BD2ショートインプレ

こんばんは、ユースケです。

写真はAVISO BD3の原型ともなったBD2ポリです。

ショールームに以前から置いてあるボードなのですが、

4’10″という短さ、キレの良さそうなダイヤモンドテイル、

そしてポリエスターでの乗り心地が気になっておりました。

AVISO BD3はしばらく乗り込んで、それなりにキャラクターは理解したつもりなので、

その違いを楽しむ意味でも個人的に興味しんしんなモデルだったのです。

そんなわけで、先日、イタリア発人気アパレルブランドDxxxxxの旗艦店@銀座で働く

友人ジョーズィーと一緒にサザンイバラーギへ波乗りしに行きました。

↑「波いーじゃんね」とジョージ。waxをゴリゴリゴリ

持ち込んだBD2のスペックは、4’10” x20″x2-1/2″

AVISO BD3 5’0″のスペックは、5’0″x 20-1/4″x 2-5/8″

ワタクシ ユースケのスペックは、172cm　70kg　1978年式午年O型

と、どうでもいいことも加味したところで、

両者のスペックを比べてみると、３サイズともにBD2が下回っていました。

さらに、AVISOとポリの違いもあるので、「浮力的にはきついかな？」

なんて先入観を持ちながらの初試乗と相成りました。

初試乗の際に装着したフィンはFCSのM5。

実際にパドルしてみて思ったのは、AVISO BD3に比べてさほどロスのない、

僕でも問題なく乗れるサイズだということ。

浮力たっぷりというワケでもなく、パドルがすいすい激速ということもなく、

不満は感じないけど速いほどでもないという、ニュートラルな感じでした。

波は腰?腹のパワー弱めなビーチブレイク。無風で面はクリーン。

で、１本目の波にパドル開始。

BD3の余裕ある滑り出しをイメージしていたが、

BD2の滑り出すタイミングの速さはBD3には適わなかった。

これは、BD2のボトムデザインがシングル to ダブル to Veeというコンケイブを採用していて、

BD3の特徴であるボンザーがないことが起因しているのか、はたまた浮力の問題なのか。

スムースに滑り出す感覚が僅かにもの足りず、

逆に進化版であるBD3のデザインが手にしたものを感じた気がした。

しかーし、滑り出して立ち上がってからのスピード感、それはそれは

ボードに全身を投げ出すのが病み付きになるほどのしっかりとした手応えを見せてくれた。

20″というボリューミーなワイド。

その余裕は、不安なく全身を投げうてる懐の深さを持っていて、

「乗り馴れる」なんて考えることもなく思い切り踏み込んでいけた。

そして、そのターンの伸びは素晴らしく、こんなにも短い板にも関わらず、

重めのレトロフィッシュが見せるような「ボードが先に走っていく感覚」というか、

先に走ろうとする板に合わせて体重をのせていく感覚を満喫させてくれた。

初試乗となったこの日は何ともボケボケだったのですが、

サイドフィンをゆるゆるに締めてしまっていたため、

数本乗ったときに左側のサイドフィンを海の中に落として来てしまいました（泣）

マイフィンをそんな風になくしてしまう自分の馬鹿さ加減に相当テンションダウンしつつ、

そのままサーフしました。

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そして、昨日。

伊豆は下田へ取材に行ったついでに、直人さんの勧めで大浜でサーフ。

こちらではしばらく波なしの日々が続いていたそうだが、

この日は腰腹?たまに胸、風は無風というコンディション。

美しく澄み渡るアクアブルーの波に激しい雨が降り注ぐ中、

軽めにサーフすべしとパドルアウト。

先日フィンをなくしてしまったのと、

前回AVISO BD3を試乗した際にルースさを感じていたこともあり、

今回は大きめのフィンで個人的にお気に入りなセッティングを採用。

サイドフィンには、ドライブ感が魅力のFCSのMR-X（AVISO風味）。

センターフィンにはG3000を。

若干ツインスタビ風のセッティングながら、MR-Xの大きさがもたらす

「思いっきり踏み込んでもしっかり答えてくれる安心感」が好きなので、

このセッティングを試してみました。

このセッティングがアタリだったのか、はたまた波が良かっただけなのか。

テイクオフからするするとボトムへ降り、ある程度のスピードを得たところで

思いっきり板を沈め込む。すると、そのレスポンスはとても素晴らしく、

しっかりとドライブしながら加速していく。

そのスピード感は前回の試乗時の印象をさらに上回り、

ups & downsでは実際の波のサイズを一回り上回るような

大きな動きを見せてくれる。

そして、板の返しも非常に軽く、そのポテンシャルの高さをまざまざと感じ、

サーフィンの新たな楽しさに触れることができた。

このBD2、かめばかむほど味が出そうなボードなので、

またしばらく乗ってみて、再度インプレを書いてみようと思います。

BD2ショートインプレッションでした。