異端児と呼ばれ敬遠されたこともある。
風雲児と言われ賞賛されたこともある。
ただいつも僕らの注目を引きつけて、
感動させ続けてくれることに異論を挟む余地はない。
「4000本」の意味は大きい。
しかし初めて打った1本も、記録に残る1本も、
そのすべてに途方もないドラマがあるのだろう。
その英雄は4001本目も「同じように大事な1本」だと言った。
ぼくらが次につかむ「1本」は、
はじめて乗った1本の波と同じ価値を持たせられるのだろうか?
次に出会う1本に思いを込めて・・・
ーfacebookナキサーフページよりー
https://www.facebook.com/nakisurf
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波乗りを始めたばかりの頃は、
波がきたら必死にパドルをして、
もがくようにテイクオフして、
ヘトヘトになるまで遊ぶことがサーフィンだと思っていました。
しかし、
まわりにいたセンパイに聞いたり、
海で目にする上手いサーファーたちを真似て、
さらには家でサーフィンビデオ(今はDVDですね笑)を見て、
上手く波をゲットするコツや、
波の乗り方などを学ぶことになります。
「どのようにすれば今よりもっと上手く乗ることが出来るのか」
その向上心は今も自分のサーフィンの根幹にあり、
毎セッションで一喜一憂しています。
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サーフィンが面白いなぁと思う点は、
その環境に大きく左右されるところです。
日々、通い詰めるスポットが無人だったときは、
乗り馴れた波だけに好き放題乗ることができます。
一方で、
はじめて訪れたスポットでは、
一本目を乗るのに慎重になったりします。
ましてや大波の日などは、
じっくり考え抜いて一本を手にするということも。
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もう9年近く前ですが、
フィジーのヴィナカという未開スポットにトリップしました。
そのチョープーのような波質に恐れをなして、
一日に一本乗れるかどうかという経験と、
自分の小ささを分からされてしまいました。
そのときは弊社主宰のふなきや、
他プロサーファーと一緒だったのですが、
彼らのサーフィンをじっくり見ていても、
自分が乗るイメージを抱くことができずに、
たった一本の大きさを実感したことを思い出します。
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サーフィンを続ければ続けるほどに、
同じ一本の波でも、
このような大きな違いがあることを、
身をもって知らされていくように感じます。
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冒頭の言葉は、
もちろんイチローさんの4000本安打からですが、
インタビューからは1本の重みがひしひしと伝わってきました。
「達成するまでの道のりを知らずして、4000本を語るなかれ」
言外からはそんなことを感じ取りました。
そして4001本目・・・。
その後のインタビューが、
ズバンとぼくのこころに突き刺さりました。
波乗りでもまったく同じことが言えるはずです。
「今この1本を大切にするからこそ、次の1本に輝きが生まれてくる」
その1本の重みは、
輝く未来への道しるべなのだと思います。
次に出会う一本を思い、
いつまでも夢を見ていられるサーフィン。
波乗りって本当にすばらしいですね!!
みなさんもステキな波乗りライフをお過ごしください。
(じゅん)
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