NAKISURFのロングボードの取り組みは、
創業当初にさかのぼります。
クリスチャン・ワックがNAKISURFのアンバサダーになったときは、
ふざけて「グライド・アテンダント」とやっていましたが、
彼はジョエル・チューダー率いるダクトテープ軍団で若き帝王として君臨しました。
そして彼はCANVASという彼のオーナー・ブランドを掲げ、
造型にも深いクリスチャンの要望を表現するシェイパーがライアン・イングルでした。
そのライアンは、『NATION』というオーナーブランドを立ち上げ、
ついに「完璧なログ」という彼の持つひとつの夢を達成させ、
『新素材サーフボードのプロジェクト博士』
として、
製造業界から設計チームへと栄転しました。
これはつい最近、2020年のことです。
また、NAKIの友人であり、シェイパーであるタイラー・ウォーレンがいます。NAKISURFでは、日本での契約のしばりがあり、ログの扱いは締結できませんでしたが、そのフィルソフィーを見聞し、NALU誌にアウトプットしているのは、みなさんのご承知の通りでしょう。
タイラーのログへの想いは、同時にミッドレングスやフィッシュ、ミニシリーズやショートボードの骨格でもありました。
タイラーの師匠がテリー・マーティンであり、そのことによって、ダナ・ポイントの次世代として、タイラーがテリーの系譜を引き継いでいます。
タイラーは、一流サーファーでありつつ、マスター・シェイパーでありますが、その大先輩として、ドナルド・タカヤマがいます。
彼は、10代でハワイからサンクレメンテにやってきて、晩年はダナポイントの隣の隣町オーシャンサイドをベースとして、この滑走世界にさまざまなインプットを与えました。
ECこと、エリック・クリステンソンがNAKISURFのラインナップにやってきました。
これでサンディエゴの系譜、つまりスキップ・フライや、若きジョシュ・ホール、そしてクリステンソン家譜が手に入ったことになります。
ロングボード。(ハイパフォーマンス・モデルも含む)
またはログ。(ハイパフォーマンス・モデルは含まない)
広義によると、
ログは、1930年代から現在にかけて制作された波に乗る芸術作品を指します。
木製で始まり、
グラスファイバーや化学製品となりました。
「美しく波に乗る」ということを至高芸術とした板状の造型により、
たくさんの伝説が誕生しました。
デヴィッド・ヌイーヴァの登場もこのログ全盛時代です。
ヌイーヴァのロギングは、
まるで『ドアーズ』のようなロック・シーン同様な華やかさと、
重量感を併せ持っていたと聞きます。
サーフボードは、素材やシェイプの変化に敏感です。
1960年代までは、割と牧歌的でしたが、
現代のサーフボードは、新しいアプローチが加えられています。
フィンの数、位置。
素材の反発力、柔軟性と剛性。
古来と現代、
二つの概念の領域は、
曖昧ところがありつつもデザインで見ると、
今も重なる部分だらけです。
古来から現代ロングボード。
転換期は1990年代にさかのぼります。
元々はクラシック、
伝統的なものへの回顧や憧れによりロングボードが復活したのだが、
ショートボード時代であります。
ショートボードと同様のアグレッシブさがこのとき訴求され、
ハイ・パフォーマンスというデザインが誕生しました。
これは定着するかのように見えましたが、2010年代頃から徐々に廃れ始めました。
前出したジョエル・チューダーやミッチ・アブシャーたちが掲げるのは、
「サーフィンの原点に立ち戻れ」という観点。
それによって『ダクトテープ』という興業がスタートし、
世界中で人気を博しています。
わが国にも2019年の11月にやってきて、
NAKIと同行していたアンディ・ニエブラスの優勝で幕を閉じました。
さて、1950年代のログは、木材で製作されていました。
1960年代に木からポリウレタンとグラスファイバー製となり、
その生産能力がサーフィン・ブームに追いつきました。
1966年にはナット・ヤング(乗り手)と、
ジョージ・グリーノウ(フィン)による、モダンサーフボード革命があり、
それによってピグという定義のサーフボード・デザインが確立しました。
それからというもの、
さまざまなシェイパーたちが、
このログのアウトラインやフォルムへ対してあくなき情熱をぶつけ、
究極を求めました。
古くは、
フィル・エドワーズやグレッグ・ノールたちがこのことを日夜研鑽しました。
近年では、コンピュータ・シェイプでアウトライン、ロッカー&フォルムを模しつつ、
近代ショートボードの手法(コンケイブ、ロッカー)を取り入れ、
1960年代には成しえなかった温故知新モデルを完成させ、
それらはCJネルソンやアンディ・ニエブラスたちの試乗によって、
これまでにはなかった評価を得ることになった。
サーフボードは、国や海をまたぎ、
多様な文化と歴史がデザインとなって継承され続けています。
2020年、
デジタル・テクノロジーの影響を多大に受けて、
当時のものをコンピューターで複製、成形する時代となりました。
NAKISURFでは、ちょっぴり大きなことを考えました。
伝説から古来、
現代のロングボード・シーンを考え、
「オリジナル・ログ」とされるピグ。
これに加えて、
ロングボードの極みである
「ノーズライド」に特化した安定製の高い二つのデザインを具現化し、
複製やサイズの下限上限を可能としたログを製作するということです。
このアイディアには、下地があります。
わが国が誇る勤勉かつ、
超有能なサーフボード博士がいるのです。
1971年と、
1973年式のボンザーを完全複製した前田博之氏です。
その彼にこの古来と現代を融合した理想のマスターピース2種の製作を依頼することができ、
先日いわゆる『完全なるログ2種』が完成しました。
さらには、その『完全なるログ2種』ログ、フル・ロングボードの極みをそれぞれ、
現代テクノロジーを結集させたオートメーション・スキャニングをして、
コンマミリでの方眼モデルをデジタル化しました。
それをCADでブランクスを出力して、前田博士がファイン・シェイプ、グラッシング、ホットコート、サンディング、グロスコート、バフィング、ポリッシュと、全て一人の行程でオールサイズでリメイクするのです。
これが、時代を圧縮した「ネオ・ピグ」と、
究極のノーズライダー「ザ・ノーズライダー」です。
高品質な古来現代の究極ログやロングボードをお探しなら、ぜひNakisurfへ。
全員が本気で作りました。
そして本日2月2日より、
満を持してカスタムオーダー受付開始となります!
<キャンペーン期間中に限り10000円OFFでのご案内となります!>
今後、ボード価格を割引いてのキャンペーンは一切行いませんので、
ご検討中の方はこの機会にぜひぜひ♪
※ストック2本も10000円OFFでオンラインストアに掲載済みとなります。
各モデルの詳細はこちらからご確認くださいませ。
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