photo by Christian Wach/naki
こんにちは、
こちらは大雨、そして所により雪!
そして快晴。
そんな異常気象の3月のはじまりです。
まずは、前回というか先週書きたかったのですが、
時間がなかった
[ちょっぴりテクニック編] です。
斜面が切り立つ/掘れる系のクローズアウトは、
波の裏側に出られる脱出ができると、
次の波インパクトも喰らいにくい=沖にも出やすいので、
とても実用的な隠れテクニックです。
波上からのキックアウト(プルアウト)もいいのですが、
これだと一瞬で切り立つ激烈波先がどうにも信用できないので、
私は波の中から裏側に出ます。
Nation Sonic Boom 5’4″
基本はボトムターンの要領。
ただ違うのは加重し続けるということ。
ターンの狙いというか目標物は、
波の裏側なので、そこに見えない視点を定める。
顎を引き、そのままターンを継続。
体を小さくして、
そのまま波の中に向かってターンしていきます。
波斜面にノーズを刺す(挿す)ように。
突き抜けてもボトムターンの姿勢を貫きます。
ボードが浮き上がってきたらパドリングの姿勢に。
これで完了。
この位置だと、浅瀬となる一歩手前の位置なので、
次の波で戻されることなく沖に戻れます。
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こんな地味テクですが、
じつはボトムターンだったり、
低いしっかりとした姿勢制御の練習になるので、
全体的なサーフィングの裾上げにもなるのですよ。
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さて、サンクレメンテの午前中は大雨でした。
この後、
ハンティントンビーチには大雪が降るようで、
そんなことは夢にも思わなかった私たち。
ジョエル・チューダーから続くウナクネ、
いやオルタナ家系を継ぐコーリー・コーラピントは、
自分の欲しいフィンをそれはていねいに、
きれいに実物大で描いてきた。
自分もこんな17歳だったらよかったなぁ。
微笑ましいし、すてきな青春だと思います。
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その雪情報@インスタグラム。
SURF RXのアンバー、
リユニオンのりょうさん、
GoPro使いのロビー・クロフォード、
パンカー・パットことパンちゃん、
硬派サーフで知られるスタブ・マガジンにキャッチサーフのハンティントンビーチ画像です。
不思議だが、
この雪はハンティントンビーチ近辺にしか降らなかったようで、
ウエザー会社は、
「上空の非常に冷たい寒気と、強い嵐が重なったから」
そんなありきたりの解説だった。
21年以上もアメリカに住んでいますが、
南カリフォルニアの沿岸部に雪が降ったということはありません。
豆粒大の雹(ひょう)も降ったようで、
水不足が続く地区に大雨をもたらせたこの春の嵐。
自然はいつも不思議なことを起こします。
©LAタイムス
©LAタイムス
カリフォルニアの子どもたちにとっては、
生まれて初めて見る地元の雪ということでしょうね。
季節の変わりめのようです。
みなさんも暖かくしてお過ごしください。
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