フィンのサイズを変えると、
乗り味やターン性能にどう影響するのでしょうか?
よし!早速、実験です!
こちらはNATION『シェビー』、
実はすべてクアッド用バックフィンを装着しています。
小さなフィンにすることで、
ターンの性能がどう変わるのかをテストしました。
下記の画像にあるように、
クアッド用バックフィンはかなり小さいので、
ターン時に抜けたりしないか少し不安・・・。
最初のボトムターンはクリア、
つづいてトップターンもクリア、
・・・という感じで、
はじめは恐る恐るターンをしていたのですが、
実際は慣れてしまえば、
ターンが軽妙で抜けが気持ちいい乗り味になりました!
シェビーはもともとテイクオフが「超速」ですが、
さらに速くなりオキテ破りの「激速」レベル。
トップでの返しも軽妙になることで、
「シェビーはこれだ!」というベストセッティングになりました。
↓ ↓ ↓
【フィンそれぞれのサイズ】
PROS x COLE『ツイン+スタビ』のフロントフィン
Base(幅) 12.8 cm x Depth(深さ) 15 cm
通常のノーマルサイズのフィン
Base(幅) 11 cm x Depth(深さ) 11,5 cm
PROS x COLE『クアッド用バックフィン』
Base(幅) 9.2 cm x Depth(深さ) 10 cm
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小型フィンに味を占めちゃったもので、
早速、CANVAS『バターゾーン』でも試してみました。
バターゾーンのお決まりセッティングとしていたのが、
こちらのPROS x COLE『ツイン+スタビ』フィンでした。
今回はフロントフィンをノーマルサイズのフィンに変更してテスト。
バックフィンはそのままの”スタビライザー サイズ“。
バックフィン(スタビライザー)
Base(幅) 8.9 cm x Depth(深さ) 9.3 cm
↓ ↓ ↓
【フロントフィンのサイズの違い】
こう重ねてみると、
大きさの違いが明瞭に分かります。
これだけのサイズの違いがあるので、
水圧や抵抗によってターン性能はかなり変わりますね。
さてさて、その違いや、いかに!?
やはりフロントフィンを小さくすることで、
ターンのすべてに絶妙な軽さが生まれました。
通常サイズのトライフィンよりも、
ターン時のフィンの抜けが軽くなるので、
小波の時などは最高だと思います。
バターゾーンはシモンズ系で浮力のあるボードなので、
大きめのツインフィンに小さなスタビライザーを付ける、
いわゆる「ツイン+スタビ」がベストだと思っていました。
(高浮力をフィンのルースさでカバーするようなイメージ)
今回はさらにフロントを小さくすることで、
機敏性と取り回しの良さが格段にアップした印象です。
小波ではオススメですよ!!
【実験の結果報告】
□もも〜胸程度のサイズ
→「ノーマルサイズのフィン」+「スタビライザー」
□胸〜頭オーバー程度のサイズ
→ PROS x COLE「ツイン+スタビライザー」
これがバターゾーンでのベストセッティングです。
フィンとサーフボードの関係は、
車でいう足回りのことだと思います。
雪道でスタッドレスを履けば走りが劇的に変わります。
同様に波のサイズに合わせて、
フィンのセッティングを変えることで、
絶妙なターンを味わえることもあります。
脚力やターンのスタイル、
人それぞれの好みもあります。
サイズで変わるフィンの妙技、
みなさんも乗り味の変化を楽しんでくださいね。
(じゅん)
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