波をキャンバスに例えるならば、
サーフボードを絵筆にして、
ぼくらは「自己の滑走」を描いている。
その絵筆が有能なものならば、
描写はさらに繊細に、楽しさは無尽になっていく。
ときには長い筆で、
ときには短い筆を駆使して、
思い描いていた絵(イメージ)を表現していくのだ。
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クリスチャンが日本来日の際に、
ぼくは、ある質問をぶつけました。
「CANVASのモデルやボード紹介写真は独特だけど、なぜ?」
その答えとして、
クリスチャンはひとつの言葉を教えてくれました。
「Irony(アイロニー)」
彼いわく、
「CANVASというブランドにある思想、
それは”アイロニー”ってことなんだ。
サーフィンはね、
長いボードでも、短いボードでも、
そしてどんな場所でも、
自分の気持ち次第で楽しめるものなんだ。」
アイロニーを辞書で調べると、
「ユーモアの効いた穏やかな皮肉」と出てきます。
クリスチャンの言葉を聞いて、
波乗りには、ぼくが想像していた以上に、
途方もないほどの自由さがあるものなんだ!
と、ハッとさせられたのです。
CANVASのボードに乗るユーザーに、
サーフィンを心から楽しんで欲しい。
どんな波でもその人が思い描くサーフィンをして欲しい。
そんな願いが込められているのですね。
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CANVASサーフボード。
そんなCANVASの思想が大好きです。
例えば、
ミニノーズライダーに目を向けると、
『Mini Noserider Type2』というミニボード系のモデルがあり、
『Mini Noserider 5’12”』という革命的なオールインワンがあります。
その上には、
ロングボード感覚のグライドを意識した、
『Mini Noserider 6’12”』のミッドレングス系サイズがあります。
このミニノーズライダー・シリーズは、
“同じの感覚”で各サイズを楽しめる上に、
波のサイズによって使い分けを楽しむことができるのです。
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さらに上を見れば、
ロングボード・ディビジョンがあります。
ロングボードをそのまま短くした『サンオノフリー』。
本格派のノーズライド用ログボード『パーチェス』。
オールマイティ系ロングの『イージーライダー』。
そのモデルでの意図が明確に分かれた、
これらのラインナップが個性を放ちます。
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クリスチャンのサーフスタイルを象徴するようなラインナップがあり、
すべてのボードが徹底的に追求されたスペックを持っています。
なぜなら、
CANVASのシェイパーであるライアン・イングルが、
コンピューターではじき出すサイズには、
歴代マジックボードデータの集積という確定要素があるのです。
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前述した『アイロニー』という思想。
これはCANVASのモデル全体にただよっている、
「遊び心」なのではないでしょうか。
それぞれの人生と波乗り、
そこには尽きることのない「遊び心」がありますように・・・。
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それでは最後に!!
クリスチャン・ワックの千葉一宮、
また湘南でのライディング動画にて、
今日のマンデーブログを締めくくりたいと思います。
ペコリッ!
千葉一宮でのライディング
湘南でのライディング
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【NAKISURFからお知らせ】
本日はビッグなニュースがございますよ!
今日の夕方18時ごろのブログをお見逃しなく♪
それでは今週もよろしくお願いします。
(じゅん)
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