波乗りは自然を相手にするので、
波やウネリなど先が読めないことも多いです。
今のシーズンに一番気になるのが台風の進路。
沿岸に波をもたらすと同時に、
列島に近づけば災害をもたらす驚異にもなります。
四国では記録的な大雨で、
54万人に避難勧告が出ているようです。
四国に住むスタッフりょうたからも水害写真が届き、
その後の動向と事態の収束に心配をしています。
先の読めない自然ですが、
衛星写真から情報を解析して、
一般情報にする人々がいます。
そう、気象予報士の方々はすごいですね。
サーファーにとっては「波を読む」だけでなく、
危険回避としての極めて有用な知識になりそうです。
天気予報を見ても、
数日先の天気図まで予想されているので、
こういう情報を生活に活かすのは必須なのかもしれません。
例えば、台風のウネリ。
台風が「北緯20°線」を越えると、
各地にウネリが届きはじめるそうです。
また日本の東を通る台風なら、
「東経160°線」の内側にあればウネリが入るということ。
実際には、
西日本にウネリが届いても、
関東以北には届かなかったり、
いろいろな要因が重なることもあるようですが、
ひとつの基準線になるので参考にしてみてください。
一方で陸地から1,000km以内に近づくと、
天候が荒れてしまうので注意が必要です。
もちろん海も大荒れで危険な状況になります。
今回の災害のように、
前線に吹き込む湿った空気に台風が重なり、
人身災害となるような大雨になることもあります。
昨今の異常気象と呼ばれる竜巻やゲリラ雷雨、
それらは陸地の温度だけでなく、
世界の海水温も関係していると言われています。
海と生き物のつながりは、
太古から連綿と繋がっているものなんですね。
四方を海に囲まれた日本ですが、
今の日本人にとって「海でゆっくり過ごすこと」は、
実際にはなかなか難しいことなのかもしれません。
忙しい毎日の中で、
海に楽しさや癒しを求めることは、
自分にとってもかけがえのない時間になっています。
波を追い求める生活は、
どのサーファーにとってもロマン溢れることでしょう。
ぼくらの生活にとって切り離せない海の存在。
さまざまな驚異となっても、
その美しさには魅了され続けてしまいます。
子どものように好奇心を持って、
もっと海の深さや神秘性を知ろうとすること。
サーフィンを楽しむだけでなく、
海のこと、天気のことをもっと知ることで、
より安全に快適なサーフィンライフを送れるのかもしれませんね!
そして、その接点を握るサーファーのぼくらも、
有用な知識を後世に残していけるように、
深い気持ちをもって海と接していければと思います。
明るいサーフィン生活に向けて、
そして次世代を担う人々に向けて・・・。
8月に入り、いよいよ夏本番。
今週もどうぞよろしくお願いします!
(じゅん)
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