皆さんはサーフィンをするときに、リーシュコードを付けていますか？
僕は、リーシュはサーフボードと当たり前のセットだと思っていたので
必ず付けていました。
今も、基本的にはそうしています。
何せ、まだまだビギナーですし なるべくトラブルは起こしたくありません。
でも、1年くらい前のことでしょうか？
モモ〜腰くらいの、サーファーは少なめ、波数のある日のことです。
一緒に海に入ってくださったベテランの先輩方に
「リーシュしないで入ってごらんよ」
と、突然言われたのです！
僕はびっくりして、目が点になり絶句してしまったほどでした。
リーシュコードはサーフボードに必ず付けるもの、付いているもの、
そんな意識しか持っていなかったからです。
先輩方が言う、ノーリーシュのメリットは こうでした。
＊サーフボードを流さない訓練になる
＊リーシュによるストレス感がなくなる
＊サーフィンが調子良くなる
＊万が一流しても、泳ぎの練習になる
そして、恐々パドルアウトして、テイクオフ・・
驚きました。
今まで当たり前に足に付いていたものでしたが、それが無くなるだけで
こんなに足周りが楽になるなんて！
サーフィンの調子が良くなる、の意味がわかる気がしました。
それと、ワイプアウトしそうになる時に
必死でサーフボードをつかむようになりました。
ボードを流すことを想像すると怖いので、それはもう必死です（笑）
そう考えると、今までは
リーシュコードが足とボードを繋いでいる、というだけで
無意識に平気でボードを離してしまっていたのだな、
と気づくことができたのです。
この気づきには僕自身、本当に眼が覚める想いがしましたし
それ以降のサーフィンへの意識が変化するきっかけにもなりました。
「リーシュコードはルール」
日本では、そのように決められているのでしょうか。
僕は気になって、検索をしてみたところ
ノーリーシュのサーファーに対してのバッシングのコメントが
あちこちのページから見つかりました。
理由は
＊危ないから
＊カッコつけているだけ
＊ルールは厳守しなくてはいけない
そう、その通りでもありますよね。
でも、状況によってではないかとも思うのです。
波が小さな日であることが、僕には大前提ですが
例えば波がブレイクしていても
不思議な事に ほとんど人のいない日もあります。
メジャーブレイクのすぐ横で割れる、無人の良い波もあります。
僕は、そういう時にトライしているのです。
それと、10数人入っている時には
まず陸から、その状況をしばらく観察します。
どのようなサーファーが入っているのか、
うまく波は廻っているのか、
場のリズムを乱しているサーファーがいないか、
セットが入ったらどうなるか、など・・
そういった観察も含めて、本当に勉強になります。
考えること、想像すること、予知すること。
ノーリーシュを（本当にたまあにですが）実践してみることで、
こんなにもサーフィンへの意識が変化してくるのだなあ、と
驚きと発見の連続です。
ノーリーシュを僕からオススメしているわけではありません。
判断できないサーファーによる事故やトラブルの実例を
検索しながら、たくさん読みました。
ただ、経験の一環として とても大切なように感じたものですから
少しだけ書いてみました。
それと、加えておきますと 僕は
キャッチサーフのスポンジボードに限って、やっています。
まだまだ、あらゆる意味でサーフィンは不慣れですから。
もし、少しでもノーリーシュの感覚にご興味がある方がいらっしゃったら
広いビーチブレイクの、人のいない波で試してみて下さいね。
いつもの場所で・・とは思わずに。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
今日の動画は、もっとびっくり！
４’１０”のミニボードですが、フィン無し、リーシュ無し、はあたり前
さらには
ストリンガー無し、ファイバーグラス無し、レジン無し・・・？？
つまり、
切りっぱなしの剥き出しのブランクス（サーフボードの中身の材料）
のみでの サーフィンなんですよ。
しかも、上手い！！！
この驚くべきボードを切り出したのは、ライアン・バーチさん。
４フィートのミニサイズから９フィートのロングまで
どのようなボードでも乗りこなしてしまう、
あのジョエル・チューダーさんが認める、若き天才シェイパーでありサーファー。
なんと現在まだ、27歳。
そしてこの映像は7年前のものなので、まだ20歳の時？？？
切りっぱなしのブランクス、と言っても
ノーズが斜めに切り取られていたりはしますが、
それにしても・・このマニアックな世界って、何でしょう（笑）
サイズはあっても、ユルそうな波に
軽いブランクスで こんな風に滑ることができるなんて。
しかも、ボードは回ったり行ったり来たりと不安定な動き。
それに動じない、サーファーのこの安定感！！！
すごいなあ。
あらゆる先入観を取り払って、ぜひ ご覧になってみてくださいね。
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