「ひらく、とじる、ひらく、とじる・・」
昔、流れていた そんなフレーズのCMを想い出していました。
木村拓哉さんだったかな？
最近、僕は 海でとても気持ち良く過ごせていて
良い想いをすることが多いので 驚いているんです。
「良い想い」というのは、つまり
心の状態が良く、常にほんわかとあたたかで、
笑顔が絶えず、人に優しくなれる、
そんな感じの状態が続くことです。
でも実はこれは、
思い起こしてみるといつも、他のサーファーが絡んでのこと。
そう、なぜか
知り合いでもそうでなくても、一緒に海に居合わせるサーファーの方々が
僕のメンタルな部分にも 働きかけてくれているような感じなんです。
でも、本当に些細なことなんですよ。
ある時は、
速くてサイズもある波に乗り切ってプルアウトした瞬間、
なんと隣のブレイクから叫んで手を上げてくれた方がいました。
ある時は、
海岸からパドルアウトしようとする時に、
そのブレイクでは大御所の怪物のような存在の方が
呼び止めてくださり、その場所でのいくつかのコツを教えてくださいました。
またある時には、
その板さあ、と話しかけてくださり
そこから連絡先を交換して、仲良くなったり。
わずかな時間の積み重ねなんですが
こういった事で、ハッピーな気持になれて
その海でのサーフィンや、その日そのものが最高になったりするものです。
「さっき、いいの乗ってたね！」
「よく頑張っているねー。」
「その板、調子良さそうだね。」
きっと皆さんの周りでも、このような言葉が行き交ってはいる事でしょう。
ちょっとした、何気ない言葉たちですよね。
でも
こういった事で人の気持、心持ちが変化するのだなあ、って
最近は実感しているのです。
一度笑顔になれると、そこから笑顔は伝染するようです。
周りのギスギス感もいつの間にか、どこかに行ってしまって
波を取る、取られる、でなく
お互いのライディングを見送ったり、見送られたり。
時に一緒に乗ってしまっても、ワハハと乗ってゆく事ができたり。
自分の空気が変わってゆくことで、
周りの空気も段々と緩やかに、そして
お互いの気持にも 余裕が出てくるように感じています。
どうしてかはわかりませんが 僕なりの解釈は
海に入っている時は、一部のサーファーには
少なからず、余計な緊張感？警戒心？
そのようなものが、付着しているのだと思うんです。
波への気持は置いておいて、特に人に対して、です。
それが、こいつはなんだか大丈夫そうだぞ、と思ってもらえると
その警戒心も緩んでくる・・
そういう仕組みになっているのではないかと？
笑顔の伝染・・これ、本当にありますから。
まずは、自分から。
怯えず、窮屈にならず、警戒しすぎず、強ばらず、でも
しっかりと周りを見ながら。
他人をリスペクトし、讃え、にこりと微笑むだけ。
閉じずに、自分を解放する。開く。
ああ、今までなんて狭い場所にいたのだろう。
今は不思議と、そんな心境です。
ぜひ、お試しになってみてくださいね。
海で過ごす時間が、ガラリと変化してくると思いますよ！
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
今日の動画は、なんとまだ17歳だという ハドソン・リッチーさん！
「若きナット・ヤング もしくは ゲイリー・プロパー」
そんな風にも表現される、若きローカルスター。
すごいですね。
ロングボードがメインのようですが、動画ではミッドレングスでしょうか？
少し短めのボードにも乗られています。
若くして、サーフボードのカテゴリーに縛られず
こんな風に波と関わっているなんて、すてきですよね。
これからニョキニョキと、頭角を現してくるような予感がします。
こんな風に、のびのびとサーフィンを楽しめるよう
僕たちも同じ海で 笑顔でやってゆきたいものですね。
ぜひ、ご覧になってみてください！
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