Photo by Brian Miller
Nation The Pink Champagne on Ice 6’11” (single fin)
起きる前に長い夢を見ていた。
その内容を先ほどまで覚えていたのだが、
いつものようにすっかりと忘れてしまい
昨日の食事を電子レンジで温めているときに突然全てを思いだした。
それはこうだ。
私がTVに出て話している。
しかもTVの上には昭和のアナログアンテナがついていた。
「えー、波乗り世界を探求する日々は続いています。
ちょうど精神世界の入り口をシッピツしながら心を清めています」
私はそんな恥ずかしいことをブラウン管の中で話していた。
すると、背中を向けたインタビューアーが、
「迷いはありますか？」
そう聞いてきた。
「はい、サーフ界、特に精神的サーフ世界においては、
迷いの世界から解脱しない限り、無限に存在する滑走選択と、
過去、および現在の心やラインナップの状態などによって、
悪囚総団に誘われやすいとされています。
私たちは良い行いと、純粋なる滑りを続け、功徳を積み、
絶えず笑顔ならば、次の波では良き波がやってきて、
また悪業を積めば、苦しい境遇がやってくるというのが、
この考えの基本となっています。
また私たちハッピーサーフィン党トップの現在は、
アルベール・カミュ（仏小説家、故人）の掲げた
「不条理（absurde）」という感情を考察し続けて、
現在のローカル問題に一石を投じようとしております。
この不条理とは、明晰なサーフ理性（または正論）
を保ったまま、
波乗り世界に現れる不合理性のことであり、
そのような不条理な運命に目をそむけず見つめ続ける態度が、
悪囚総団側から見ると「反抗」と呼ばれてしまうようです。
ここでハッピーサーフ革命を含め、
あらゆるローカル暴力を忌避しようとする私たち党の姿勢は変わりません。
（ハッピーサーフ革命とは、悪囚総団のニクシミ思想を打倒し、
ハッピーサーフ主義を樹立し、
悪囚総団の所有を公的所有に移すことにより、
永く続いた地域主義から自由サーフへの道を切り開くことを目的としている）」
こんなようなことを話していた。
夢の所有者である自分でもわからないほど話が難解で、
けれど、私はこういう夢を時折見る。
これは七年半前に見た夢の詳細↓
大学で講演をしていた父親か、
祖父母の演説DNAがどこかに仕込まれているのか、
またはどこかからのテレパシーなのか？
なぜカミュが出てきたのか？
さて、わけのわからない話をしたので、
もう読んでいない人も多いのだろうから、
がんばってここまで来てくださった人のために話を変える。
どの新聞か忘れたが、
「家電の進化」という記事を読んでいたら、
このプラバスの写真を見つけた。
これこそが、私が育った家にあった風呂そのもので、
火を点けるノブ、元栓、
そして触ると熱かった煙突までもがそのままここにあり、
小学校のボクは、ほぼ毎日のように、
ジーンズを手製ストーンウオッシュしようとして、
ビッグジョンだかボブソンを履いて、
風呂に入って軽石でこすっていたことまでが思い出された。
スーパーカー消しゴム
シャンプーハット
スライム
変身サイボーグ
ローラースルーGOGO
モーラー
超合金
ロボダッチ
およげ！たいやきくん
欽ちゃんのどこまでやるの！？
ハイセーコー
まんが日本昔ばなし
そんな時代でありました。
□
さて、こちら現代というか、２０１６年。
風呂はアパートごとどこかに行ってしまい、
私はアメリカに住んでいる。
タイラーの瞑想グライドが撮れた。
彼のボード群を紹介するNALU誌の取材をしにいかねば。
Photo by Aubrey Leo
友人が撮ってくれた写真には、
私を先導する鳥が映り込んでいた。
水温１６度。
こちらはそろそろブーツが脱げそうです。
突然天気が悪くなり、
今夜から明日にかけて大雨だという。
真夏日、夏日の終焉であります。
ハッピーサーフィン、続けていきましょう。
またはハッピーサーファー世界へようこそ！
今日も健やかに、そして愛があふれる日となりますように。
I hope you have a wonderful today!!
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