週末ですね。
私は原稿書きとデザイン仕事に追われています。
波もオーバーヘッドサイズが入ってきているので、
早く終わらせて夕方にはサーフしたい青図の本日。
オフィス前に登る朝日。
これはサンクレメンテの裏山だけど、
野球場が見えるだけで民家も何もなく、
そうして考えると、
20年前のサンクレメンテはどこもこんな感じだったことを思いだした。
“The Kong” Jason Scott Arbizu
ポリッシュという作業をしているジェイソン。
グロスコートしたものをウエットサンド(水研ぎ)し、
それからこの柔らかいパッドで高速回転すると、
サーフボードはポリッシュされてピカピカなものとなる。
私はザラザラ派だが、
最近サンデッド・グロスなるものを知り、
これならシール有効で、
しかもつるつるしていないので好きな仕上げになった。
二階に上がるとデイブネイラーが、
休暇を返上して作業しにきて、急ぎのボードを巻いてくれた。
ソニックブームのこの色は思いもつかなかった。
すばらしい。
最近の工場は、50%シングルフィンで、50%マルチフィンとなっている。
これは何を意味するのかはわからないけど、
多くのサーファーがシンプルにしたいという意識の現れだろうか。
これも6’8″のシングルフィン。
もしかすると、
こういうボードに乗ったときが一番心に響くのかもしれませんね。
そこまでソウル派になってしまった自分がうれしい。
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NATION5’4″スタンピー
「こんなキュートなツインがあったとは!」
そんな感想を最初に抱いたこのボードデザイン。
かわいいボード、そう言い切れるアウトラインとフォルムがたまらない。
この丸み、重要です。
コールが体調不良に加え、
親友の急逝という悲劇が重なって、
とてもゆっくりな日々を送っていたが、
本日から始動するという。
早速シェイピングベイに行ってみると、
テイル部が厚いボードのシェイプを試作していた。
コンセプトとしては、
常に波の中に入っているテイル部に浮力を与えることで、
小波や弱い波で押し出されてくる効果が期待できるというもの。
ただ、むやみに厚くしてしまうと、
操作系がうやむやになるので、
その頃合いが重要だとして、アウトラインの構築を始めることとした。
ライアン・イングルが使いこなしているAkuシェイパーのデザインプログラム。
コールはこれを使って、
アウトラインやウイングを与えていて、
さらには小波での速度を求めるために直線的なアウトラインのデザインを誕生させていた。
ここに表現できれば、
マシンカットに反映できるので、ハンドシェイプでのタッチエリアが増えていく。
そんなことも含めて、新時代だと思って眺めていた。
台風からの北東、東うねりで、
太平洋沿岸はかなりのサイズになっていると聞きました。
どうぞすばらしい波を、
安全に楽しく豊かに乗れますようにと、
ここサンクレメンテからお祈りしております。
今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございました。
Happy ride Saturday!!
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