「今日はとことん遊んで・・・、しばらくゆっくりしたい。」
これは知り合いのプロアスリートが、
試合のシーズンを終えた瞬間に口にした言葉でした。
ふむ?、
その言葉を聞いたときに、
プロアスリートが日々抱えるプレッシャーを知ったものです。
.
さて、
タイムリーな話題をひとつ。
ロンドンオリンピック開催で寝不足の方も多いのではないでしょうか?
テレビやネットのLIVE放映にかじりつき、
アスリートの方々にたくさんの夢と感動を与えてもらっていますね!
各国の選手を見ていると、
愛国心のもとに闘っている意識が強いのだなぁ、
なんてことも考えさせられます。
(※)掲載写真はオリンピックのものではありません。
ぼくはサーフィンのオフトレ感覚で、
高校からの趣味であるテニスをすることがあります。
たまにテニスの試合にも参加するのですが、
勝ち負けにこだわる機会は技術的な成長につながっている気がします。
そんなわけで、
オリンピックでテニスを見ていたときのことを少し・・・。
ロジャー・フェデラー(世界ランク1位)
vs
ファン・マルティン・デル・ポトロ(同9位)
↑
こちらの準決勝は、
セットカウント「2-1」でフェデラーが勝利。
どちらに転んでもおかしくない緊迫した試合でありました。
終始、極限の集中力のなかで、
せめぎあうプレイに最高峰のテニスがありました。
負けてしまったデル・ポトロは、
しばらく涙で立ち上がることができません。
その涙は自信をもって試合に臨み、
自分のプレイをやりきった証でもありますね。
結果は「負け」であれ、
見ているものに夢と感動を与えた闘いがあったのです。
それは観客の惜しみない拍手という形で表されていました。
勝者フェデラーのコメントを抜粋、
「グランドスラムで優勝したくらいの感情だった。
しかし、日曜(決勝)のために少しとっておく必要がある。
そうでないとおかしくなりそうだ。
最後はとても感動的だった。」
「緊張していた。
試合中負けるのではないかと何度も思った。
同時にメダルを獲得した自分も想像していた。
色々な感情が入り混じった。
何としても勝って、メダルが欲しかった。」
「デル・ポトロは驚くほど高いレベルでプレーしていた。
正直に言うと彼が芝のコートで最初から最後まで、
今日のようなプレーをしているところを見たことがなかった。
彼は自分自身のプレーを誇りに思うべきだ。」
.
オリンピックでは、
よく政治的な要因なども取り上げられますが、
結局は選手たちの熱い想いに、
ただただ興奮と感動、
そして夢を与えられているのですね。
オリンピックの瞬間に照準を合わせて、
その目標を達成するために他のものは削ぎ落していく。
そのためだけに生きる人生の時間。
ありきたりな生活をする自分にとっては、
その潔さだけでも尊敬してしまいます。
ましてや、
全世界が注目するオリンピックですから、
緊張やプレッシャーも半端なものではないですよね。
選手のみんながコメントしていますが、
「国民の想いを力に変えて・・・」という、
そのひと言が物語っています。
実生活でも同じですが、
ヒトの目を意識すると、
それはプレッシャーとなっちゃいますよね。
ひょえ?、
何十万人というオーディエンスが見守る大舞台で、
そのような状況を楽しめるのでしょうか?
応援や期待を力に変えるというのも、
技術と同様、精神面の強さが必要なのでしょう。
笑顔で楽しみながらプレイする選手も入れば、
その重圧に本来の力を発揮できない選手もいて、
ただただ、
がんばれー!と応援したくなります。
集中力を切らし、
一つの歯車が狂いだせば、
結果に大きく影響する繊細な世界。
それがプロアスリートの世界だと思います。
さまざまな欲や渇望を、
成長の糧にして日々を進む。
プロアスリートではないボクにとっては、
すこし気の遠くなる話です。
そして、
結果として本当に数少ないアスリートのみが手にする金メダル。
努力の報い、成功の瞬間。
もちろん、
メダルを手にできなかった選手も、
勝ち負けは結果であり、
努力は必ずその人の成長になり、
何か新しいものにつながる大きな意味があって欲しいです!
そういえば、
これってスポーツの世界だけのことでなく、
毎日のありきたりな生活でも言えることなんですよね。
他人の目など気にせず、
自分のことを信じて突き進めば、
内容の濃い人生を手にすることが出来るはずです。
それぞれの「人生の金メダル」って感じですかね。
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サーフィン世界にも2通りの世界観があります。
コンテストサーフィンとフリーサーフィン。
どちらにも魅力はあると思います。
冒頭の言葉を口にした友人も、
悔しさやよろこびの中で、
コンテストをこころから楽しんでいました。
一方で、
弊社NAKISURFでは、
ニコリンサーフという理念を掲げているんですよ!
その努力の中で生きている、
すべてのヒトが楽しくいられれば良い。
それが、
NAKISURFの提唱するニコリンの精神。
成功の評価軸は「勝ち負け」にあらず、
波に乗った瞬間を楽しみに満ちたときにしよう!
隣りの人と波を取りあったり、
混雑の中でギスギスした気持ちで波乗りするより、
いつも楽しく笑顔でサーフィンしていたいです。
みなさんもどうぞニコリンサーフを!!
勝利や成功への評価軸を、
他人の評点に置くのではなく、
自分の中にしっかりした軸を持つことで、
得られる幸せな世界もあると思います。
「自分の価値を信じて、
いつまでも熱く生きていたい。」
そんなことを認識させられたオリンピックです。
人の目なんて気にしていたら、
本来の自分などなかなか出せませんよね!
自分の想いや力を信頼して、
グイグイいっちゃいましょ?!!
(じゅん)
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