カスタムオーダーのご相談をお受けして行く中で、
頻度の高いご質問にお答えさせていただくこちらの連載スタッフブログ★
2回目の今回は、
【ボランクロス?ボランパッチ?って何?】
です。
前回のブログ、
【ブラシ?ティント?オペーク?】はこちらから↓
スタッフ)ボランパッチは入れますか?
お客さま)ボランパッチって何ですか?
このやりとりを今日ココで明快にしましょう♪
そもそもボランクロスって何??
一般的に、4オンスと6オンスはノーマルクロスやシレーンクロスと呼ばれる透明なクロスが使用されますが、
6オンス、8オンス、10オンスには、ボランクロスと呼ばれる、重く、目の粗い、少しだけ緑がかったクロスが存在します。
ボランクロスはその特性から多くの樹脂を含有出来るので、より頑丈となります。(※含有が多い分ボードの重量も増します)
オンスや仕様は異なれど、
クラシックなログには大体ボランクロスが使用されていますね。
重めの仕様を好む方は、
ミッドレングスやフィッシュも片面のみボラン仕様にしたりもします。
上記画像をご覧ください。
よく見ると、色の濃い部分と薄い部分がありますね。
2つの色を使っているわけではなく、
全く同じカラー1色でグラッシングしています。
ではなぜこのような色の違いが出るのでしょうか?
それは、
場所によってクロスの厚みが異なるからなんです。
NAKISURFで取り扱う、
などのオルタネイティブ系サーフボードは、
ショート(デッキ6oz+4oz × ボトム6oz)
ミッドレングス(デッキ6oz+6oz × ボトム6oz)
にてグラッシングするのが通常となりますが、
《エキストラパッチ》
と呼ばれるボランクロスを使用したパッチを部分的に入れる事があります。
それが上記画像の色濃く出ている部分となります。
デッキはフットマークが付き難いように、
フィン部分の強度を高めるために、
若干重めの仕様を好むため、
などなどパフォーマンスに関する理由は様々にございますが、
その色の濃淡具合から、デザイン性で選ばれる事も多い人気のオプションとなります。
ちなみにレイルの部分が色濃く出ているのは、
デッキ側とボトム側からのクロスが重なるラップラインです。
デッキ6oz+4oz × ボトム6oz で巻いたサーフボードとすると、
このラップラインは3枚のクロスが重なっているため、
単色のティントカラーでも、
今回説明したボランパッチと同様に色が濃くなっているという事です。
前回のブログを見ると分かりますが、
ブラシカラーの場合はフォームに直接色付けするので、
こういった濃淡は出ません。
この濃淡具合や透け感が、ティントカラー1番人気の理由でもあります。
これはほんの1例であって、
様々なデザインのボランパッチがございます。
ぜひぜひ、
カスタムオーダーのご参考にしていただければと思います♪
ご質問等ございましたら、
下記までお気軽にご連絡くださいませ。
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