台風一過の快晴、
目の覚めるような青空が広がっています。
今日から10月に入ったことを忘れさせる、
ジリジリした陽光と暑さが戻ってきました。
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昨日から今日夜半にかけて、
日本列島を駆け抜けた台風17号。
各地で多くの被害をもたらしました。
17号、18号と、
たて続けに発生した台風に、
日本は自然の中でたくましく育つ国なのだと実感。
日本の遥か南海上、
温められた海水に上昇気流が発生し、
モクモクと積乱雲が形成されます。
その雲のかたまりがたくさん合わさって、
「熱帯低気圧」や「台風」となるのですね。
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台風と言えば、波。
台風17号、18号からのうねりは、
多くの波をもたらしてくれました。
千葉・茨城エリアでは、
18号の台風スウェルと風が強くて、
クローズアウトが続いていましたが、
うねりが落ち着き、風が西寄りに変わった瞬間、
うつくしい波がブレイクしはじめました。
そのタイミングが週末に当たり、
多くのサーファーが波を享受したようです。
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もちろん湘南エリアでも、
ニコリン師範がしっかり波をとらえていました。
海とともに生きるサーファーたち。
それぞれの胸に台風ストーリーは根付くのです。
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さらに西へと足を向けましょう。
日本が誇るリバーマウスが点在する四国。
台風の強いうねりを、
しっかりとホールドするすばらしい地形。
波乗人としての気骨がなければ、
このような波に乗ることはできない。
台風スウェルには、
それをまざまざと見せつけられます。
日々の生活で鍛えるカラダとココロは、
この一日、この一瞬に集約されるようです。
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ここからグッと南下しまして、
勇人くんがいる沖縄へ、いざ!
台風銀座といわれる沖縄。
カットバックした17号のうねりが炸裂。
エキスパートでなければ乗りこなせないような、
ハードでパワフルな波がブレイクしたようです。
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台風列島ニッポン。
日本で生まれ育ったぼくたちは、
小さな頃から台風の激しさを知っています。
また、
台風が過ぎ去った後の清澄な大気、
すがすがしいほどに晴れ渡る空も知っています。
ときに自然は、
人間が抗いようのない力を発揮し、
その大いなる存在を示すことがあります。
古来から人々は、
それを受け入れ、自然と同調することで、
豊かな生活を築いてきました。
さまざまな生き方が模索される現代で、
その方向性を指し示すのは、
やはり大いなる自然の力なのでしょう。
ぼくらサーファーが滑走する一本の波。
その波にこそヒントがあり、
その生き方の中にこそ、
「答え」があるのかもしれません。
サーフボードを抱えて、
答えを探しに海へ漕ぎ出しましょう!
(じゅん)
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