カスタムオーダーのご相談をお受けして行く中で、
頻度の高いご質問にお答えさせていただくこちらの連載スタッフブログ★
3回目の今回は、
【サンド?ウェットサンド?グロスポリッシュ?】
です。
前回と前々回のブログは↓こちらから↓
スタッフ)サーフボードのフィニッシュはどうしますか?
お客さま)フィニッシュって何ですか?
今回はこのやりとりを明快にしましょう♪
サーフボードの仕上げには大きく分けて3種類、
・サンドフィニッシュ
・ウェットサンドフィニッシュ(サンディンググロスやサンデッドグロスとも言います)
・グロスポリッシュフィニッシュ(バフ仕上げなどとも言います)
下記画像をご覧ください↓
こちらがサンドフィニッシュのボードです。
光や角度によってザラザラとした感じが分かりますね。
シェイプ後、ガラスクロスとレジンでラミネートされ、
次にフィンやフィンボックスなどが取り付けされます。
その後、ホットコートと呼ばれるレジンのみでラミネートする作業を経て、
サンディング作業で製品へと整えていきます。
これでサンドフィニッシュのボードは完成となります!
次にウェットサンドフィニッシュのボードです。
上記サンドフィニッシュの作業完了後、
更にレジンを1層乗せたボードに、
粗い番手から細かい番手へと水研ぎ作業が行われます。
字の如く、ウェットサンドです。
仕上がりとしては、
綺麗でシットリとした質感が出てきます。
見た目だけではなく、
触り心地にもシットリとした感触があります。
最後にグロスポリッシュフィニッシュのボードです。
こちらはウェットサンドの作業後、
更にコンパウンド(研磨剤)を使用して、
ボード全体に艶が出るまで磨き上げていきます。
鏡面仕上げと言われるだけあって、
手をかざすと反射しているのが分かりますね。
ウェットサンド、グロスポリッシュ共に、
非常に多くの時間と労力を要する作業となります。
仕上がりの質感や綺麗な見た目から、
色巻き(ティントやオペーク)のお客さまは、
殆どがウェットサンドかグロスポリッシュのフィニッシュを選択されます。
もう一つの違いとしては、
ウェットサンドとグロスポリッシュは、
サンドフィニッシュから追加で1層レジンを乗せて磨き上げられるので、
ややボードの重量が増して仕上がります。
作業する側によって多少の違いはあれど、
ショートで150g〜300g、
ロングだと350g〜700g程変わると言われています。
そのため、
とにかくスーパーライト!!!
な、エアリアルや鋭いスナップを求めるコンテストサーファーの方は、
殆どがサンドフィニッシュに乗られていますね。
「ウェットサンドやグロスポリッシュは、サンドフィニッシュよりも強いの?」
とご質問いただく事も多いのですが、
こちらは殆ど変わらないと思っていただいた方がよいかもしれません。
サンドフィニッシュで割れる衝撃はウェットサンドもグロスポリッシュも割れます。
以上、
今回はここまでとなります★
ぜひぜひ、
カスタムオーダーのご参考にしていただければと思います♪
ご質問等ございましたら、
下記までお気軽にご連絡くださいませ。
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