こんにちは。
ゴールデンウィークもいよいよ折り返し地点。
お天気にも恵まれ、新緑もぴかぴかと力強く輝き
本当に気持のよい季節になりましたね。
冬の間はお休みされていたサーファーの方々も
海に戻られているのでしょう。
波のある日には、
それは大勢のサーファーで賑わっているようです。
そこでいつも問題になるのは
混雑によるトラブル・・
「前乗り」「クラッシュ」「怒鳴り声」「にらみ合い」
誰でも、いつかどこかで
一度は経験された事があるかもしれません。
原因はいくつかあるでしょうし、
ブレイクごとの特徴もあります。
でも
もしかしたら、ほんの少しの事で
それらを回避する事ができるのではないのだろうか？
僕は最近、そのように感じるようになりました。
ある日のこと。
波があり、やはり人が多く、その風景を見た僕は
少しうつむき気味で、ため息をつきながら
ブレイクに向かってトボトボと海岸を歩いていたのです。
そうしたら
「おはようございます！」
きっと、かなり朝早くから入っていたのでしょう、
水に濡れた男性サーファーが、すれ違う時に
満面の笑みで挨拶をしてくださったのです。
もちろん、僕も挨拶を返しました。
返してから・・とても恥ずかしい気持になりました。
これから大好きな波に乗るはずなのに
こんな浮かない顔で太陽の下、むっつりと歩いていたことに。
挨拶って、良いものですね。
見知らぬ者同士でも、それぞれサーフィンが大好きで
「いってらっしゃい」
「いってきます」
そんな気持で、言葉を交わせること。
僕はその瞬間から、先ほどまでのちょっと暗い気持が嘘のようになり
「よし、今日はずっと笑顔で海にいよう」
そう決めて、パドルアウトしたんです。
そうしたら・・
どうしてでしょう？
人の多い場所でも、イライラする事もなく
終始楽しくサーフィンすることができたのです。
次々と他のサーファーが波に乗っているのも
にこにこと見送る事もできました。
気持に余裕が生まれたような、不思議な感覚で
冷静に自分の位置をみつけ、混雑のなかでも
たくさんの波に乗る事もできました。
笑顔って不思議です。
最初は無理矢理、笑顔をつくっていたのが
そのうちに本当に笑顔でいられるようになる。
自分自身の気持も変えてしまう力があるのかもしれませんね。
リラックスできるし、ゆとりが生まれるようで
他のサーファーに対しても
やさしさを持てるような気持になります。
リスペクトの気持も生まれてきます。
海の上で、もしみんなが笑顔でいたら？
眼が合う時に、にこりとしたり
波に乗っているサーファーに、
イエーイ！と手を挙げる事ができたら？
想像すると、なんだかうれしくなります。
よかったら、一度試してみて下さいね。
見える景色が違って来たり
自分自身のなかで、何かが少し変化するかもしれません。
今日の動画は、ショートからミッドレングス、ロングボードまで
何でも乗りこなせてしまう3人。
クリスチャン・ワックさん
コーリー・コーラピントさん
トミー・ウィットさん
夕焼けセッションの模様です。
なんと言いますか、
「どんな風にでも乗れちゃうんですね！」
そんな感想がまず出てくるような、まるで曲芸のようなサーフィンです。
すごいなあ。
ぜひ、ご覧になってみてください！
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