先日、告知させていただいた、
マイクロネシアに向かった侍のお話です。
去年私も訪れたマイクロネシア、ポンペイ島。
そこにあるP-PASSのブレイク。
ノースショアと同じスェルを拾うポンペイのブレイク、
もちろんメインシーズンは12月?2月。
前回一緒にP-PASSを訪れた私の友人は、
今年もP-PASSのブレイクに挑みました。
事前のスウェル予想をみると前回の時よりも大きなスウェルが入ってくるのはほぼ間違いないとのことで、
向かう前から怖いやら、うれしいやら、
難しい精神状態だったそうです。
現地に到着すると大きなスウェルがもう入ってきているようで、
世界中から大きなバレルを求めて猛者達が集結!
ステイしているみんなもかなりソワソワしていたそうです。
それもそのはず、
人の身長の3倍はあるこんな波がブレイクしているのですから・・・
毎年欠かさず夏と冬の年2回、
海外の波に乗りに行くヒデヤ君。
まとまった休みを確保するため、
トリップ期間の前後1ヶ月半は休みなしで働きつづける彼、
なので海外のトリップに向かう際は、常にウォーミングアップなしなのです、
たとえこの波に挑戦することになったとしても待ったなし。
しかしこのコンディションを躊躇する訳にはいきません!
スウェルが予報通り続く保証はないので、
気を引き締めてラインナップへ並びます。
幸運なのは一度経験しているブレイクだということ、
波こそ前回よりも大きいものの、
ブレイクのルール、ブレイクの仕方、
ブレイクの位置、リーフの位置、
それがわかっているのと、わからないのでは、
特に大きい波のコンディションでは雲泥の差がでます。
それでもP-PASSのブレイクは優しくはありません、
アッ! 危ない!
.
この後はご想像にオマカセします、
波の上を転がる経験をしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
フェイスの固い大きな波は、
ときに波の上を転がる事ができるのです。
ひとまずこのワイプアウトは無事だったようですが、
ピークからずいぶん遠くまでながされたそうです。
波のパワーはとても強く、
パイプライン帰りの鋼の肉体を持つ彼も、
巻かれるとこのよう姿になってしまうのです。
「今のは苦しかったー! ! なんなんだこれはー!?」
そんな事を言っているのでしょうか?
前回の時よりも大きな波、
一本の波に精神力、体力をかなり使うようです。
アッ! また危ないポジションです!
身長の3倍はあろうかという場所からテイクオフして、
逃げ切れずにこのリップに吸い込まれてしまった彼は、
この後長い水中滞在を余儀なくされ、
またピークから遥か遠い場所まで流されてしまったそうです。
それでもバレルに対する彼の気持ちは熱く、
果敢に掘れ上がる大きな波に挑戦していきます・・・
その挑戦の相棒に選んだのは、COLEの大波ウエポン、 COLE PISTOL 6’5″ !!
苦しい経験を経て、徐々に感覚を取り戻してきた彼は、
波を自分のものにしてきたようです!
波を手なずけ、この波でも余裕のリラックススタイル。
後ろのスープの量におどろきます・・・
屈強な外国人達もひるむような、
大きなセットに挑んでいく唯一の日本人を見て、
周りのみんなは、
「カミカゼー!!」
「サムライー!!」
と、彼を呼ぶようになっていたようです♪
とうとうイイ波が彼の前にやってきましたよ!
もう彼がパドルする波には、誰も手を出しません。
「いけー!!」
サーファーしか味わう事のできない緊張感と感動に包まれる数秒間、
完璧なバレルをメイクした後は、
もちろんニコリンスマイルです ♪
埼玉からの週一で海に通い続けるサーファー、ヒデヤ君。
バレルに掛ける熱い思いを持ち続けるサーファーなんです。
たまに私と一緒にショールームにもいますので、
P-PASSのことなら何でも聞いてくださいね?♪
P-PASSぜひ!!
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タカツグ
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