日ごとに気温が暖かくなりサーフィンが楽しくなる季節。
そんな春はサーフボードの新しい乗り味、
自分流のサーフスタイルをみつけて楽しみたいものですね。
ナキサーフでは『新しいスタイルを見つけよう』キャンペーンを開催中。
スタッフそれぞれが考えるスタイルと、
乗りたいサーフボードは密接につながっています。
みなさまのボード選びのご参考になればと思いまして、
今回、春の座談会を実施しましたのでご覧くださいませ。
まずは前編になります・・・。
|Q1 豊富なデザインがあふれるサーフボード、自分の好みに合わせた選び方とは?
じゅん:
ぼくは細身のポイントノーズ/トライフィンが主流の時代にサーフィンを始めたのですが、
エアリアルなどのアクションが過激になり、サーフボードもどんどん進化していますね。
その一方ではレトロな温故知新系など、今はさまざまなデザインがあふれています。
りょうた:
やはりぼくはこれ一本でどんな波にでも対応できるパフォーマンスモデルを選んじゃいますね。
今の主流となっている幅広ミニボードよりも、ノーズが尖ったボードの方が好きです。
おおにし:
ぼくは幅広のミニボードが好みです。基本的に腰〜胸、力のないブレイクが中心の千葉では、
浮力のある加速性の優れたモデルを選ぶことが多いです。
なかがわ:
短くて少しクセのあるボードは好きです。乗り込んでいくうちにコツを掴んでしまえば、
そのクセがまた利点になったりして。あの感覚が楽しいんですよね。
やす:
ぼくはサーフボードの形状というより、シングルフィンやツイン、またはクアッドの乗り味が好きです。
ジャストの浮力ではなくて、やや過浮力で浮くような滑走感が好みです。
はぎ:
形でいえば幅広ポッチャリ系っていいですよね。ぼくは検品でかなり細部までボードをチェックしますが、
数多くのボードを目にした結果、乗り味も含めて見た目がかわいいボードが好みかなと、気付きました。
じゅん:
幅広ラウンドノーズで厚めのオルタナティブ系とハイパフォーマンス系を2本持っていれば完璧ですね。
ボードによって乗り方もスタイルも変わるので、波や気分での乗り分けが楽しいです。
カリフォルニアのカルチャーを知って、「ボードの種別にこだわらない」というコダワリを理解しました。
|Q2 サーファーそれぞれに好きなサーフスタイルが存在する
じゅん:
ボードの乗り方によって、サーフスタイルも変わってくると思います。波によってオルタナティブか、
ハイパフォーマンスかを使い分けるけれど、それは波に対してのライン取りなのかもしれませんね。
最近はオルタナティブ系に乗っていますが、大きなラインでのサーフィンができるように意識しています。
りょうた:
ぼくもヒザ波のビーチブレイクから、台風、海外の大波、チューブ波まで、サーフボード選びも、
その時のコンディションに合わせたボードで楽しむスタイルです。
基本はハイパフォーマンスですが、その中でもワイドノーズやミニガンなどを使い分けています。
なかがわ:
好きなサーフスタイルは、波に挑む!切り刻む!というよりは自然の流れと調和をするような、
そんなスタイルが好きなので、ぼくは自ずとバターゾーンのようなボードを選んでいますね。
おおにし:
形や外見にとらわれずに、ミニボードからロングボード、キャチサーフのソフトボードまで、
自由自在なスタイルっていいですよね。ぼくはそういうところを目指しています。
やす:
ボードをあまり無理に動かさずリラックするして波に乗るスタイルが好きです。でも「やるときゃやる」。
そんなメリハリのあるスタイル。いろんな長さ、いろんな種類のボードを自分のスタイルで乗りこなしたいです。
はぎ:
いいですね!ボードやコンディションに関係なくスタイリッシュにサーフ!
じゅん:
ハイパフォーマンスの縦の鋭角的な動きでキッカリしたサーフィンももちろんカッコいいのですが、
オルタナ系ボードの柔軟なレイルワーク、スムーズで止まることのないサーフィンを見ると、
サーフィンだけでなく、スタイルも含めてカッコいいサーファーだなぁと思ってしまいます。
|Q3 具体的にどういうサーフボードが好みですか?
スタッフそれぞれのスタイルにあったモデル選びとは?
じゅん:
やはり好きなスタイルとサーフボードの形状は密接につながっていますよね。
数あるモデルの中から好みのボードを見つけるのは、ファーストインスピレーションも大事ですが、
自分のスタイルに合わせて選ぶことで、よりいっそうサーフィンを楽しめると思います。
りょうた:
ちなみにぼくの好きなブランドはCOLE、『ライトニング・キッカー』がお気に入り!!
ここぞという時には生粋のハイパフォーマンス『HPS-V12』や『ピストル』。
波が小さい時にはCANVAS『ミニノーズライダー 5’12”』や『ビーター』で遊んでいます。
おおにし:
CANVAS『バターゾーン』の乗り味は状況に関わらず最高だと思います。
CANVASの新作『レースカー』やタイラー・ウォーレンの『SuperSoup』などのシモンズ系も気になります。
なかがわ:
ぼくもCANVAS『バターゾーン』のトリコです(笑)
その系統からタイラーウォーレンの『BAR OF SOAP』には興味津々です。
この両ブランドのフィッシュに乗ってみたい願望があふれてきています。
はぎ:
はい、CANVAS『バターゾーン』いいですね!波が小さい日は『サンオノフリー』も最高です。
『ビーター』でクルクル回るのも楽しいです。2014年のプロモデルにも興味をそそられます。
今はタイラー・ウォーレンのサーフボードが一番気になっていますが・・・。
やす:
NATION『ロスドス』!!お気に入りすぎて、最近ヤスドスなんてあだ名も付けられています(笑)
シングルフィンの『アジャスター』、新作『シャンパン』も気になります。
あと、タイラー・ウォーレンの『Function Hull』は大注目のモデルだと思います。
じゅん:
ぼくもハイパフォーマンス系でサーフィンをはじめましたが、今はオルタナティブボードがメインです。
『バターゾーン』やDOC『ミニシモンズサング』などのシモンズ系は本当に速いですね!
あの速さはみんなが言うようにトリコになります(笑)ただレイルワークをしっかり覚えないと、
大きなターンにつながらない難しさ、というかコツみたいなものはありますね。
いまはタイラー・ウォーレン『Quadratic Egg』とCANVAS『レースカー』に大注目しています。
|Q4 今後の注目するサーフトレンドは?
じゅん:
カリフォルニアを中心に始まった進化とレトロ主義の融合的カルチャーが、
アメリカや日本のサーフ雑誌をみていても主流となってきていますね。
人気のサーファーもオルタナティブな雰囲気を漂わせた人たちになっています。
ケリー・スレーターなど飛び抜けた技術を持ったコンペティターサーファーにも、
根強い人気が集まっているので、一般サーファーが目標とする世界は幅広いです。
りょうた:
一部ではBD3などの今までにない斬新なデザインが求める動きも残ると思います。
ケリーでさえ、BD3やバー・オブ・ソープに乗り、未来のサーフボードだと言っていますよね。
オルタナ系サーファーがスタイルだけではなく、オルタナ系シルエットを継承した、
万人が乗りやすいデザインやモデルが増えるんじゃないでしょうか。
なかがわ:
注目するトレンド・・・と言っていいか分かりませんが、これはサーフ業界に限らず、
小さく(こじんまり)、長く、確実に、物作りをしている人達に注目が集まっているかと思います。
ナキサーフに関しても言えますが、そういった名匠や銘職人たちから発信されるトレンドに期待します。
おおにし:
サーフィンを通じて海だけでなく自然と密に接すること、サーフィンを通じて世界の文化や、
伝統を学んでいくこと。かっこ良さだけでなく、サーフィンのすばらしい部分に注目したいですね。
サーフィンとその他アウトドアをつなげていくことで、総合的に世の中が良くなればいいなぁ、と。
やす:
ぼくはお客様と接するなかで、安価で強度があるボードへの需要を感じます。
でも、やはりサーフィン黎明期から長く続く、ハンドシェイプボードの良さは究極だと思います。
そういったカスタムシェイプにあらためて着目して、その良さをお届けしていきたいです。
はぎ:
ミニボード、ショート、ログなどボードを選ばずに乗りこなすサーファーがトレンドですね。
その自由さにサーフィンがマッチしているので、変なコダワリを持たずに楽しめればと思います。
じゅん:
アメリカの若い世代は、ハイパフォーマンス/トライフィンボードに乗ったことさえないという、
そういうサーファーも多いそうです。フィンレスやシングルフィンで始めて、何でも乗りこなす世代ですね。
自分のスタイルに新しいトレンドを織り交ぜることで、それは楽しいサーフライフを過ごせると思います。
NAKISURFではサーフィンの楽しさを根幹におき、
カリフォルニアのトレンドや波乗りの新しいエッセンス、
初心者からエキスパートまで万人に乗りやすいサーフボードをお届けしています。
その人の個性に合わせたボード選び、
その楽しさもお伝えできればと思います。
「スタッフ座談会 Vol.03」の後編は、
オルタナティブとハイパフォーマンスの違いに迫ります。
みなさまどうぞ楽しみにしてくださいね!
(じゅん)
コメント