新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

オーシャンサイドからエンシニータス、サンオノフレ経由でクリスチャン・ワック家に行き、グラブルズとBlue誌と抱井さん_(1959文字)

 

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Oceanside, California

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Soap and Fish series.

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Classic Soap.

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その足でフィン工場に行く。

ボックスフィンを発明したベーンのショップです。

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詳細なる手作業。

気の遠くなるような工程を小さなフィンにしたためていく。

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毎日の積み重ね。

樹脂を何層にも重ね、切り出し磨き上げていく。

フィンの宇宙はここから始まっている。

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そのまま海側に下り、パナキンカフェ。

アンディ・デイビスとお茶を飲み、

彼から受けた啓示は「雨の日でも歌おう」。

この晴れたカリフォルニアから、

どこかの国の雨の日を明るく照らせられたらいいね。

そんなプロジェクトの種子話。

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5フリーウエイを北上し、

チェックポイントを過ぎ、サンオノフレで下車。

クイックサーフをし夕陽に包まれた。

クリスチャン・ワック家で、

「自宅改装記念パーティ」があると聞いて、

呼ばれてもいないのに勝手に参加する。

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ジントニックか、

ジンバック(ロンドン・バック)のチョイス。

コーリーはレモンジュース。

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インテリア話になるのがいつものこと。

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タイちゃんことタイラー・ウオーレンもやってきた。

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コーリーのミッドレングスに長く細いフィンという長い話。

17歳が語る11インチフィンの伝説度を懐疑的に、

聞いているふりをするグッドサーファーたち。(笑)

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夕食を待ち合わせていたオゴチャンフェラーリがやってきた。

「オムカエデゴンス」は手塚治虫先生のスパイダーだが、

まさにその状態で、

オゴチャンの3イン・セルフィーを合図に見事にパーティを脱出した。

飲み過ぎで記憶を失い、

そのまま明けたら快晴南風だというので、

ソルトクリークはグラブルズに前田さんと向かう。

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清原さんと同じフェラーリ。

ちなみにヤタくんのはディノ。

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©photo by Tuckertuna

ごらんのような快晴、

そして腰胸程度の美しい波。

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降りたらクリスチャン違いの、

フレッチャーがいて、

また夕陽のコーストハイウエイでチョッパー写真を撮ろうということになった。

「波、いいぜ」

クリスチャンがそういうのだから良いのだろう。

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前田さんの初ショートボード。

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「立ち上がらないでボディボードのように乗ってください」

その教えをきちんと守って良質なるグライドを重ねた前田さん。

私の波乗り写真も撮ってくれました。

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©photo by Tuckertuna

Tyler Warren’s Bonzer 5’5″

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©photo by Tuckertuna

最初の波は、

イメージ通りバックサイドで波面に張り付けたが、

バレルというよりバブルライド。

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©photo by Tuckertuna

美しい斜面を滑る至福。

シュンと掘れるので、

小さい波でもピリリと辛いのがよろしい味。

BLUE誌が届きました!

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サーフミュージック特集だ!

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目次という名の内容物リスト。

今号も伝説です。

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フィッシュフライ、来月末の土曜日です。

その前の週末がグリーンルームフェスティバル!

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今年も招待していただいたので、

アーティストブースに鋭意参加いたします。

どうぞよろしくお願いします。

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私は巻頭コラムに参加しております。

『サーフ自由主義』まだの方はぜひ読んでみてください。

WTWさんとか、

小出さんの息子さんが特集されていたり、

かなり詰まった号です。

そんな中に抱井さんのコラムを発見し、

拝読させていただきました。

抱井さん(カカイさん)のことをご存じのない方に彼についてここに少し書いておきます。

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“ウナクネ教がまだ教えにもなっていない頃”

抱井さんが房総半島南で誕生した。

波乗り1960年代、

教本はおろかウエットスーツもない時代を生き、

まずは赤堤のミッキー仙人に師事し、

その内外の大波苦行を観察しながら波乗界は六道に輪廻すると悟った。

次にディック・ブルーワーを訪れ、

彼のサーフボードシェイプの教えによって最高の悟りを得たが、

それだけではサーファーの煩悩を救う事は出来ないことを知った。

さらには波乗りだけをしていても、

真の悟りを得る道ではないことを覚り、

抱井さんは独自思想の道を歩み今に至っている。

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その抱井さんの書いたコラムがBlueに掲載されていた。

人はよくアートにお金を出すが、

私はアートだけでもなく文章もアートだと思っている。

そしてこのコラムこそが今年イチバンの力作だと感じ入り、

ペソズを聴きながら何度も読んで暗唱するにいたった。

やはり”Only the good surfer knows the feeling”というわけである。

Blueの定価はこの秀逸な感電1200文字コラムで、

軽くペイオフできたようだ。

抱井さんの文章をまとめて読みたいのは私だけではないはず。

出版社さんはどうぞ抱井さん全集を出版してください。