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naki's blog

ウナクネ=オルタナティヴ・サーフ_ウナクネ会_エアストリームのカリスマ・ヘアアーティスト『Hair California』_(2007文字)

 

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ウナクネ式=オルタナティブサーフ

ちょうどBlue誌の連載コラムの締め切りがやってきて、

さらにはNalu誌にもこのウナクネ式のことを書いた。

要はメインストリームというサーフィングがあって、

こちらを主流とすることによって、

そちら、つまり主流には拠らないという心が、

オルタナティブ(オルタナティヴ=ウナクネ)の精神である。

要は流行ではなく、

普遍的なものを追い求める精神や、

前衛的かつアンダーグラウンドな精神を持つサーフシーンのこととすれば落ち着くだろう。

なので、教科書通りにボトムターンしてトップターンというのではなく、

『ひねりを加えた味』が重要なのであります。

極端な話、昨日の私ではないが、

フィンを外してしまったり、

Blue誌の副編集長トロピカル松村さんのようにレトロボードに乗ったり、

またはテイクオフからノーズに乗り続けることは真性ウナクネであるといえよう。

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「君がウナクネ派だとはわからなかったよ」

「はい、ずっとカミングアウトできずにいました」

「湘南ですら少数派なの?」

「はい、少数すぎて、そうは言えなかったので、ウナクネには見えないように隠れていました」

「そんなことをせずにこれからは胸を張って堂々と」

「はい、気持ちが晴れ晴れしました」

「いいよね」

「新しい世界というか、もう最高です。ありがとうございます!」

「いえいえ、私は何もしていませんよ。全てはウナクネに乾杯だね」

「はい、これで余生を幸せに生きていけそうです。小5の息子にもこの道を目指すように説きます」

「強制的にではなく、自発的になるようにね」

「もちろんです!自分でウナクネ道を見つけるようにセットしてみようかと」

「いいね。それを知ったら永遠にその幸せが続くしね」

「はい、親としての役目だとすら感じています」

「それでは、これからは同士と呼ばせていただきますね」

「嗚呼(あぁ)、身に余る光栄でございます」

「あ、ウナクネ道は上下関係はあまり関係ないので、そうかしこまらないでね」

「そうでしたね。でも今日のところはこんな感じでお願いします」

こんな会話がなされた真夏湘南の朝でありました。

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(キャッチサーフ各種)

南東うねりが入る湘南は、

それは完璧なレフト、角度のあるライト波があって、

「ウナクネ会」として、

同士が集まるすばらしいセッションとなった。

ただ、昨夜「明日ショウヨウ中の前でね」と、

堅く男の一生の約束をしたCOLORSマガジン主宰のヨゲさんが、

なぜか朝になっても起きられず、ここには来られなかったので、

クリスチャン・フレッチャーの親友である(要は義理堅いということ)YYさんが、

「お前だめだよ。約束破りはウナクネじゃないよ。

波良くて、最高だったんだぞ。来れば良かったのに」

「すいません、次回ぜひ」

そんな通話が海上がりに聞こえてきた。

1度お世話になっている友人宅に戻り、

車から自転車に乗り換え、

「8ホテル」内に開店したばかりの

『ヘア・カリフォルニア』さんでカットをしていただこうと、

片瀬県道を自転車で上りつつ、

私にとって懐かしの藤沢駅に向かうことに。

今はなきウイッシュボン前を駈け、

ヨーカードー(元東急ハンズ前)を左に曲がり、

金子スイミング&ミスタードーナッツ(現在は自転車屋)を過ぎ、

江ノ電の高架をくぐり、

コスタ(現オーパ)の裏にある8ホテルに予約時間通りに到着した。

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このエアストリーム内が、

そのヘアカリフォルニアさん藤沢店であるという。

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(タイのトゥクトゥクがあるのがウナクネ流らしい)

このヘア・カリフォルニアさん、

よく知る人は狂喜するほどのカットの腕前があり、

さらには、そのトータルセンスの良さから、

タイちゃん(タイラー・ウオーレン)が愛してやまない

ヘア・アーティストの軽部京介さん。

その彼が迎えてくれた。

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彼のすばらしいファッションセンスは、

波乗りにもあふれ出ていて、

それはまるで和製タイラー・ウオーレンと言っても過言ではないほどの、

スタンスさばきとバランス、そしてそのスタイルでした。

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店内(エアストリーム車内)はこんな完璧なセットアップ。

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こんなにすばらしくしていただき、

残暑に向けてのショートがうれしい午後。

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そのままウキウキと、

駅前のダイヤモンドビルまで一直線に行き、

地下1Fの『古久家』で、

それはなつかしい私の豪華なソウルフードであった

サンマーメンと餃子をお酢をたっぷりと入れて食すと、

30年前と同じ味にちょっぴり涙した。

味というのはよくおぼえているもので、

それにしても同じ味を守り続けるというのは、

並大抵のことではなく、

そんなこともプロフェッショナルなのだと学んだ日でもありました。

それでは、お暑いですが、すばらしい日となりますように!

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございました。

Have a wonderful summer day!!