どうもどうも、噺家ペーです。
何やらゆーすけの野郎が忙しいだのなんだのって
さして若くもねぇ三十路のくせにケツの青いこと抜かしやがるもんで、
本日は突然ではありますが、わたくしぺーがブログを書かせて頂きやす。
どうぞ皆様お付き合いくださいませぇ。
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さて皆さん、明鏡止水という言葉、一度は耳にしたことがありますでしょう。
四字熟語の謎解きといやぁ、◎肉◎食を焼肉定食と埋めてなんぼ、
そんなアタシはゴリ夢中。
と、上等な肉のようには焼いても食えねぇ
つまらん駄洒落はさておきまして、
本日お題の明鏡止水。
こちらはね、冷静に物事を判断するといったぁ解釈をされている方が多いと思いやすが、
もとをただせば、荘子大先生の徳充符にある、
【人、流水に鑑みるなくして止水に鑑みる】なるお言葉から成るそうで。
動き流れる水には姿は映らなくとも、静止状態の水にははっきりと姿が映り込み、
その有様をしかと見ることができるということだそうな。
転じて、上のような解釈と相成ったようではありますが、
波乗りを楽しむ酔狂にとっちゃあ、水が動かず己がきれいに映り込むような静かな状況たぁ
いわゆるひとつの“どフラット”を意味しているわけで、
それはどうにも喜べる状況ではないのは皆さんもご承知の通りでございまして。
しかしですね、よぉく考えてみると、
波面がまるで鏡のように美しく滑らかに伸び広がる時もありまして。
そんな時、波乗り人は往々にして頭に血を上らせながら
“前だ前だ”と進行方向へと向けて真剣に眼をオッ広げちまうワケですが、
いざ目の前にある水の壁を真剣に眺めてみたら、ひょっとすると己の姿が映っているのを
見ることが出来るかもしれねぇとも思っちまうわけでして。
まぁ、そんな極致、特にまん丸いどチューブに包まれながら
目の前の水面を冷静にジッと眺められる手練なんてなぁ
そうそういるとは思えねぇワケですけれども。
しかしですね、己の気付かぬうちに、どチューブの水面に映る己の姿があると思えば、
“あっ!”ちゅう間に終わってしまう1本の波、ひいてはどチューブに包まれている僅かな刹那も、
無限の瞬間の積み重なりであるという奥深さを感じてしまうワケでして。
まぁでも、そんな境地に至るには、超人的な精神と動体視力を手にするか、
天下の怒羅衛悶大先生の御腹から時間を止める装置を拝借せにゃぁ
到底できっこない芸当ではありますが。
え?? なんの話かまったくわかならい?
えぇ、こいつは大変失礼いたしまして。
まぁわたくしの言いたいことはですね、
波を止めて己の姿を映し見るって芸当はなかなかどうしてできねぇことではありますがね、
その波の一瞬一瞬を焼き付けるってことはできるってことが言いたいワケでして。
そうそう、そうです、写真機、えぇ、現代風に言うところのキャメラを使ってならば、
上のふなきの作品のように、
水が風が光が織りなす天上界の芸術的な刹那を写すことができるってワケですよ。
っと、あら!さすがは皆さん頭がキレて。
もうわたしのオチは見え見えで。参りましたねぇ。
そうです、そんなふなきの作品を壱から壱拾まで寄せ集めた写真集が
遂に出来上がりまして、近日発売されることになりましてね、
今週末の日曜にはアップルストア銀座店にて、その写真集発売に向けて
写真上映会を特別開催しちゃうってお話なんですよ。
波乗り人の心を優しく包み込みながら、時に揺らし、時に熱し、
心と眼に柔らかな潤いを与えてくれるふなきの写真がもう、
特大スクリーンに目一杯広がっちゃうんですよ。
これはぁもう、NAKIフォトファンは見逃せぬ大舞台でありまして。
さらにさらには、当日の会場ではCOLE親分の息がかかった
漆黒の銘刀、AVISO FIREBLADEまでお披露目しちゃうって話なんでぇ、
どなた様もぜひご来場くださいますようよろしくお願い申し上げます。
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さらにさらに、原宿ショールームでは、
平和鳥ことピースバード先生によるステンドグラスアート展
“PEACE BIRD RETRO SURF展”を開催しておりますが、
こちらはこの週末で終了となりますので、
まだ平和鳥さんの作品を見てない兄さん姉さん方は、
どうぞこの機会にお見逃しのないようお越し下さいませぇ。
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と、今日は斬れ味が今一ぬるかったようでありますが、
最後までお付き合いくださいまして、誠にありがとうございます。
この週末も沢山の波乗板をご用意して皆様のお越しをお待ちしておりますので、
原宿ショールームへもお越し頂けますようよろしくお願い申し上げます。
へへー。
@NAKISURF SHOWROOM 原宿
〒150-0001 渋谷区神宮前3-20-3
TEL:03-5772-2044
OPEN:11:30?CLOSE:20:30
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