みなさま、
ゴールデンウィークいかがでしたか?
とことん遊んだあとの心地よい疲れとともに、
最高の波乗りの思い出に包まれたのではないでしょうか!
ぼくは「海との付き合い方」、
そんなものを振り返ることができました。
普段の生活のなかでは、
「時間を忘れて遊ぶ」のがとても難しいことに感じます。
ただただ海で過ごす一日、
朝から晩まで波を見ながらビーチにいる日、
これこそが最高の贅沢なのでは?
そんなことを考えていました。
.
「砂も地球のかけらなんだ・・・」、
とはアン・ルイスさんの名曲の歌詞ですが、
波乗りをしていると、
砂どころか、海水も波も、自分でさえも、
すべてが地球のものだと体感することがあります。
自然と調和したようなあの感覚。
ごく稀にですが、
フワリとやってくるあの感覚は、
波乗りの神秘的な部分でありますね!
.
「海はなぜこんなに広いのか?」
「なぜ海水は塩辛い味がするのか?」
波乗りには、
“神秘的なこと”と”科学的なこと”があると思います。
46億年前の生まれたばかりの地球は、
たびかさなる微惑星の衝突で、
ドロドロに溶けた火の玉だったそうです。
この衝突が減ったことで、
地球が徐々に冷えはじめて、
大気中の水蒸気が「雨」となって降りそそいだのです。
いつ果てるともなく降り続いた雨、
これが原始海水の起源だそうです。
.
灼熱の海。
原始の海は、
塩酸ガスが溶け込んでいたので、
数100℃を超える塩酸の海。
灼熱の海は岩石を溶かすことで、
たくさんの鉱物に中和されて冷えていったそうです。
岩石から溶けた鉱物の結合、
つまりここで塩化ナトリウムが形成されて、
塩辛い海水ができあがったのです。
.
原始の海がもたらした奇跡。
それは「温室効果の暴走」を防いだことです。
このころの大気には、
二酸化炭素が大量に含まれていて、
「温室効果の暴走」へと向かうはずでした。
しかし中性化された海は、
その二酸化炭素を溶かしはじめて、
海中に石灰岩として固定したのです。
そのおかげで大気は澄み渡り、
太陽のひかりが射し込み、
うつくしい地球を作りはじめたそうです。
.
科学的であって、
神秘的でもある海の世界。
ぼくらが接する海、
そして波、
太古の昔からつづく時の流れの中で、
ぼくらは”ほんの一瞬の時”を担っているだけなのでしょう。
たとえ一瞬であっても、
大自然の輝きに触れることで、
自然がかなでる永遠のストーリーの一部になれるのです。
ライフスタイルとしての海。
これからやってくる夏のうねり。
大自然からのメッセージを感じ取って、
豊かな波乗りライフを送りたいと思います。
いよいよ夏が迫ってきましたね♪
夏の短きシーズンを思いっきり楽しみましょー!!
(じゅん)
コメント