「人間が一歩前進すると自然は二歩後退する」
これは釣りを愛した作家、
開高健さんが1970年代に残した言葉です。
大自然を旅して、
その中でおこなう釣りを愛した作家の言葉。
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1970年代。
あのビートルズが解散し、
日本では万国博覧会が開かれました。
あさま山荘事件に、
ボーリングブーム。
「およげ!たいやきくん」が大ヒット、
王貞治さんを称えるために国民栄誉賞が創設されました。
オセオセ日本♪イケイケ日本♪の年代ですね。
時代は高度経済成長期で、
まだオイルショック前の経済発展まっただ中の頃でした。
そんな時代に悠久の自然を旅した開高さんは、
ヤハリ!
さすがの先見の明があったのでしょう。
“こころの豊かさは、
自然とともにすごす時間にある”
開高さんはそう思っていたのかもしれません。
もともとは人も自然の一部なのですからね!
その後の80年代頃から、
日本はモノが豊富な時代に入りだし、
「こころの豊かさやゆとりある生活」、
そこに重きを置く思想が出てきたそうです。
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時は移りゆき…、
2012年。
今を生きるぼくらはどのような世相を持っているのでしょうか?
文化の成熟期をむかえ、
経済混迷といわれる時代。
ぼくらは今、
あの開高さんの言葉をもう一度、
深く考えるときに来ているのかもしれませんね。
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波乗りを通して自然を見つめている、
そんなサーファーの視点を活かしていけば、
「人間と自然が歩調を合わせて、
よりよき未来へと一歩ずつ前進していく」
そのような時代を作っていける気がします。
足元に咲く花から、
はるか遠き自然の大地まで、
ぼくらの未来はたったひとつの地平線でつながっています。
「海からふと陸地を見つめてみる」
そんなかけがえのない時間を大切にしていきたいです。
自然と足並みをそろえて、
ハッピーへの一歩を踏み出していきたいですね!
2012年ものこり1ヶ月ちょっと。
こころ豊かな生き方に向けて、
波乗りライフを楽しんでいきましょー!!
(じゅん)
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