波乗りは大人のラグジュアリーたり得るのか!?

お知らせ

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サーフィンには独特のカルチャーがあります。

その前にカルチャー(文化・教養)とは一体なんなのか?

昔からサーフィンやスケートボードなど若者が中心となって流行るものは、

サブカルチャー(ある支配的な文化に対しての対抗的文化)と呼ばれます。

そのサブカルチャーが有名になり、多くの市民権を得て、

新しくメインカルチャーになっていくという流れがあるようです。

メインカルチャーになっていくと、

サーフィンを楽しむ層や幅が増えて、

さまざまな他文化と触れ合うことで、より洗練されていくものです。

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ただサーフィンにはアンダーグラウンドでいることの良さもあり、

特に日本ではそこが重要視されてきたのだと思います。

昨今はサーフカルチャーとして良い扱い方をされてきている気がします。

しかし実際に海に入れば波にもまれて大変な思いをしたり、

厳しいルールのなかで怒られて楽しめなかったり、

クローズドな環境で頼れる人がいなかったり、と。

そういうことも多々あり、

サーフカルチャーが「名実ともに」成熟するのは難しいのかもしれません。

 

knuckle SB shifter guide 1

(画像はCHABOTT ENGINEERINGさまより)

バイクの世界で面白い一例があります。

それはハーレー・ダビッドソン・ジャパンのカルチャーです。

現在、日本のバイクユーザー数は下降の一途だそうです。

自動車に比べて輸送手段としての利用がなくなっている今、

バイクは趣味としての利用がメインになってきます。

そこで、いかに「大人のラグジュアリー」として、

ファンに受け入れてもらうかがキーになっているといいます。

そんな状況で唯一ユーザー数を伸ばし続けるのはハーレー・ダビッドソン。

バイクの疾走感や孤独感というのは、

ある意味サーフィンのそれに近い気がします。

それこそがバイクの魅力と言えると思います。

アメリカでもハーレーといえば、大柄でヒゲ面の悪そうな男性のイメージ。

そのハーレーのイメージを残しつつ、仲間や家族で楽しむカルチャーへと発展しています。

もともと海外の大排気量バイクだったハーレーは、

日本の規制に合わせてカスタムされ、

さらには古くから変更されない日本の制度という障害に立ち向かい、
(日本はバイク技術の発展が著しいにもかかわらず、旧態の規制は変わらず残っていたそうです)

またハーレーのオーナーが集うH.O.G.の交流や、

オーナーたちがコミュニティの充実に力を入れています。

ハーレーに乗る夫はかっこいい。

ハーレーに乗る父に憧れる。

「パパがかっこついている暮らし」

そういった家族公認のカルチャーとして受け入れられているそうです。

バイク離れが進むなかでなぜハーレーだけが?と思ったのですが、

ぼくはこの記事を読んだときに「なるほど!」と納得させられました。

ハーレーは良い意味でのラグジュアリーを作り上げているのです。

 

DCIM107GOPRO

実はサーフィンにも同じような側面があるのではないでしょうか?

見ず知らずの人たちでも、

「サーフィンを楽しむ」という共通理念のもとに、

心を開き、和気あいあいと波乗りを楽しめる環境があれば、

サーフィンのコミュニティがさらに良い成長を遂げると思います。

そしてコミュニティの発展はパワーになります。

社会に対しても、自然環境に対しても、

旧態の考え方を良い方向に導く力になるでしょう。

利便性を追求しすぎたことで起こる自然破壊、

人知れず繰り返される沿岸の開発など、

そういうものを変えることができるコミュニティのパワーです。

インテリアやライフスタイルとして、

サーフ風カルチャーが素晴らしい認識を受けている今、

名だけでなく、実も発展するときにきている気がします。

DCIM105GOPRO

「サーフィンは大人のラグジュアリースポーツになり得るのか!?」

サーフカルチャーの発展が目指すのは、そこではありませんね(笑)

ラグジュアリーというよりも…、

性別も年齢も分けへだてなく、

楽しみながら自然観を養えて、心が豊かになる。

自然で遊ぶ楽しさ、波に乗るという刺激、そして心の解放。

子どもへと、そしてそのまた子どもへと、

受け継がれていくことができるカッコイイものに。

精神的にラグジュアリー(贅沢な)なライフスタイルになって欲しいです。

梅雨明け間近、みなさん夏を楽しみましょう!!

(じゅん)

 

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