
コスモス・サーフボードが擁する
ミッド・ショート「TheOne Pure」に
よりスポーティな「Pure α(アルファ)」が登場する。

たくましい揚力はそのままに、
卓越したターン性能に磨きをかけた最新モデル。

Pureのサーフボード浮力は、
ミッド・レングスのものであるが、
これまでのようにドロリとした動きではなく、
クイックな挙動と旋回能力を誇る斬れを持つ。

それをさらにショートボードに近づけたのがα(アルファ)だ。
コンセプトは、
エアリアルやリバースなどの動きを可能にするミッドレンジ・ボードだ。

エアリアル着水時の許容範囲(forgiveness)を複雑なロッカー、
そして極端なセンター加重により、
フィンを抜きやすくするためのテイルキックが施されている。

「戦闘機のようなサーフボードを目指しました」
笑いながらそう話してくれたのは、
TheOne系譜すべてのボード・ダイナミクスをつくり上げた前田博士だ。

それは今年の冬の終わりに、
ブライト・ロマンチカ版Pure72がお披露目された直後のことだった。

前田博士は、
かつてサーフ競技派、
つまりコンペティション命だった。

ハンドリングを軸とし、
剛性に着目し、
その高い反発速を実現させる“シェイパー”のスペシャリストだ。

いまから5年以上も前、
2021年3月に、
当時のマジックボードだった
タイラー・ウォーレン2+1/65(上画像)のクローンを博士に依頼した。

その際にスケールアップをお願いし、
65を68として完成すると、
タイラー・ウォーレン以来のマジックボードとなって、
私は各地の逸波を滑り続けた。

その68は開発中の「TheOne」に関与し、
64サイズとなると、
私にとって生涯で一番のマジックボードという冠を得た。

64のTheOneボアアップ版が72で、
ハイ・パフォーマンス・バージョンがこのTheOne Pure α(アルファ)だと、
しっかりとまとめてみた。

サンプルボードが届き、
それを私はもちろんのこと、

前田博士、
SS氏、
ナッキー、
さらには円月シャッチョにも試乗してもらった。

全員が口を揃えたのは、
ただでさえ評判の良いPureの究極的なハンドリングがあり、
そこに直感的なクイックネス(動き)を感じたという。
私ももちろん完璧にそれに同意する。

前田博士が、
“戦闘機サーフボード”と称する新感覚のダイナミクスに、
超が付くほど期待が膨らんだ。

ブライト・ロマンチカ版の製作を依頼し、
それら「マジックボード・クローン」が数日中に完成する。

最近の値上げラッシュで、
バイアクセル、
そしてこのボードレングス。

普通で計算すると、
税抜きで軽く20万円を越える。
極限まで値段を抑えられた理由は、
NAKISURFは社員なし、
しかも多くの助っ人は「ボランティア」である。
(ありがとうございます)

店内改装までもボランティアで、
資材はヒデキくんの会社の端材をいただき、
先生が現場監督となり、
のんびりと進ませている。

話が逸れた。
とにかくNAKISURFは、
ありとあらゆるを切り詰めて鋭意営業している。

それらをサーフボード価格に反映して、
この廉価が実現したのであります!
もちろんディーラーも問屋も通していないので、
いわば工場直売価格だ。

デザインも外注でなく、
こちらもボランティアの華厳さんや、
私が手がけている。

TheOneはサーフボード自体も名作だけど、
広告作品にも気に入ったのが多いのが特徴だ。

やはりそのくらい心に残るサーフボードなのだ。

世界に誇る逸品『TheOne Pure72』
2種発売を記念しつつ、
多くの波乗り人に、
悩めるサーファーに乗っていただきたいと願っている。

グライダーと同様に試乗も開始するので、
どうぞどうぞご利用ください。
アルファは、
スポーツ専用というカテゴリなので、
シングルフィン・ボックスは付けず、
薄手の両面バイアクセルで”しなり”を表現している。

オリジナルは第一弾とほぼそのままで、
浮力も互いに約50ml違うだけだ。

αのレイルは少し薄く、
重要も同様に少し軽い仕上げだ。
ロッカーはアルファのほうがあり、
上画像では下側がオリジナルのカーブ・ラインが写っている。
【巻末リンク:ミッドレンジというショートボード概念について】
【サーフィン研究所】巨大な北東うねり(8.4m@12秒)発生中_ミッドレングスでショートボード計画の72(218cm)ブライト・ロマンチカTheOne Pure_(1594文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!
◎
