こんにちは!
前回はわたしがサーフィンと出会った瞬間、
そのターニングポイント(転換点)について書かせていただきました。
https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/30590
【ターニングポイント・・・転換点。転機。巻き返せるチャンス。】
↑今回はさらに『転機』についてブログアップします!
わたしメディア部じゅんは2001年?2005年まで、
カリフォルニアはサンディエゴで過ごしました。
アメリカ移住を決意したときが人生の『転機』だったのだと思います。
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サーフィンにドップリとはまった20代前半。
学校を卒業して会社員になり週1?2日の海通い、
入社1年を過ぎた頃からその生活に違和感を感じ始めました。
(石の上にも三年と言いますが一年は早すぎますね。笑)
そこからモーレツにお金を貯めてカリフォルニア行きを決意しました。
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英語も得意ではないし何の当てもない。
あるのはサーフィンへの情熱だけ・・・。
そんな夢あふれる!?準備期間を過ごす中で、
楽しみにしていたある雑誌の定期記事、
『サザンカリフォルニア・サーフストーリー』
というコーナーを読んでいた日のことです。
ちなみに『サザンカリフォルニア・サーフストーリー』は、
サーフカルチャーの聖地サンクレメンテから発信された、
コラム形式のコーナーでした。
カリフォルニアへの予習ということで、
毎号欠かさずそのコーナーを読むようにしていました。
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インターネットもさほど普及していなかった当時は、
アメリカ西海岸の話題はとても貴重だったのです。
(たしか波情報もダイアルQ2で調べる時代。)
ぼくは西海岸にときめきに似た想いを寄せていました。
そんな南カリフォルニアのコラムを読んでいて、
ある日ふと目に飛び込んできた文字がありました。
それは・・・、
本気でカリフォルニア行きを決意するまで目に入らなかった文字。
その記事を書いていた方のメールアドレスでした。
誰だと思いますか??
そこには、
funaki@・・・と明記されていたのです。
早速わたしは”西海岸への思いの丈”をメールしました。
「いつもカリフォルニアの記事を楽しみに読ませていただいております。
この度カリフォルニアに行くことになりまして・・・」
すると返信がすぐに来て、
「こちらに来た際はぜひ遊びにきてください。」
そう、
これが弊社ナキサーフ主宰である船木とわたしが出会ったキッカケだったんです。
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カリフォルニアに行った後は、
船木からサーフィンの真髄(奥深さ)を日々学ぶことができました。
すでにNAKIの名はサーフィン界に轟いていて、
サーフ誌の権威「SURFER’S JOURNAL」で特集を組まれる一流フォトグラファー。
普段の生活で垣間見せるインスピレーションに圧倒される毎日だったので、
それについていこうと必死で生きていた思い出があります。
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その波乗りを通して学んだ中から、
今日は『洞察力』についてピックアップします!
洞察力というと”直感的なチカラ”の意味合いが強いですが、
その直感という感覚は、
毎日意識することで磨かれる気がするのです。
「目の前にある多くの事象から瞬時に最良となるモノを選びとる能力。」
それはまさに、
見えるものから”見えていない先のビジョン”を判断していくチカラなのだと思います。
例えば、波の割れ方や流れ、うねりの方向によって、
地形やテイクオフスポットなどを読み取り、
もっとも綺麗にブレイクする波を予測します。
どの波が長く滑走できる波なのか、
どの波がメイクできるバレルなのか、
巧者はそういう見えないものから良い波を判断しているのでしょう。
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波に触れるだけでなく、
波から得るものを意識する。
うねりの中のコブ(テイクオフスポット)、
滑走面のくぼみや傾斜の予測、
そういったモロモロを瞬時に判断するチカラが巧者にはあるのです。
だから良い波ばかり乗れちゃうんじゃないか、と。
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それはどの世界でも一緒で、
イチローの選球眼、
今は亡きジョブズのApple経営、
やり手営業マンの取引先を読むチカラ、
すべて見えないものから最良を判断する能力で、
「一流」を勝ち取っていくのでしょう。
バッターボックスに立つ数分間のために、
どれだけ多くの時間をかけて準備しているのか?
周到な準備が洞察力を高めるとも言えそうです。
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無風で美しい波の日に、
船木とサーフィンをしていると、
ペリカンが餌をとるために海面に急降下してきたことがありました。
その時の船木の一言が印象に残っています。
『ペリカンとか野生で生きる動物は人間と違ってさ、
風邪をひいたりして餌をとる能力がなくなれば、
生死に直結するんだよね。
そういうことで感覚が磨かれていくんだろうな。』
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見えないものを見るチカラ。
意識して磨けば見えてくるビジョン、
きっと生まれた時から誰にでも備わった力なんだと思います。
意識することではじめて開けてくる世界、
カリフォルニア行きを決意した時に見えたあのメールアドレスのように。
(じゅん)
fineですよね。自分も読んでました。
mさま
そうです!fineのコラム記事です。あそこからカリフォルニア情報を得ていました。ありがとうございます!