ぼくは日曜日に波乗りにいくことが多いのですが、
昨日は普段の週末とは違い、
しっかりした想いを持って海に向かいました。
震災の被害を受けた茨城の海も、
この半年で多くのサーファーが戻っているようです。
宮城や福島(車のナンバーから)のサーファーの方も多く、
ときどき話をさせていただいたりしました。
2012年3月11日、
友人と沖に出て海に祈りを捧げました。
多くの方がさまざまな想いを持ってこの日を迎えたように、
この日の海はとても感慨に満ちた雰囲気となっていました。
世界中からも祈りの言葉が届き、
慈愛ある人々によって多くのチャリティイベントも開催されていました。
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震災の日は実家の栃木県にいたのですが、
大きな揺れに大地が割れるのではないかと感じ、
揺れが早くおさまるように必死に祈ったことを思い出します。
その日は広範囲な停電になり、
電気が戻った翌早朝にニュース映像を見て、
その被災の大きさに愕然となりました。
その後は市の施設で福島の方々を受け入れはじめたのを機に、
炊き出しなどのボランティアに参加したのですが、
凛とした皆さんの姿に、
こちらが勇気をもらうことも多かったのです。
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この震災を経験して、
新しいエネルギーや生活の価値観を、
本気で考えるようになりました。
また文明がどれだけ発展しても、
自然の摂理の中で生かされていることを実感しました。
その摂理の中で、
ぼくらは懸命に生き、
明日に夢を持って進んでいるのですね。
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震災から一年。
東北の被災地では、
支援や援助が必要な場所がまだまだあります。
本当に本当に大変な思いをされている方も、
数えきれない程いらっしゃいます。
未来への希望も、
今はまだ荒野に咲くかよわき花かもしれません。
しかしその希望はいつか荒野を埋めて、
夢があふれる大地にしていけるはずです。
一人でも多くの方が笑顔になれるように、
手と手をとり合って新たな一歩を進んできたいと思います。
(じゅん)
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