人が並んでいるラーメン屋さんと、
閑古鳥が鳴いているラーメン屋さん。
2件が隣り合っていたらどちらに入りますか?
ほとんどの人は、
“人が並んでいる”ほうに入ってしまうそうです。
『多くの人が選んでいる』、
という状態に乗っかる性質が人間にはあるとのこと。
これは『同調伝達』といわれ、
もともと人に備わっているサバイバル能力から、
「多数派を選ぶ」という戦略なのだそうです。
社会でいえば、
「株式市場のパニック売り」といった現象は、
この『同調伝達』が原因らしいです。
.
「多くの人が選ぶ波」
サーフィンに置きかえてみると、
海岸線がひろがるビーチでも、
なぜか一カ所に人が集まっていることがありますよね。
もちろんそこには、
すばらしいサンドバーがあって、
良い波がブレイクしていると思います。
しかし、
そのピークに人がワンサカいれば、
「波1本へのパニック乗り」
夏の有名スポットでよく見受けられる現象でしょうか。
.
『同調伝達』
生存や繁殖を考えれば、
たしかに必要な機能なのかもしれません。
しかし、
ことサーフィンにおいては、
この同調から抜け出した先に、
自分だけの輝く未来が待ち受けているように思えます。
.
「ストレスフリーな波乗り」
良い波が割れているけど人がワンサカいるピーク。
ブレイクしづらく良いとは言えない閑古鳥の波。
多少、良くない波でも、
空いた波でのごゆるりサーフは、
なんのストレスもなく自由を感じます。
これぞ、逆真流の発想!!
.
それは自分らしい生き方への気づきであり、
より健康的な未来に向けた考え方なのかもしれません。
日常生活を抜け出して、
はるか沖に漕ぎ出す爽快さ。
ダックダイブで波をくぐった瞬間、
すべての現実が消え去っていきます。
.
「浄化とは日頃のサビを落とすこと」
精巧な機械でも、
歯車のサビを落として、
油をさしてこそ長続きするもの。
ぼくらサーファーにとって、
おやすみの日に海へ行くことが、
日頃のサビ落としであり、
つまり浄化なのでしょう。
.
「日常からのささやかな逸脱」
社会の歯車としての時間があり、
そこから逸脱して海に向かうこと。
サーフボードを手にして、
足元に広がる波面をただ感じること。
波乗りを終えたあとにも、
爽快なグライドの余韻に浸ること。
この開放感にすべてがリセットされますよね!
.
サクラ咲く 華やぐ空に 鳥が舞い 波に感じる 海のぬくもり♪
暖かい春がやってきました!!
『同調伝達』から飛び出して、
自分らしい波乗り世界に羽をのばしましょう!!
(じゅん)
コメント