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naki's blog

【ドラゴン・グライド・プロダクション編集部謹製】華厳フリーフロー_(1486文字)

こんにちは、

梅雨の真っ直中と言いますか、

抜けないトンネルのような雨が今日も降っております。

さて、

この週末の2日間は、

NAKIの代役として、

ドラゴン・グライド・プロダクション編集部より、

華厳(ケゴン)がブログを取り持ちます。

本日もどうぞよろしくお願いします。

中村竜さんのサーフィン研究所というのがあり、

各地に支部が点在しております。

そのサーフィン文学部を立ち上げました。

その沽券(こけん。値打ちという意味)にかけまして、

本日は、

ドラグラ・プロダクションズ仲間を表現していきます。

まずはタキビ神さん。

タテノリ(パラレル・スタンス)の達人は、

いつもファンクでグルーヴィーなフィールを立たせている。

タキビ神さん独特のレイル加重が、

次第に比重を増していく展開となって、

Aメロが終わろうとしている。

タキビ神さんは、

この純粋な”グライド”で、

まだ見ぬフダラックへ自らを誘っているのだろうか。

ラカ太郎くんは、

サーフィンが大好きな6年生。

バックサイドのバレルを得意にしていて、

いつも彼を見るたびに

「ターンではない、トリムだ」

というフィル・エドワーズの言葉を思い出してしまいます。

“Trim not turns”

トリムの美学という魅力が、

ここに凝縮されているようだ。

太郎くんが具現化したエドワーズの無形遺産と、

偉大さがこのセットアップから漂うように伝わってくる。

法王就任まであと7年。

まっすぐに育て。

ナッキーさんのセットアップ。

彼女もただものではない。

ポエトリーな加重と、

ストレイト・アップなスタイルがからみあい、

ウイスパーに感じるほどのグルーヴ感を編み上げている。

そんな豊潤なメロディにも似たトリミングは、

私たちにとって一種のロマンでもある。

このあたりのシーバス・キラーと言えば、

石塚晃さんではないでしょうか。

池田潤さんを師匠に持つグレイトサーファーで、

その薫さん系譜のダンディズムを練り上げている。

オーシャンマン。

「私の写真は載せないで」

そう言っていましたが、

やはり使います。

バックサイドのパーフェクトなセットアップ。

レイル加重の位置もスタンスも「引き」の美学。

トリムラインを軽々トレースするアルチザンぶりに胸をつかまれた。

沖から父ちゃん=アキ・ミヤザワさんが、

滑走する軌跡を見ていて、

こういうのも好きなんです。

昔の写真です。

2017年。(巻末リンク)

ルリエルちゃんが3歳。

しかも8月28日なのでなったばかりのショットです。

このときにすでにバランスの良いサバ手になっています。

年季が違う。(笑)

ラカ法王38世が千葉に来られたときのショットでしょうか。

お二人は、

ワインのエチケットにあるサバ手に反応されたのでしょう。

令和になると、

タキビ神さんが神格化し、

法王が串焼き屋さんになりましたが、

ウナクネ黄金時代を支えた功労者たちの夜会前のうれしさというか、

そんなノスタルジア。

夜会とはタキビナイトのことですね。

念のため。

2018年3月作品。

夜明けの光明を待ちわびるタキビパレスであり、

晩冬のヒンヤリが伝わってくるセカンドライン。

“RACA”とステンシルで染められたTシャツ。

時の移ろいを感じさせてくれる。

山下達郎の盤が、

偶然花の色とマッチしていて、

そんな凝ったミックスダウン。

これも3年前のバナーで、

NAKIがたった24時間で制作したというサーフボード。

フィンなどはないので、

こうしてフィンレス派とのバナーになるという洒落がまた良い。

【その24時間製作ボードの顛末】

【なぜか特大号】サバ国際化_Saba Knight Errant_土曜日だけで作った自作ボード『マイシャローナ』_痛い人たち_(3258文字)

【巻末リンク:タキビ神の真理】

【特大号】フィンレスVSサバちゃん!?_波に乗ることの真理を得た日_(2673文字)

書き散らかしてしまいましたが、

明日の後編に続きます。

ハッピーサーフィンと、

すばらしい土曜日を!

ケゴン