ちょっぴりの南うねり。
春の満月、夏日。
朝と夕方が満潮で、
一日ガリガリ干潮というコンディション。
とすると、「サンオノフレだね」
となるのがこちらの休日です。
持っていくのは、
好きなボードとウエットスーツ。
できたらタオルと水。
さらに最上級はスナックと氷に入れたビール。
サンオノフレでは、
「ここに来た人がみんな楽しくできるように」
というおもてなしのローカリズムがあなたを迎えてくれます。
昔(25年前以上)のバリ、
そしてノースハワイ島もこんな感じです。
どこかの国のローカリズムとは真逆の
美しく、幸せなスタイルがここにはあります。
ローカルは、
ーーディズニーランドのスタッフのようにーー
あなたが楽しく波乗りできるようにしてくれます。
クリスチャン・ワック一派。
このグループには。
ソウルサーファーの聖書『BLUE誌』
で大きくフューチャーされているアンディ・ニエブレスも見えます。
そのアンディが日没後に決めた『ソウルアーチ・ヒール』。
サーフの歴史にやたらと詳しいタイちゃんことタイラー・ウォーレンをして、
「おそらく世界初の技だろう」
と言わしめた伝説の2014年の春。
これはハングヒール、
つまり逆向きハングテン(ハンテン)で、
ソウルアーチをするという創意工夫があり、
世界遺産、
いや意匠権を得ることは間違いはない。
つま先の位置、
ボードのプレーシング全てが本当にすごい。
こちらは波に乗るタイちゃん。
どこまでも美しいハンテン伝説。
クリスチャン・ワックことクリスちゃん。
あれ、逆でした。
クリスちゃんのフロントサイドハンテン。
スタイルマスターの本日午後一本目。
アレックス・ノスト総帥もニューポート/コスタメサからやってきて、
ちょうど車が隣となった。
「スリフトストアで購入したんだよ」
という正真正銘のキャンベルブラザーズ謹製ボンザーに乗って、
このローラーコースター。
まんま’70年代です。
それにしてもかっくいい。
荒々しく大胆で、それでいて確実なターンが融合していて、
けっこうツボです。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/52869
さらには私が今追い求めているターン、
「ウナギクネクネ・グライド」という奥義も披露してくれた。
ウナクネ流行の兆しを感じ、
さらにはサバが大流行する可能性も予感し、
うれしくて星飛雄馬のような目幅の涙が止まらなかった。(^^)
キャンバスのコーリー・コーラピントは、
つい先日17歳になったばかりで、
ミニ、ショート、ログまで乗ることができる今風のプロサーファー。
しかも性格良く、トップモデルでもあります。
それはクリスチャン・ワックの17歳の時と同じで、
まるでデジャブのよう。
“まわるまわる時代はまわるよ”
中島みゆきさんの楽曲を思い出しました。
GoProのライダーに起用されたクリスちゃんは、
ハンナのライディングを「乗り撮り」していた。
低いアングルといい、さすがです。
このショットはこうなったようです。
とすると、
この椰子の木手前に私が映っているのでしょう。
かなり沖で波待ちしていたタイちゃんは、
セットの一番良い波をそれは美しく乗っていた。
それはまるで精密で楽しそうなダンスを見ているようで、
波乗りのエレガンスは、
彼が追求していくことを確信しました。
完璧緻密なヒール。
ただただすごい。
タイちゃんファーストラウンド終了。
入れ違いにタイちゃんの親友ジャスティン・アダムスが、
ファーストラウンドに向けてパドルアウトしていく。
ジャスティンの『コスミック・グライド』。
味もスタイルも、
そして思想も宇宙的なサーファーです。
クリスちゃんの実弟カーソン・ワックも上がってきた。
アレックス、
ボンザーフィンセッション終了。
アレックスを撮っていたフィルマー。
カメラも古典的で驚きました。
全てが大事なのですね。
きっと。
□
アレックスは、
クリスちゃんのパーチェイスが気になったのか、
沖で交換してサーフしはじめた。
フィンファースト・ノーズライド。
アレックス印ハンテン。
クリスちゃん終了。
なんでも用事があるらしく、
アレックスを待つが、
一向に上がってくる気配なし。
全員ハラハラ。
ようやく上がってきました。
めでたしめでたし。
クリスちゃんは自分のボードでの奇天烈ターンを目撃してうれしそう。
ボードを流したジェフリィ。
こちらはリーシュをしないのが基本なので、
もし流したらこうして取って、
取られてお互いの交流が始まっていく。
後ほどお礼だと言って、
ジェフリィからビールをいただきました。
連中のようにハンテンは倣えないので、
得意のDセンパイ風ハングファイブ。
ミニボードにも乗りたくなり、
CANVAS RACECARで高速レーシング。
楽しすぎます。
沖で波待ちしていたら、
コーリーとクリスちゃんコンビがやってきて、
「この、レースカーを貸してください」
となって、彼のパーチェイスと交換する。
9’8″ログはやけに大きいです。
クイーン・エリザベス号もこのくらいだろうか。
フォードアーズのロングボード緩慢斜面で、
それは美しいカービングをするクリスちゃん。
私も真横で応援しました。
こういうセッションが一番楽しい。
CANVAS PURCHASE 9’8″
光進丸、
じゃなかったクイーン・エリザベス号。
30分後、またボードを換えました。
今度はCOLE Retro Single 6’4″。
クリスちゃんとシェアライド。
ノーズライドの掛け合いも楽しき春哉。
パラレルトリミングの可能性探求滑走。
アレックス仕込みのローラーコースター。
ガビビー。
セッションはまだ続くのですが、
あまりにも長くなりそうなので、
今日のところはひとまず終了します。
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サンクレメンテの美しき波。
題して”Blue Light San Clemente”。
タイちゃんの美しきサーフボード。
ダブルダブル。
あまり知られていないが、
ボードの機能製とユーザーレビューは、
トップクラスというタイラー・シェイプ。
天才なんです。
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それではまた明日ここで。
すばらしい春としましょうね!
長くなってしまいましたが、
今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございました。
という両極特性ボードのキャンペーンもやっています。
どうぞよろしくお願いします。
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