ぼくの友人の多くは、
平日は仕事のみの週末サーファーです。
その中でも、
今まで勤めていた仕事をやめて、
海のそばに引っ越していく友人も少なからずいます。
毎朝サーフィンできる環境を整えつつ、
海沿いの仕事やネット関連の仕事などで、
日々の生計を立てています。
NAKISURFスタッフもそういう人ばかりですね(笑)
他のスポーツとサーフィンが大きく違うところは、
今までの生活環境を変えてまで、
「のめり込んでしまう」という点かもしれません。
むかし見た映画に、
「サーフィンは人生を変える」、
という言葉がありました。
サーフィンにのめり込んでいる人は、
その言葉の真意をよく理解しています。
実際にぼくの友人でも、
サーフィンのために人生を変えた人も多いです。
有名会社をやめてサーフィンのために海外に住み着いた人。
都会から千葉の海に移住してクロス貼り職人をやっている人。
冷たい海が苦手で生活拠点を沖縄へと移した人。
一方で、
もくもくと週末サーフィンに勤(いそ)しむ友もいます。
生活環境を変えられず、
海から離れて住んでいるけど、
毎週末は夜明け前から海に向かう人たちです。
これらの友人を見比べてみても、
サーフィンへの情熱はそう変わりがないように思います。
頭の中は「波への思い」ばかり。
結局はサーフィンが好きで、
何よりも海が好きな人たちなのです。
NAKISURFスタッフの中でも、
ぼくは数少ない後者のほうで生活しています。
25歳の頃に会社をやめて、
カリフォルニアで生活していたこともありますが、
今は諸事情により海から離れた場所で生活しています。
ぼくらの年代は、
さまざまな社会変化のまっただ中にいます。
世界のグローバル化、バブル経済、ネット社会、
世の中の変革は加速しながら続いてます。
ぼくらの少年時代は、
あの終身雇用といわれた時代。
子どもの頃から比べると、
世の中は大きく変わり続けています。
会社で起きた問題や一喜一憂する出来事に、
幸せへの価値さえ忘れてしまい、
魂を充足させる場所さえも見失いそうになります。
そんな中でも、
変わらない価値を保ちつづけるものがあること。
それは人生の強みなのだと思えるようになりました。
ぼくの中で、それが「サーフィン」なのです。
そして前述した友人たちも同じ価値のもとに生きています。
人によって大きく変わる幸せへの基準ですが、
「良い波に乗ることができるか?」
この言葉に純粋に従うことが、
サーファーの幸せの基準のような気がします。
海に沈む夕陽に、
人間に宿る本当の幸せ、
自由な精神とは、
いったい何であろうかと夢想する。
そんな時間を持つことこそが本当の幸せなのかもしれません。
今回のハードボイルドなタイトルには、
海のそばに住まずに週末のみサーフィンに行く、
そんな自分の環境を納得させるための、
願望を込めた言葉に違いありませんね(笑)
今週も頑張って仕事をして、
週末サーフィンで魂の充足をさせてくださいね♪
最高の波乗りライフをお過ごしください!!
(じゅん)
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