こんにちは、
タカツグです。
AVISOのお問い合わせが多くなっていて、
ショールーム内でもAVISO話をよくしています。
クラシック、ゴールドレーベル、グリーンレーベル、
この3シリーズが出揃って、
さらに魅力の幅を増したAVISOボードに注目が集まっているんですね！
それにしても、
カーボンファイバーの中空ボードってすごいですよね。
しかもマスターシェイプをコール（COLE）とか、
ライアン・イングル（CANVAS, NATION）、
ドック（Surf Prescriptions (DOC)）や故タカヤマさんがしているのですから、
空想物語みたいです。
昨日もお客さまの接客をしたのですが、
この内容はみなさんの多くの質問にお答えできるものだと感じまして、
おふた方にそうお伝えしたら、
快く許可をいただきましたので、ここに鋭意掲載させていただきます。
【登場人物】
Oさん
（男性、41歳、千葉市内在住で、週に1度は必ずサーフ。AVISO GOLD LABEL『GRASS HOPPER 5’7″』、GOLD LABEL『CANVAS Mini Noserider ?6’12″』、クラシック『BD3 5’0″』、1970年代ツインフィン、作者不明ロングを所有）
Iさん
（男性、30代、都内在中で湘南、千葉南を中心に平均週に１?２度程度サーフ。Surf Prescriptions『Thang 5’8″』, COLE『HPS 5’10″』を所有）
私（タカツグ）
（男性、30代、千葉一宮在住。信条は「毎日サーフ（クヌヤロ大好き）」）
乗ったことのあるAVISO、『BD3 5’0″、5’1″』、『PRAYING MANTIS 5’4″、5’6″』、『GRASS HOPPER 5’7″』、『FIREFLY 5’10″』『CANVAS Mini Noserider ?5’12″、6’12″』、その中でも特にお気に入りは、『BD3 5’0″』、『プレイングマンティス 5’4″』。
下の画像はAVISO『プレイングマンティス 5’4″』↓
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タカツグ 「Oさん、こんにちは！」
Oさん 「ちは?！今日は友人を連れてきたよ?」
Iさん 「こんにちは」
タカツグ 「スタッフのたかつぐです！よろしくお願いします。お味噌汁飲まれますか？」
Oさん「いいね?！いただきます」
どうぞどうぞ、と味噌汁をお出しする。
Oさん 「あのね。彼がAVISOを欲しいと言っているんだけど、こいつさ、俺の言っていることを信じないから、それだったらプロの人に聞いてみたらいいと連れて来たんだ」
Iさん「ブログいつも拝見してます！ホームページではたくさんのAVISO情報があるのですが、聞いちゃった方が早いかなと思いまして（笑）」
Oさん 「いろいろ読むのがおもしろいのにねぇ。たださ、あれ読んでると海行きたくなっちゃうけど（笑）」
タカツグ 「いえいえ、サイト内には私たちも全部を把握できないくらいの情報が詰まっているのでよくわかります。ちなみに、どのAVISOモデルを気にされていますか？」
Iさん 「（Oさんに）プレイングマンティスを勧められたのですが、他のモデルも気になっちゃって」
タカツグ 「なるほど」
Oさん 「グラスホッパーなら俺のを貸せるし、じつはさ、俺がプレイングマンティス乗ってみたいからそう勧めたんだけどね（笑）」
Iさん 「Oさんは貸してくれるって言うんですけど、ボードを借りて壊しちゃったらまずいと思って」
Oさん 「そうなんだよ。こいつ結構神経質でさ、自分の板もかなり大事に使っているから貸してとは言いづらいんじゃない。いろいろ乗ったほうが楽しいのにね。特にAVISOは強いからさ、いくら使ってくれてもかまわないって言ってるんだけど」
Iさん 「グラスファイバーボードよりは耐久性が高いのは知ってるんですけど、どのくらい強いんですか？」
タカツグ 「はい、AVISOはかなり強いので、普通にぶつけただけだと壊れません。先日お客さまが風の強い日に車のラックからアスファルトの上に落としてしまいましたが、擦り傷だけで済みました。ボードケースにも入れていなかったそうです」
Oさん 「そうなんだよ。俺もAVISOばかり乗っているから、そのノリで普通のボードに乗るとすぐ壊れちゃうんだよね。だから一生モンじゃないけど、そんな気分でAVISOを勧めているんだよ」
Iさん 「でも、AVISOですが、もし壊れたら水が中に（ボードの中空内部）に入ってしまうと聞いたことあるんですけど」
Oさん 「このあいだも言ったけど、それは大丈夫だよ。俺も一度リーシュプラグを閉め忘れて水がかなり入ったけど、はじめ全然気付かなかった（笑）逆にそれが調子良かったみたいな。それから風の強い日とかはわざと水を入れてボードを重くしてサーフィンやっているよ！」
タカツグ 「船木も一度奄美でプラグを締め忘れて、中に大量の水が入ったままサーフィンしたそうなんですけど、パワーのある波とかですと、重いほうが調子が良いと言ってました。それからはわざと水を入れたりしてるみたいですよ」
Iさん 「けど、水が入ってもボードの内部は劣化とかしないのですか？」
タカツグ 「まったくしませんよ。じつは船木だけじゃなく、ノースハワイのフレディさんも水を入れて乗ったりしているそうです。特に風が強い日は、重い（ボード）ほうが調子いいみたいですね」
Iさん 「でも長い期間で考えると、劣化しないのですか？」
タカツグ 「水を入れたのは４年前と聞いています。いまだにボードはフルに使われているので、まったく問題はなさそうです」
Iさん 「そうなんですね。もし壊れたら修理はどうするのですか？」
タカツグ 「カーボンファイバーとエポキシ樹脂で直されるのがベストですが、内部に発泡フォームが存在していないので、市販のソーラーレジンとグラスファイバーで十分です」
Iさん 「水が入っても沈まないのですか？」
タカツグ 「不思議なんですけど、みなさん水が入っても海から上がってくるまで気づかなかった、とおっしゃる方ばかりです」
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Oさん 「それよりさ、AVISOのすごいことはさ、当て込んだときとか、着地したときにデッキがたわむっていうか、クッションみたいになってメイク率がかなり上がる気がする。あれってカーボンで中空だからでしょ？」
タカツグ「そうなんですよ！かなりの確率でメイクできますよね」
Iさん 「なんでたわむとメイクできるのですか？」
Oさん 「なんでかなぁ?、柔らかい感じがするよ。着地のときに板が変に跳ねあがらない感じかな」
タカツグ 「そうですね。中空構造だから接水のショックを吸収して、反発も柔らかくなるんですよ。大きい波でも安心してクヌヤロできちゃいます」
Oさん 「あとさ、恐ろしい位置でもたわまないというかさ、降りるスピードが速いから、けっこう無理できるんだよ」
タカツグ 「はい、カーボンファイバーのレイルだからとても剛性が高いです。この意味は、プレッシャーが高い位置でパワーをかけ続けられます。特にゴールドレベルの剛性はすごいです」
Iさん 「そうなのですね！」
Oさん 「後さ、NAKIさんのブログで読んだけど、完全に複製してるから同じモデルならどのボードも乗り味が一緒なんでしょ？１本マジックボードを見つけると、どこでもまた手に入れられるって書いてあったよね」
タカツグ 「はい、船木はノースハワイ、カリフォルニア、そして日本で彼のマジックボードBD3を所有していますよ。旅先に同じモデルがあれば手ぶらでサーフトリップできちゃうんですよ。AVISOは精密にマスターシェイプから複製しているので、完璧なクローンボードになるんです」
Oさん 「そう、俺のマジックボードもBD3なんだよ！あんな短いボード、普通に乗れるのかと信じられなかったけど（笑）。だけど、今では逆にあの5’0″がなかったら俺のサーフ人生真っ暗だと思えるほどにすばらしいボードだよ。マジで俺の生涯マジックボードでしょ?」
※BD3については下のリンクをご覧ください。
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/38336
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タカツグ「今年、AVISOは制作本数10,000本を越えたんですよ」
Oさん 「すごいよね。10,000本か?。そのうちの３本は俺のだから（笑）」
Iさん 「じつはぼく、マウンテンバイクを持っているのですが、カーボンのフルサスペンションで65万円しました。まぁそれにくらべたら同じカーボン素材のAVISOは安いですよね」
タカツグ 「そうなんですよ。材質と、加工の難しさからちゃんと値段を付けようとすると、40万円くらいが適正らしいのですが、それではサーファーが買えないので、工場のコストを切り詰めるためにカリフォルニアではなく、賃金と税金の安いネバダ州の工場で製作しているそうです」
Oさん 「あぁ、だからネバダなんだな！海ないのに何でって思ってたんだけど、これでやっと謎が解けた」
タカツグ 「ネバダ州はラスベガスがあるので、州税や法人税がないそうですよ」
Oさん 「だから安くできるんだね。俺も会社やってるからその難しさはわかるよ?」
タカツグ 「他にもカーボンファイバーを大量に購入したりと、いろいろな方面でコストを抑えているそうです」
Oさん 「なるほど、フルカーボンにしては安いな、と思っていたんだよ」
タカツグ 「あのカーボンはボーイング航空機の羽根と同じ材質です」
Oさん 「そうなんだよね。ゴールドレーベルはさらにすごいんでしょ？」
タカツグ 「最新鋭のゴルフのクラブシャフトに使われているヘキサゴン・カーボンです」
Oさん 「ヤバいね、それ。軽くて、さらに強いんでしょ？」
タカツグ 「いえ、軽くはないそうですが、弾性と剛性にすぐれていますよ。しかも生産数が少ないので、カーボンメーカーは販路を選んで、業界でナンバーワンのメーカーだけに供給しているそうです」
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Iさん 「ちなみにAVISOって黒いけど、ワックスは溶けないんですか？」
Oさん 「平気だよ。そりゃ陽向にデッキを上にして置いておいたら溶けるけど。それは白い板でもワックス溶けちゃうもんね。でも陽に当てなければ大丈夫」
Iさん 「夏とかビーチを歩いていくときも平気なんですか？」
タカツグ 「はい、陽の方向を見て、陽が当たらない向きにボードを持ちます。Oさんのおっしゃるように気になりませんよ。ブレイクまで距離があるときもデッキを陽に当たらない向きにして持ったり、ビーチで直射日光に当てなければ問題ないです」
Oさん 「でしょ、俺は普通のボードでもデッキ側を陽に当てないようにしているんだよ。これぞ武士道みたいな（笑）」
Iさん 「何すかそれ！？違うような気もしますが。（笑）あと、新しく『グリーンレーベル』とか出ましたよね。あれはカーボンではないのですか？」
タカツグ 「『グリーンレーベル』はカーボンとバサルトファイバーの混合です」
Iさん 「バサルトファイバーは弱いのですか？」
タカツグ 「いえ、カーボンよりは若干弱いですが、通常のグラスファイバーよりは、はるかに強いそうです」
※グリーンレーベルの詳しいブログはコチラから
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/39270
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Iさん 「そうなんですね。それにしてもAVISOというのは一生モノのボードなんですね」
タカツグ 「はい、サーフボードはいままで消耗品だったのですが、AVISOで一生ものとなりました。折れても修理できて、芯材がないので、修理後の乗り味が変わらないそうです」
Iさん 「へー、すごいっすね！かなり欲しくなってきました。本当に未来のサーフボードですね」
タカツグ「はい、難点はお値段が高いことくらいでしょうか。けど初期投資って考えれば安い買い物だってみんなおっしゃいます」
Iさん 「たしかにそうですね。普通のボードは１年乗り込んじゃうと結構ボロボロになっちゃいますよね」
Oさん「そうそう、期間を考えれば余裕で元値回収できるというね。消耗品じゃなくて、生涯的に乗ると考えれば安いよ。あれ？経営の話になっちゃってる（笑）」
タカツグ 「はい、通常のポリエスターボードは１?２年で売値がつかないほど傷むんですけど、AVISOはそれがないからお得ですよね。AVISOはリセール価値も高いですし、みなさん３年くらいは軽く乗られているので、逆にお得だと思います」
Iさん 「ありがとうございました」
Oさん 「かなり勉強になったね。プレイングマンティスすごいよね。昨日のブログでハヤトさんとNAKIさんが乗っていたけど、良さそうだよね?」
タカツグ 「はい、私もプレイングマンティス5’6″を乗っていますが、かなりヤバイ反応で、最高の乗り味です」
Iさん 「AVISOのボード、少し見てもいいですか？」
タカツグ「はい、今ストックボードが充実しているのでどうぞご覧ください。40本以上ありますよ！」
Oさん 「こんなにあるんだ、タイミングバッチリじゃん！」
AVISOボードがずらりと並んでいるNAKISURFストックボードコーナー。
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現在ショールームでは、
AVISOボードを総勢40本以上揃えております。
お正月や冬休みなどの長期休暇前に、
みなさまがすぐ手に取っていただけますよう、
人気ボードをズラリ揃えました！！
もちろん、オンラインストアからもご覧いただけます。
▽こちらのAVISO一覧ページからご興味のあるモデルをお選びいただけます
https://www.nakisurf.com/brand/aviso-model.html
（タカツグ）
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