昨日は、
日中に台風が横を通り過ぎていくという珍しい日となった。
Windy等の予想では、
およそ１５時から南風となるとあった。
うねりのピークもそのくらいで、
想像としては、
風とうねりが一緒にやってくるので、
その一瞬５〜１５分くらいに極上のエクセレンスだとイメージした。
風が北ベースだったので、
朝の通勤時間を過ぎてから、
タマサキ南端となるマリエルを目指した。
到着後、
うねりはまだそこまで上がっておらず、
けれどなかなかの波がミドルタイドのリーフに沿ってブレイクしていた。
昨日は月曜日。
総料理長関係がやってくる日で、
なんとアリティア・ロシニョールを総料理長が連れてくると聞こえた。
アリティアは、
デザートを創る天才だ。
詳しくはこの４０ｃｍくらい下に明記しておく。
午前中の波はまだモモコシ。
モモコシというのが業界用語で１ｍ前後、
背丈の半分程度の波高を言う。
まずはそのゆるやか波で彼らと一緒にハッピーサーフ。
メンバー：涼くん、
アリティア、
シバちゃん、
ハスラーマシコさん、
ナッキー
（私たちだけ）
私はグライダーで、
時折やってくる特大セットに標準を合わせ、
ピークのウエッジをカタパルトとして、
１００ｍ先まで押し出すようなテイクオフを目指した。
じきにマシコさんが、
モモが擦れたので上がるという報告があり、
私たちは、
「本物のサーファーなら耐えよ。
やがてそこが強化されるから」
と伝えたが、
そのすきにシバちゃんが駐車場まで戻ってしまった。
（ボード交換）
やがてアリテアは、
生まれて初めて横に行けて、
つまり波壁を突っ走った。
その感動で総料理長ポーズを示し、
一同は大きく湧いた。
涼くんは、
これまでタマサキやジュクオンのパワフル系波を得意としていたが、
押しの弱いリーフ波（サイズが上がると怖い波に豹変するのだが）に苦戦し、
テイクオフで「インパクトパドル」が出せないでいた。
「とにかく乗れそうだと思ったら、そこから激烈なパドリングを一発かますこと」
「しっかりと波をしとめること」
彼はそれらをかかげつつ取り組むと、
それも功を奏して良波に乗って総料理長ポーズを繰り返していた。
その後、
波が上がってきたので、
ナッキーはTheOne PURE７２（２１８ｃｍ）でマリエルに移動していった。
なんと彼女はそこで人生最高の波を得た。
あわててパドルアウトした私は、
グライダーをレバレッジ・フィッシュ（１９９ｃｍ）と換え、
めくれるような波だけを待った。
すばらしい斜面で、
２本目は、
「サバ手が良かったです（錦糸町：麺魚の大将）」
と言われ、
３本目は巨大な穴蔵波となった。
ブレるように動く斜面にフィッシュを押し付け、
フィンからのトラクションを主体にかっ飛ばしていった。
めくれていく穴波は永く続き、
最後にキックアウトすると、
サーフィンの持つ圧倒的な感動にしばしふるえていた。
最近はおだやかな波ばかりだったので、
すっかりこのことを忘れていたが、
感動的なことがまたやってきたのだ。
さて、
前述したアリテア・ロシニョールのことをここに。
パティシエ世界で彼の名を知らない人はいないだろう。
世界一のパティシエとされるセドリック・グロレが、
「私の次はアリテア（仏：アリチア）だ」
そう名言してからというもの、
彼の人生は変わった。
アリテアは、
デュカス・パリのアジア地域担当エグゼクティブ・シェフパティシエ。
甘味担当として、
彼のレストラン（グラン・メゾン）を日々訪問し、
日々デザートの概念を覆し続けている。
（現在はジャポン担当）
アリテアが統括するシェフ・パティシエ店を以下に。
「ベージュ アラン・デュカス 東京」
「ブノワ」
「エステール」
「ブノワ京都」
「MUNI ALAIN DUCASSE」
「MUNI LA TERRASSE」
「Blue by Alain Ducasse」（タイ）
「Alain Ducasse at Morpheus」
“アリテア・ロシニョールは、
現代フランス菓子の秀逸なる資質をすべて備えている”
ーアラン・デュカス
ナッキーの伝説波はTheOnePure７２で達成。
私はレバレッジ・フィッシュ６.６３４（１９９ｃｍ）で超マンライ。
昨日はツインザー・タブ装着。
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【巻末リンク：アリくんはすごい！】
【サーフィン研究所盛夏渾身号】真夏の無人２００ｍライドの真実＿アリテア・ロシニョール＿ネギ天定食＿鉄人たち＿（１８７３文字）
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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