
今日も台風からのうねりが入り、
無風コンディションのタマサキとなった。
よってサーフ後、
お昼前にこれを書いている。

今回のうねり状況だが、
特筆したいのが、
周期15〜30秒の南うねりが100cmもあることで、
南向きのサーフブレイクならば、
4mくらいあるのではないだろうか。

勝浦湾のリーフブレイク
「マリエル」などは激烈に混雑しているようだ。
激突や流血が後を絶たず、
まるでプロレスのような様相を帯びていましたと、
マグやんが教えてくれた。

まあ今日もサンディエゴ・フィッシュでサーフした。
なぜフィッシュばかり乗りたくなるのか?
そのことを考えてみた。

私には20数年ほど前にこんなことがあった。
「このボードしか乗りたくない」
そんな気持ちとなり、
「そのボード」を飛行機に乗せてまでして、
サーフ先に持って行った。

あれはミニボードだった。
小波も大波もミニだけで乗ろうとしていた。
フィッシュはミニボードのようであり、
そんな愉楽が充満しているのだ。

短身ゆえに動きが早く、
それを制御するために自身の姿勢を低くしてサーフするのが楽しかった。

最近となって、
九十九里浜でサーフすることが多くなり、
ボード浮力は必然的に大きくなった。

私たちは波をピークで見る。
要は、
波が崩れるはじまりがあり、
それがやがてピーク(最切り立ち、屹立)となる。

ただ九十九里浜のような遠浅地形だと、
そのピークは緩慢で、
インサイドでようやく崩れるので、
私のようなピーク崇拝者には、
フラストレーションみたいなのが生まれた。

そこでボード浮力を上げてみると、
波を遠くから乗ることができるようになった。

そんなある日、
ハリソン・ローチの動画を見た。

ハリソンは、
クリスチャン・ワック(上)の仲間で、
大乗ボードからミニまで乗れる豪州の達人師範だ。

その動画では、
彼はバレルの中を完全に支配し、
そして操作していた。

こんな板で!
衝撃のような気持ちとなった。
この情報が知りたくなり、
キャプションを見るとフィッシュだとあった。
そこでフィッシュを持ち出すと、
冒頭に書いた「ミニボードの愉楽」がありありとあった。

ちょうどマジカルカーブ・フィンブームがあり、
それを取り付けてサーフすると、
「しなやかで伸びつつ曲がる」
そんな一つの単語となり、

短身ボード用に「グランデ」なる幅広のマジカルカーブも特注で作っていただき、
ひとつの時代ボードとなる電撃のような予感を得た。

ただ上記したように緩慢ピークから意を決して漕ぎ出したい。
そんなこともあり、
思いだしたのがマイ・シャローナだ。

マイ・シャローナは、
68ボードをぶったぎった実験ボードで、
調子がいいわけないのに誰が乗ってもマジックボードだと認定されるという輝かしい実績を持つ。

けれど私が試しにグラッシングして大騒ぎとなった雑草ボードなので、
無冠の帝王として、
昨年はレンタルボードとなって裏方を支えるほどベテランになっていた。

このマイ・シャローナを前田博士に預け、
「なぜかマジック」を検証していただき、
フィッシュを作りたいという要望を出した。

のみならず、
サンディエゴ・フィッシュ風でとも難題をお伝えした。

私は歴史を崇拝することを信条としていて、
よく年寄りは昔話をするなというが、
逆にレジェンドたちにさまざまなエピソードを聞きに行ってしまうほどだ。

そんなこともあり、
それら見聞録はBlue.誌やNALU、
サーフマガジン(富山編集長時代)などに書いたので、

ご存知の方もいらっしゃるだろうと何気なく宣伝し、
けれどその時、
「昔話を聞きたい読者」は一定数存在すると知った。

話が逸れた。
その前田博士にお願いした雑草x伝説のサンディエゴ・フィッシュの融合が完成した。

初号機で乗った台風4号波が忘れられない。
ほぼ一週間このボードだけで波に乗った。

二号機は、
フィン位置を変えてみた。
するとクイックになることがわかり、

3号機でレイルを薄くしてみると、
ショートボード・フィールというか、
制御感が高まり、
それでいて揚力があった。
鬼政ターくんもこのときに乗って、
「なんすか、これやばいです!!」
そう言ってあっけに取られるほどのフィッシュとなった。

4号機は、
フィン位置後ろに、
そしてレイル薄としてみると、

クネクネとなり、
Dセンパイではないが、
「クヌヤロ」専用モデルのようになった。

クヌヤロだけでは困る。
バージョン5では、
レイルは薄くしたまま、
フィン位置を初号機のオリジナルに戻すチューニングをしてみると、

これが大ハマリとなり、
エックスでエッジーなターン祭りとなって、
そのクイック&ステビライズなレスポンスに感動した。

そして初号機のドライビーでパンチが効いた乗り味も欲しい。
フルレイルとテーパーの二刀流だ。
でもそれは不可能に近い。
「すべては存在しない」
これは
サーフボードの常である。

ということで、
サンディエゴ・フィッシュの発売は行き止まりとなった気がした。
すると、
「両方作ってシマエばいいのです」
神の声が聞こえたと思ったらタキビ神だった。

そうか、
フルレイルと、
テーパー版の二種用意すればいいのか。
乗り味を決めるのは乗り手だ。

薄い方をクイック&シャープ派へ、
分厚いのをクイック&ドライブ派へ向ける。

回転性や操作は、
フィッシュそのもので、
マジカルカーブを付ける魔法、
またはキールフィンの正統があれば、
そのインプレッションは感動的なものになる。

そのサンディエゴ・フィッシュ2パターンの製作をお願いし、
じきに完成することが確約した。

ということで、
本日(夕方ごろ)よりNAKISURFでは予約開始をしつつ、
オンライン手数料やクレジットカード決済分を還元するオトクなキャンペーンを開始しました。

値上がり時代のなかで、
新品サーフボードに乗っていただける価格にこだわりました。
もっと書くと、
弊社の昔は、
サーフボードの卸問屋(アップサイドダウン社)だった。

NAKISURFでは、
シンプルに直売にこだわり、
節約思考で「昔価格」を実現させております。
(改装も先生を頭領とする日替わりDIYチーム:
ヒデキくん、端材等たくさんの提供をありがとうございました)

話がまた逸れた。
サンディエゴ・フィッシュの生みの親はスティーブ・リズだ。
彼はノースハワイに住んでいて、
たまにホワイトハウスで話していたスティーブだったと最近気づいた。

彼の歴史的なデザインのサンディエゴ・フィッシュと、
雑草マイ・シャローナ融合ボードに日々乗っているのは偶然ではなく、
すでに示唆されていたのだとわかった。
正確に記しておくが、
これは1960年代後半のサンディエゴ・フィッシュ(SDF)ではない。

ただそのSDF派の伝統を受け継いで、
雑草くんとリズのお嬢さんが結婚したものだと思ってほしい。
その雑草魂によって、
63(シックス・スリー、190cm)と地浮力が格段と上った。

このサンディエゴ・フィッシュが、
ブライト・ロマンチカ(コスモス・サーフボードのクローン廉価版)として二種登場します。
NAKISURFスタッフブログに詳しく書きました。
興味のある方は、
詳細です。
こちらへどうぞ!

テイクオフの早さは、
この画像を見るとよくわかる。
ミッドレングスに乗った先生(目覚めた人)がドロップを決めているが、
サンディエゴ・フィッシュに乗った私は、
波が切り立つ前に立って滑っていたのだった。
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【巻末リンク:補足となれば】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!
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