「海」と触れあっていきたいものです。
まさにナチュラルなサーフスタイルですね!
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ナキサーフでは最高峰のサーフボードだけではなく、
ビーターちゃんやオディシーなど、
子どもから大人までが楽しめる「道具」を揃えております。
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お盆、夏休み、海水浴、
家族や仲間で楽しむ夏のまっただ中です!!
ニッポンの夏、波盛りの夏。
みなさま、
日本のサマータイムを盛り上げていきましょー♪
(じゅん)
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