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夏日の南うねり滑走とボードストーリー_アメリカ物価_(1686文字)

美しい朝陽の暖かい朝です。

サンクレメンテの最高気温27℃、

コスタメサは29℃という暑さで、

春どころか夏を感じる陽気の南カリフォルニアとなりました。

ジャケットを脱いで、

Tシャツだけで過ごせるのは軽快で最高ですね。

週末から届くと予想されていた南うねりが早くも届きはじめました。

うねりはまだ遠いので、

一時間に2?3回のセット間隔ですが、

確かにうねりはやってきています。

南うねりとなると、

向かっているのがサンオノフレ・レフト。

無人で、長い壁が続くのが特徴ですが、

地形が完璧なので、

こうしてブレイクしたとしても復活して、

壁になるほどのパーフェクション。

同じ波でもセクションによって大きな違いがあって、

それは柔らかい斜面なのか、硬い面なのかということ。

硬ければ速度が上がり、

弱いと遅くなるのでスケートして前に前に出て、

次のセクションへ乗り継いでいく。

ただただ横に横に滑っていく。

歌詞ではないが、

「風を感じてただ滑っていくだけ」

そんなフレーズが浮かびました。

インサイドは砂地に乗り上げるので、

分厚く、掘れ上がります。

それでも横に滑り切るのが爽快なんです。

こうしてトリミングだけの滑走が愉快です。

天気が良いと外に出てくるのが名車たち。

きっとこれらはセカンドカーなので、

こんな日は走らせたくなるのでしょうね。

街のあちこちで名車を見かける日となりました。

何十年も経って新車同様なのはなぜだろう。

本当に程度がいいのです。

コールの今日は、

某プロライダーのルースキャノンをシェイプしていた。

ほぼ通常通りのシェイプなのだが、

テイルキックを少し強めに付けていたので、

「エア系のライダーなのですか?」

と聞いてみると、

「おお、よくわかったね。その通り」

とサーフボード話は弾んでいく。

乗り手が自分の好きなデザインを見つけ、

シェイパーがそのでデザインを模索していく。

コピー時代であるからこそ、

こうした調整が輝くのだろう。

ふと見ると、アライヤが置いてあったので、

なぜあるのかを訊ねてみると、

フィンレスボードをシェイプするにあたり、

アライヤを眺めてインスピレーションを得ているという。

創造者であるコールが見るボードラインと、

乗り手である私たちが見えるラインはきっと異なっているのでしょうね。

サーフボード、楽しくて、深くて、そして興味深い世界です。

スーパーに行くと、

タランティーノ作品のジャンゴがもうDVDになっていた。

ーーまだ劇場公開している作品なのにーー

最近の世の中は動きが早いです。

名作はできることなら劇場で見たいですね。

映画がもっと安くなればいいのに。

ちなみにアメリカに初めて来たとき映画って安いなと思いました。

封切映画の入場料が3ドル50でした。

調べてみると、

日本では1988年、封切り映画を見るのに1500円でした。

2013年がアメリカ18ドル。

日本では1800円。

同じですね。

アメリカでは映画は5.14倍強も値上がりし、

日本では1.2倍。

現在と価格がほぼ同じ、

というか昔が高すぎたのでしょう。

ガソリンが1ガロン80セント

今4ドル11セント。

これも同じく5,125倍です。

アメリカでは25年間で、

映画とガソリンだけを取り出してみると、

5倍強に物価が上がったのですね。

日本の映画の旧価格がいまだに解せません。

あの当時の1500円は高かったと思いますし。

フラッフィー近影。

彼はネコではなく、

固有種だと思っております。

一日ほぼ睡眠。

やさしくおだやかで、

やさしい気質のネコみたいな生きもの。

俺はこの右手が好きです。

フラくんは手が大きいのですね。

俺が大好きだったデザートの広告を見つけました。

1970年代。

自分で作っては冷蔵庫に入れ、

まだ温かくて固まっていないのに食べていた記憶が蘇りました。

海のトリトン、ガッチャマン、マジンガーZ。

ソノシート、豆腐屋さんのラッパ。

こうして何かひとつのことを思い出すと、

連想していろいろなことがつながります。

記憶というのは不思議ですね。

それではすばらしい週末をお迎えください。

今日もお越しくださってありがとうございました。